あずさ監査法人は、「有価証券報告書 サステナビリティ情報開示に関する調査」を、2024年1月30日に公表しました。30ページほどのパワポ資料です。先日の日経でも、この調査を元に記事にしていました(→当サイトの関連記事)。
2023年3月期の有価証券報告書を提出した上場会社2,336社を対象としています。
「本調査の主なポイント」より一部抜粋すると...
「2023年3月期の実績値を開示した会社は、上場会社2,336社中Scope1は14%(320社)、Scope2は14%(318社)、Scope3は4%(86社)であった。」
「2023年3月期の実績値を開示している事例だけでなく、概算値や速報値である旨を記載したうえで2023年3月期の数値を開示している事例や、過年度の実績を開示している事例も含めると、Scope1およびScope2は30%、Scope3は10%の企業が開示していた。」
「2%の企業で、過年度の何らかの指標について第三者保証を受けている旨の記載を行っていた。ただし、有価証券報告書上において保証報告書を掲載している事例はなく、また、そのすべてが限定的保証だった。」