太陽監査法人と優成監査法人が来年7月に合併するという記事。
「監査法人中堅の太陽監査法人(東京・港)と優成監査法人(東京・千代田)が合併することが1日、分かった。監査先の上場企業数は約200社、抱える公認会計士は500人を超す。規模拡大で監査業務の高度化に対応できる体制を整え、大手四大法人を追う。東芝の経営難が会計不祥事から始まったこともあり、監査の質向上が一段と求められていることにも対応する。」
「上場企業の監査数で太陽は144社(6月末時点)と既にあらた(122社)を抜き業界4位。監査先が51社で9位の優成との合併で監査企業数は約200社に膨らむ。合併後は重複業務の効率化を進める一方、積極投資や海外展開を進める。
特に強化するのがIT(情報技術)や人工知能(AI)関連の投資だ。情報処理量の増大をにらみ業務効率化を求めてAIの活用を進める考えだ。」
四大法人以外の受け皿に 太陽・優成監査法人合併へ(日経)(記事冒頭のみ)
「規模拡大の背景には、相次ぐ会計不祥事で監査の質向上や組織整備の強化が求められていることがある。東芝問題を機に盛り上がる監査法人の交代制の議論を見据え、四大法人に続く第5の受け皿になる狙いもある。」
「東芝は今年、原発事業に絡む損失を巡りPwCあらたと意見が対立し、監査法人の変更を検討した。四大法人とは利害関係が多く太陽への変更も取り沙汰されたが、太陽の規模では東芝を引き受ける余裕がなく実現には至らなかった。」
規模拡大により報酬依存度の問題をクリアして、東芝の監査を引き受けるのでしょうか。
両監査法人のウェブサイトを見ても、まだ公式発表はなされていないようです(2日午前現在)。
太陽有限責任監査法人
優成監査法人
最近の「公認会計士・監査法人」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事