美術館は入場料を支払って、たまには入ることはあったけれど、
画廊、その展示会に行くとは、自分には想像さえ出来ませんでした、
画廊は、美術品を展示し、顧客に買ってもらう場所です。商取引の場です。
自分には全く縁のない世界でした。
作家さんから見れば違う。
個展・グループ展は自分の作品を発表する絶好の機会なのです。
2年前、偶然の機会で、画廊に出入りするようになりました。
全くの未知の世界でしたが、気に入った作品を購入し始めました。
家に持って帰って、飾るのも楽しい。
その一方、
好きな画家さんの作品を自分が見るだけでは、もったいない、つまらない。
と言う思いが募りました。
試しに、ありがた迷惑は承知の上で、知人宅に持ち込み、
個人が展覧会では出来ないこと(しにくいこと)をすることにしました。
好きな場所に置いて、十分に見て(触って?)貰うことにしました。
画商が顧客に絵を持ち込んで購入交渉をするような場面を想像して貰えれば、
それに近いと思います。
二箇所に持ち込みましたが、好評でした。
「見せびらかしの迷惑料の土産」を持参したのが効いているのだと思います。
友人とのワンパターンの会話も、友人の家族も巻き込んでいつもより弾む。
「それは置いていっても良い」と言う友人もいましたが、丁寧にお断りしました。
楽しい。