レコードは半永久品だけれど、ポリ塩化ビニール製品なので摩耗します。
レコード針先はダイアモンドでも摩耗します。実体顕微鏡で見れば分かるそうです。
寿命は針先の形状(丸針、楕円針等)で寿命の違いはあるけれど、数百時間です。針先以外のパーツ、ダンパーも経年劣化する。
長く愛用しているカートリッジは本来の性能は失っていると考えて良い。
定期的に買い換えなけれならない。肉眼では分からないのが厄介です。
高級カートリッジで思い浮かぶのはMC型カートリッジ。古いカートリッジは廃番になっている。
新製品も出ている。手作りで販売数が少ないのだから驚くような高額品。数十万円する。
仮に50万円のMCカートリッジの寿命が500時間としたら、ランニングコストは1000円/1時間。極一部のマニアの専用品でしょう。
MC型カートリッジは「針交換」ではなく「本体の交換」です。廃番品は他の型番品に交換となります。
DENON製MCカートリッジの交換代金は製品価格の2/3程度でした。下取り交換なので、差額さえ払えば、他のカートリッジと交換ができました。DL-103シリーズの
DL-103S、DL-103Dも聴きました。楕円針でした。
MM型カートリッジはMC型カートリッジに比べて構造が簡単。針交換が出来ます。価格も安い。
今は日本精密宝石工業のSAS(スーパーアナログスタイラス)仕様のオリジナルカートリッジを主に使用しています。
他社のOEM生産で忙しいらしく、生産中止のようです。残念です。ボロン製のオリジナル交換針は受注生産しているのが救いです。