爺ちゃんの戯言(たわごと)

時の速さに置いてきぼり!

人生の最終章

2016年12月27日 | 日記
雨が風を伴い激しく音を立て窓ガラスを揺らしている。
歳末の この荒れた空はあまりにも寒すぎる。

今年も後わずかだ。
世の中が年の瀬であわただしく動き回っているのに私は時間の流れの中に何もしないで身を委ねている。
幸せな事なのだろうか?  感謝すべき事なのだろう。

しかし ふと思う!
生きて後、せいぜい10年であろう・・・と!
【歳月 人を待たず】の例え通りに、どんどん過ぎ去る時間はあっという間の年月であろう・・・・・と。

定年退職してからの4年数ヶ月はまさしく時の速さに置いてきぼりされたのだ。

年賀状には・・・来年古希を向かえる私ですが、まだまだ探求心旺盛で前を向いて進んで行きます・・・・・と書いたばかりだ。
どこに探求心があるのだと自分を問い詰める。

毎日を只、漠然と過ごしている日々の何処に前を向く姿があると言うのだ。   ばか者!・・・・・大ばか者!!!


 





送られて来たリンゴ

2016年12月26日 | 日記
昨日田舎の親戚からリンゴが送られてきた。
毎年この時期届き 私達夫婦もそれなりにお返しをしている。
今年は黄色いリンゴが送られてきた。

しかし今年のリンゴは・・・かなりひどいものでありました。
24個の送られ来たリンゴのほとんどの物が傷ついたり、ぶつけた様なアザがあるリンゴだったのである。

毎年送られて来た時にはお礼の電話をしている。
今回もこれから電話しようと思っている。

果たしてこのリンゴの品質を言ったほうが良いのか迷っている。
業者が【ずる】をしているのであれば知らせなくてはいけない。
(毎年リンゴ業者に頼んで送ってくれている)

失礼に当たらないように言うにはどのような言い方が良いのかなどと考えてしまう。


このまま何事もなかったようにお礼の電話で済ませてしまえば、何事もなく平穏に時は流れるが果たしてそれは正解だろうか?

相手が姉妹ならば何の遠慮もなしに正直に言えるのだが・・・親戚(亡くなった母の妹の息子の嫁さん)となれば話は別だ。


どうしたもんじゃろのー???・・・と悩んだ末にブログに書き込んでいる私である。

     全てこのようなりんごでした。

壊れた椅子

2016年12月26日 | 日記
昨日長い間愛用していた背もたれの椅子が壊れた。
三段ギア切り替えの とても座り心地の良い椅子でありました。
背に もたれかかっていたら突然バギッと音を立て後ろに倒れこんでしまった。

どうやら切り替えのギアが壊れてしまったらしい。
それからは どう手を尽くしても椅子の背はバカになってしまい、だらりとした只の邪魔な置き物として私の狭い部屋を陣取っている
粗大ゴミの連絡をして廃棄処理を頼むことになる。

考えてみればこの椅子は12~3年使っている。
購入時は1万円ほどの私の大のお気に入りの椅子であった。
そして何よりも忘れられないのは、この椅子を今は亡き愛犬メイが何よりも愛した場所であった事だ。

ちょこんと飛び乗っては、この椅子の上で数え切れないほどの夢を見たことであろう。
まさしく私の椅子ではなくメイの椅子であった。

亡くなって1年をわずかに過ぎたばかりで、あの子の匂いがまだ抜けきらないこの椅子が無性に愛おしく
壊れたショックは痛烈な痛みを伴った。

今年も残す処、今日を入れて後六日、心寂しい年の瀬である。

 壊れた椅子、在りし日のメイが浮かぶ。

鬼平犯科帳に物申す

2016年12月11日 | 日記
長い間ファンを楽しませてきた王道の時代劇、鬼平犯科帳がとうとう12月3日の放送に於いて
本当の最後になってしまった。
今の中村吉右衛門の鬼平は1985年から始まったと言うから足掛け28年間と言う長きに渡った事になる。

原作者の池波正太郎は今の鬼平を演じている吉右衛門の父である松本白鴎(当時は8代目松本幸四郎)をイメージして
執筆したとも聞いている。

そしてドラマ制作にあたりその本人の8代目松本幸四郎を初代の鬼平にキャスティングしたのである。
その頃の最初の鬼平犯科帳は白黒のドラマではあったが素晴らしい出来で随分ワクワクして堪能したが、それでもどんなに、
ひいき目にみても今の鬼平には叶わない。

つまり、息子は鬼平に於いては父親を遥かに超えてしまったのだ。本当に吉右衛門の鬼平は素晴らしいの一語に尽きる。

この吉右衛門の前に丹波哲郎と萬屋錦之助も鬼平を演じたが、吉右衛門に比べたら比ではない。全く別物の時代劇になっていた。

こんな鬼平大ファンの私が気になってしょうがない事がある。
これはかなり前から感じて興ざめすら感じる事なのだが・・・・・・・・尾行シーンである。

もう少しどうにかそれらしく映せないものか?
誰が見ても・・・あれで尾行がバレないはずはないじゃーないか・・・と言う映像なのだ。


そりゃー映画だから良いのだと割り切って観れば済むのだろうが・・・白けさすほどの映像は許せない。


山中を尾行するシーンなどは誰も歩いていない山道を盗賊の後を付けて行く。 たとえ隠れながらとは言え・・・バレバレじゃんと言う映像だ。
山中の盗賊のアジトを数人で見張る場面なども結構酷い。
あれでバレなければ山中に集結している盗賊たちは全員耳の聞こえない目の見えない人間たちなのだろうと思ってしまう。


せっかく丁寧に人の機微まで描いて深い鬼平ワールドに誘われている最中に・・・この白けは罰金物であろう。

また盗賊を見張るために 火付け盗賊の侍たちが見張る場所・・・【見張り所】の設定にしても、もう少し映し方に手があるだろうにと・・・。

前の商人の屋敷に盗賊の一味が出入りしている。これを見張るために向かい側の二階の住家を見張り所として同心達が待機して監視している。


下から見たら覗いているのが丸見えの映し方だ。これで上から見られているのを気が付かなかったら、その盗賊はよほどの間抜けだ!
すだれを掛けるだとか、画面上に紗を掛けるなどの細かい配慮が絶対必要だし ひと工夫すればいくらでも出来るはずだ!

下から映す時には、丸見えの同心達を映すより、すだれ越しに人の姿は映さず同心達の会話の気配で逆に臨場感が湧きそうなものだが・・・
これはひとえに監督、演出家の責任であろう!
こうしてケチをつけるのも鬼平犯科帳の世界を愛すればこその年寄りのわがままである。



この中村吉右衛門の鬼平が連続ドラマ、単発ドラマ合わせて149作が制作されたそうだ。
今回の150作目で完全終幕を向かえた。


私の部屋の棚を陣取っている数多くの鬼平のビデオを、これからも引っ張り出してはどっぷりとその世界を堪能したいと思う。
エンドロールに流れるジプシーキングスのインスピレーションのメロディーに目を閉じて!


送られて来たリンゴの答え

2016年12月10日 | 日記
昨日のブログで親戚から送られて来たリンゴが、かなりひどい品質の物だったことを書いたけど
その理由が分かりました。

先ずは一応 お礼の電話をした処、送り主(従弟の嫁さん)が言ってくれました。

「今回のリンゴ少し見栄えが悪かったでしょう!
実は今回のリンゴはいつもの業者さんから送ってもらった物ではなく
自分たちの庭でとれたリンゴなの」

「でも味はとっても美味しいのよ」・・・・・確かに味は見た目と違いなかなか美味しかった。
それならそれで手紙やら何かで一筆入れてよ!・・・と思ったが
何はともあれ私の方から先に ひどいリンゴだったと言わずに済んだ事にホットひと息入れた私でした。


さて今年も残す処 あとわずか!
過行く時の音に身を委(ゆだ)ねます。