アカデミー賞の授賞式をテレビで見た。
司会に抜擢されたセス・マクファーレンが思ったより面白く、安心した進行ぶり。
ただ、スピーチがちょっと押しただけで、ジョーズの音楽がなり、はてには訳のわからない正装した子供みたいなのが出てきて受賞者を急かすは如何なものか。
粋じゃない。
ほとんど予想を裏切らない展開だったが、全体的に「アルゴ」が強くてよかった。もっと「ゼロ・ダーク・サーティ」にも頑張ってほしかったが。
最後、作品賞でオバマ婦人が出て来た時に、「アルゴ」か「「ゼロ・ダーク・サーティ」って決まったようなもん、と思ったのは僕だけか。
作品賞
『リンカーン』
『ゼロ・ダーク・サーティ』
『アルゴ』
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
『ジャンゴ 繋がれざる者』
『レ・ミゼラブル』
『世界にひとつのプレイブック』
『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
『愛、アムール』
監督賞にノミネートされなかったベン・アフレックが雪辱を果たす。彼のスピーチが印象的だった。
監督賞
アン・リー 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
スティーヴン・スピルバーグ 『リンカーン』
デヴィッド・O・ラッセル 『世界にひとつのプレイブック』
ベン・ザイトリン 『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
ミヒャエル・ハネケ 『愛、アムール』
本命デヴィッド・O・ラッセルを破ってリー監督2度目の監督賞
主演男優賞
ダニエル・デイ=ルイス 『リンカーン』
ホアキン・フェニックス 『ザ・マスター』
デンゼル・ワシントン 『フライト』
ブラッドリー・クーパー 『世界にひとつのプレイブック』
ヒュー・ジャックマン 『レ・ミゼラブル』
ここは鉄板だったようだ。ダニエル・デイ=ルイスは3度目の主演賞。
主演女優賞
ジェシカ・チャステイン 『ゼロ・ダーク・サーティ』
ナオミ・ワッツ 『インポッシブル』
ジェニファー・ローレンス 『世界にひとつのプレイブック』
エマニュエル・リヴァ 『愛、アムール』
クヮヴェンジャネ・ウォレス 『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』
ジェシカ・チャステインを抑えて、ジェニファー・ローレンスが初受賞。
助演男優賞
アラン・アーキン 『アルゴ』
フィリップ・シーモア・ホフマン 『ザ・マスター』
トミー・リー・ジョーンズ 『リンカーン』
クリストフ・ヴァルツ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
ロバート・デ・ニーロ 『世界にひとつのプレイブック』
激戦の助演男優賞を制したのはクリストフ・ヴァルツで2度目の助演男優賞。
助演女優賞
サリー・フィールド 『リンカーン』
アン・ハサウェイ 『レ・ミゼラブル』
ヘレン・ハント 『ザ・セッションズ(原題) / The Sessions』
エイミー・アダムス 『ザ・マスター』
ジャッキー・ウィーヴァー 『世界にひとつのプレイブック』
これも鉄板。何となくラブコメだけだと思ってたアンの体を張った演技とその歌唱力が凄かった。(ようだ)
脚本賞
ミヒャエル・ハネケ 『愛、アムール』
クエンティン・タランティーノ 『ジャンゴ 繋がれざる者』
ジョン・ゲイティンズ 『フライト』
ウェス・アンダーソン、ロマン・コッポラ 『ムーンライズ・キングダム』
マーク・ボール 『ゼロ・ダーク・サーティ』
タラちゃんの嬉しそうなスピーチが印象的だった。