私にとって映画は楽しくて笑いがある方がいいです。その点「オケ老人」も「ディア・ドクター」も観客を笑わせて今の社会の矛盾をさりげなく描いていることでも共通しています。違うのは「オケ老人」荒木源さんの原作と映画と相違点はあるものの「映画と原作はこんなもんだろう」という範疇にあります。小説の方がスパイも出てきて内容にボリュームがあり、映画は小説では表せない演奏の部分を目と耳で楽しむことができます。「ディア・ドクター」は「昨日の神さま」に収められていますが、映画との共通点を探すことが難しいです。どちらの映画も一回だけでなく何回か見ました。原作も何度も読みました。「ディア・ドクター」はこの小説から西川美和さんが、どのようにして笑福亭鶴瓶をニセ医者として登場させたのか想像するのもいいかもしれません。
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