築30年を過ぎた住宅。あちこちにガタが来ています。
屋根は10年前にガルバリューム鋼板に変え、壁は3年前に塗り替えました。
建築構造は軽量鉄骨。構造用の木柱はありません。
30年前は流行ったのでしょう。窓と言う窓は出窓になっている。しかし、その部分は構造的な弱点、自重で撓み変形が進んでいる。
一階のガラクタ部屋(オーディオルーム)には、両サイドに採光用ガラス窓がある出窓あり、それは3本の木柱で支えられている
3本のうちの1本
2本の柱の腐朽が激しい。シロアリがいるかもしれない。
3本ある柱の中央柱
中央の柱は比較的しっかりしているように見えます。
既存の3本の柱は形だけ残し、出窓は鉄パイプで支えることにしました。
出窓床の下の厚板 と 鉄パイプ
出窓の下側は合板製。丈夫そうには見えまません。その合板を杉の厚板(カフェテーブル用)で支えることにしました。
スギ板は左・中・右の3箇所に設置した鉄パイプで支えられる構造です。鉄パイプの下部にはジャッキが取り付けられているので、パイプの高さは調整できる。ジャッキは沈下防止のため、レンガ板に載せました。
床の前部を支えるため、構造体として機能している一本の木柱に加えて、その左右を2本の鉄パイプで補強することにしました。
出窓前部の支え
木柱の2本は柱と構造材としての機能は失っているけれど、見かけ状は残した。いずれ撤去し、出窓前面もスギ厚板で支える構造にするつもりです。
鉄パイプ設置後の正面の様子
3本ある鉄パイプの中央の一本は木製柱の影になり見えない。
同側面の様子