プリアンプ Quichsilver Audio (フォノイコライザー内蔵)
アメリカ製プリアンプです。
30年程前、色々、オークションで集めていました。
当時は管球式プリアンプはラックスCL-36Uを愛用していましたが、その音色の相違にビックリしたものです。
CL-36Uが貴婦人とすれば、こちらは荒々しいカーボーイと言ったところ、兎に角、鮮烈な音がする。
ジャズを聴くには向いている。暫くこれを使っていました。
その後、おとなしめの音を好むようになり、部屋の片隅で埃を被っていました。
今回、懐かしのLPレコード(50年位前?)を再生すると言う企画に協力することになりました。
できれば、当時のオーディオ機器をメンテナンスして再生できればと考えていますが、未だ、現場を見ていない。下見後に検討します。
自分の受け持ちはLPレコードプレイヤー(カートリッジ)と フォノイコライザー内蔵プリアンプです。
現在、LPレコード再生イコライザーは専用品(半導体式)を使っています。
SN比(信号/雑音)が高く、MC型カートリッジも昇圧トランスなしで使えるので便利だからです。
LPレコード再生時には増幅段は真空管に任せたいと思っています。
今はMM型カートリッジを使っているので、再登板になるかも・・・
操作部の拡大
古いアンプによくあるPHONO TUNER AUX (外部端子)、TAPEの他、
CD、VIDEOもある。つまり、新時代(CD誕生以降)の設計による管球式プリアンプであることが分ります。
このプリアンプは左右ボリュームが別になっている。左右のバランスボリュームはあっても使わないことが多く、実用的と思いました。
長く、放っておいたので、ガリは出ていますが、ガリガリ擦っていたら、実用上は支障がなくなりました。
早速、試聴しました。「鮮烈」音が迸る。今回の企画(歌声喫茶?)には合わないかも・・・
左半分:電源部 右半分左:プリ増幅部 右半分右:フォノイコライザー部
合理的に整理してある。電源部は整流管を2本使ったこだわりが感じます。
愛用の全段差動300Bアンプはバランス入力端子しかありません。
Quichsilver Audio プリアンプシングル(RCA)出力端子しかありません。
そこで用意したのが
「シングルーバランス」変換トランス
アンプはこれでいくとして
残るはPレコードプレイヤー。
手元にあったベルトドライブ式
カートリッジがアーム直接接続式。
手持ちのカートリッジはヘッドシェル付き
取り付けは意外に面倒そう。躊躇しています。
記念撮影