「日医工」再建決着、国内ファンドと医薬品卸大手の傘下に…200億円の出資受け
先日、多額の減損損失により債務超過に陥ることを開示した日医工(東証プライム)が、国内投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)と医薬品卸大手メディパルホールディングスから200億円の出資を受け、経営再建を目指すことを発表したという記事。
「JWPが8割、メディパルが2割を出資する新会社が、来年3月末までに日医工の第三者割当増資を引き受け、日医工株の9割を取得する。将来は完全子会社化する。日医工の株式は来春に上場廃止となり、田村友一社長は3月末頃に引責辞任する。」
第2四半期決算は...
「日医工は14日、今年9月末時点で、負債が資産を上回る債務超過額が356億円に上ったと発表した。2022年9月中間連結決算(国際会計基準)は、最終利益が548億円の赤字(前年同期は145億円の赤字)で、赤字幅が拡大した。」
JWP主導で日医工再建へ 200億円増資、田村社長退任(日経)(記事冒頭のみ)
「JSD以外の少数株主には総額約25億円を交付する。1株あたりの交付額は36円と足元の株価(14日終値で380円)を大きく下回る。」
第三者割当による新株式発行及び定款の一部変更、株式併合及び単元株式数の定めの廃止、資本金及び資本準備金の額の減少、剰余金の処分並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動についてのお知らせ(日医工)(PDFファイル)(30ページ以上ある長いプレスリリースです。)
「当社は、本日開催の取締役会において、株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ(以下「JWP」といいます。)が管理・運営する合同会社ジェイ・エス・ディー(以下「割当予定先」といいます。)を割当先とする払込金額の総額 200 億円の第三者割当による当社普通株式(以下「本新株式」といいます。)の発行(以下「本第三者割当増資」といいます。なお、本第三者割当増資は、下記「Ⅱ.本第三者割当増資による新株発行」の「1.募集の概要」に記載のとおり、本第三者割当増資①及び本第三者割当増資②により行われます。)を実施することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。また、当社は、本日開催の取締役会において、当社の株主を割当予定先のみとするために、本第三者割当増資の実行後において、当社普通株式 70,384,700 株を1株に併合し、割当予定先以外の当社の少数株主の皆様に対し、総額で約 25 億円(1株当たり 36 円)の金銭を交付すること(以下「本株式併合」といいます。)を決議いたしました。」