爺ちゃんの戯言(たわごと)

時の速さに置いてきぼり!

ジョーカー(映画)を観たぞ!凄い!

2019年11月10日 | 日記
ジョーカーを観てきた。
バットマンの最強の敵、悪役NO1,殺人鬼・・・等と言うインプットされたヒール像が
どうしても頭に入り込んでいる。
又、第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門の最高賞(金獅子賞)を受賞したと言う
ニュース。
それらの事はすべて忘れて観る事をお勧めしたい。

世の中の薄情な現実により社会から疎外された一人の大道芸人が知らず知らずのうちに
その理不尽の中にどっぷり漬けられ精神的にも肉体的にも底辺の底辺をさまよう現実に
思わず胸が痛くなる。

この主人公は精神的な障害を持っており公営の福祉施設で治療を受けているのだが
市の予算削減という形でその施設を失ってしまう。

更に主人公を引きずり込む不幸の連鎖。


そんな彼にに追い打ちをかけるように地下鉄での三人の酔っ払いによる集団暴行に
怒りは頂点に達し、遂に三人を銃で殺してしまう。

今まで世間から目を向けられたこともない男がその殺人により初めて犯人という
形で社会から注目されるという得体のしれない快楽を覚えたのかも知れない。

年老いた母との生活で疲れ果て困窮する主人公に覆いかぶさる自分の出生の秘密が
更なる迷路へと誘い込んで行く。

そこからの主人公は悪への覚醒と言うより世の中の理不尽に憤怒した男が糸で操られる
ピエロの様に悪の道化師へと変身していく。

この糸を操る者とは何であろうか??? 悪魔??? 人間に与えられた善悪の見極め???
それとも・・・?

今、社会で現実に起きている犯罪に善はあり得ないが、そこに至る過程にもう少し目を向けても
罰は当たるまいと・・・・・。
それが少しでも犯罪の抑制になれば【ジョーカー】は立派に役目を果たした事になろう。

最後のエンドロームの中、誰一人として席をたつ姿がなかったのは、もう一度頭の中で
その過程を反復しているのだろうか?
それともあまりの衝撃によるものでありましょうか!

最後にジョーカーを演じた【ホアキン フェニックス】の怪演は間違いなくアカデミー賞
主演男優賞と声を大にして言いたい。



人の寿命は・・・?

2019年10月27日 | 日記
もうすぐ11月。早いですねー  月日の追いかけは!
65歳の定年退職から7年という歳月が過ぎ、爺さんと呼ばれるのに何の違和感もないようになってしまいました。

私は80歳までは生きるであろうと勝手に思っています。
父親の享年が85歳、母親は95歳までの長寿でした。
寿命は遺伝すると それこそ勝手に思っての事です。

癌という病気も又、ほぼ遺伝であろうと無い知識で思っていましたが、それは違うと今では
ハッキリ言いきれるようになりました。
私の身内に遠い親戚まで含め癌を患った人は誰一人としていませんでしたが、私自身【胃がん】と【前立腺がん】と
二度の病魔に侵されて大事な臓器を二つも失いましたから・・・。

癌は生活習慣病が大きな原因であると言う事実に寿命も又、親が長寿だったから等と言う安易な考えで納得してはいけないと
言い聞かせ何事も【節制】と言う二文字を心掛けるようになりましたよ。

そして80歳までは生きるであろうと思うのは、せめてそれまでは生きたいとの願いでしょうね。

正月が近づくたびに、なにか寿命のタイマーが回っているようで重いものがありますねー。

幼い頃正月が近づくとワクワクしたあの弾んだ心が懐かしい。
いや! 幼いころではなく最近までまだ ワクワクした心があったような気がするのに・・・・・。

もうすぐ11月。早いですねー  月日の追いかけは!

「チャッチャッとやりなはれ」この言葉は凄い!

2019年10月23日 | 日記
NHK 朝ドラを観ています。戸田恵梨香演じるヒロインが下宿屋の女中として働く所の指導役の女中を演じている三林京子の
言葉がこれまた、凄いのです。
意地悪でもあり情け深さもありの強い存在感でヒロインを教育する姿はこの上ない上手い役者さんだと脱帽します。
もたもたしているヒロインに発する言葉・・・「ちゃっちゃっとやりなはれ」!この言葉が凄い!
そうそう何度もドラマで発せられる訳ではなく要所要所で何度か映し出されたこの強いインパクトのある言葉!
同じくNHKの【ちこちゃんに叱られる】の「ボート生きてんじゃーねーよ」の言葉も凄いですが
私にはその言葉に匹敵するぐらい、いやむしろそれ以上に「ちゃっちゃっとやりなはれ」は心に響き渡ります。

私の女房殿などは私が食事の後片付けをしていると「ちゃっちゃっとやりなはれ」とムチを入れる始末です。。
また、けなげに掃除機をかけていると「ちゃっちゃっとやりなはれ」・・・ですよ(トホホ泣)
そしてその後に「ボート生きてんじゃーねーよ」とグサッと、とどめを刺されます。

食事の後片付け、家の掃除、その他 もろもろ 感謝してほしいくらいですよ・
おや?  いつの間にか愚痴になってしまいました。
あまり長くても何ですのでこの辺で【ちゃっちゃっと】ペンを置きますか!

追伸  久しぶりにブログを書きました。  まだまだ爺ちゃん元気です。

死が近いかな?

2017年04月19日 | 日記
    新緑の季節に入ります。一年を通して私の一番好きな季節です。
【目に青葉、山ホトトギス、初ガツオ】・・・と江戸中期の俳人 山口素堂の句です。
目にも鮮やかな青葉、美しい鳴き声のホトトギス、食べておいしい初ガツオ・・・と春から夏にかけ
江戸の人々が最も好んだものを俳句に詠んだと言われています。

時を経て今の時代とて、まったく同じでありましょう。
少し前まで咲き誇っていた桜も見事に散り際の潔さを披露した後に、時を覆いかぶさるがの如くに青葉の息吹が
景色を変えています。

新緑に色を変えた木々たちの頭上を見上げれば真っ青な天空のキャンバスが置かれ、そこに書き込まれた木々たちの息吹の色との
対比が何と厳かで壮大である事か!・・・と一瞬、呼吸をするのさえ忘れる有様です。

思い起こせば何十回と毎年見ている風景が今年は特に私の目と心に焼き付きます。これは何かの暗示かな?
後、何回この景色を五体で感じる事が出来るかは神のみぞ知る処ですが、出来ればこの季節に天に召され天空の真っ青な色の中に吸い込まれるように
白い煙を書き込めたら本望だ・・・等と思いめぐらす爺さんでした。

白い煙ではなく黒い煙だったらどうしましょう?   焼き場の窯だけが知ることです。



時代劇の醍醐味である殺陣!

2017年03月08日 | 日記
昔の時代劇全盛期の頃、殺陣は大きな役回りを持ったものである。
ここで私なりの立ち回りの上手かった時代劇スター ベスト5を述べてみたいと思う。

1位  若山富三郎(この人が何と言ってもナンバー1でしょう・・・寂しい事に若い人は知らないと言う
          時代になったのでしょうか?  勝新太郎の実兄です)
2位  近衛重四郎(子供の松方弘樹はそっくりな殺陣の形でしたねー  殺陣も遺伝するのですかねー?)

3位  大友柳太郎(丹下左膳の左手一本での立ち回りは圧巻でした)

4位  座頭市に限定の勝新太郎

5位  萬屋錦之助

いずれの方も、もうこの世の人ではなくなりました。

現在元気な姿を見ることが出来るスターと言ったら
暴れん坊将軍の松平健さんなんかも立ち回りは上手いですね。
北大路欣也さんも最近時代劇での姿を見る機会が少なくなりましたが上等な殺陣を見せてくれます。

ちなみに私の好きな時代劇NO1は萬屋錦之助が演じた東映映画、宮本武蔵  全5部作(内田吐夢監督)かな。