⑥ 猫神さま
二和多理神社は竹内宿彌を祭神とする梶賀の鎮守として数百年間、村民の心の拠り所として崇拝されてきた。その後猫神権現を合祀し仙光院を別当としてまつり継がれた五穀豊穣を祈る神様である。
⑦ 猫神さまの石碑
梶賀に帯刀と言う者が住んでいた。その妻に大蛇がまといつき困っていた。飼い猫が妻によくなつき、いつも離れることがなく、かわや(トイレ)までついていく程であったが、その時の猫の目は異様でしだいに恐ろしくなった。ある日妻がかわやに行った後を帯刀がついていくと猫の目は恐ろしく、ただならぬ様子に帯刀は脇差で猫の首をきりおとした。切られた猫の首は天井まで飛び大蛇に咬みつき、妻を守ったとつたえられている。