石田衣良は、考えること、書くことが「楽しくて楽しくて」と言っていた。
イッセー尾形は、お客さんが笑ってくれることがとても嬉しそうだった。
海外公演で日本とはまた違った文化を持つ国々の人が同時通訳を介して、また国内とは違った笑いが生まれることの驚き、喜び、楽しさ、のようなものを感じているのが伝わってきた。
自分はこの仕事をしていて楽しいか。
この仕事に喜びを感じているか―。
自己満足だけではあまりにも空しい。
私の場合、自己満足すらできていないけど―
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どうせするなら、
自分が楽しさを感じている、
自分がすることで人が喜んでくれる、
そういう仕事ができたら幸せだ―。
そうでければ、
楽しさも誰かが喜んでくれる喜びも、
そんなの何にも関係ない仕事をした方がいい、そう思った。