昨日、今日になるのかな、初めて母の夢を見ました。
6年前に他界した父が寝かされている布団の隣に、母が並んで横たわっているのですが、ほどなく母が目を開けて、生き返って、朝起きるように普通に起き上がるんです。
それを見ていた私は、「やっぱり元気になったんだね!」と喜ぶのですが、
母は「もういいんだよ」と言う。
なぜこの夢をみたのかと考えてみると、昨日、「日本女性の平均寿命は86.61才で世界一」というニュースを見たからかもしれません。
80だった母の死は、やっぱり早い、しかもウォーキングや水泳もやって
食事にも気をつけてピンピンしていたのに・・・、という思い。
元気だった母の急転直下のような死を、私の心の奥底では
まだ受け入れたくないし、受け入れられないのかもしれません。
電車で2時間半の距離のあの実家に、去年の夏同様に母が暮らしているような気がしてしまうのです。
「もういい」という言葉は、亡くなる当日、兄が聞いた最後の言葉。それまで一度も、誰にも、痛みやつらさ、弱音をはかなかった母の、最初で最後の本当の気持ち。
母は、これまで見せたことがないくらいとても痛がっていたらしく、この痛み、苦しみはもうたくさん、そういう意味の言葉だと思います。
病院から10分の実家にいた兄も看取りに間に合わず、最期の瞬間を母一人で逝かせてしまったこと、それを思うとなんとも切なく、ごめんねといいたい。
母に届け、この思い。
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カイルア
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カイルア(管理人)
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