上北沢暗室雑記帳

写真に関するよしなしごとを

養老鉄道

2019-12-22 00:45:52 | テツ
 子どものころ慣れ親しんだ近鉄の路線図の右の方、名古屋線からは内陸に向けていくつかの枝線が伸びていて、10年くらい前にその中のいくつかには乗ってみたのだが、ちょっと大物の養老線は乗り残していた。なんと東海道線の大垣を越えてまだ先まで行っていると気づいたのは、大人になってからだった気がする。そうこうしているうちに近鉄から経営分離されて養老鉄道となり、車両も元東急の電車に置き換えられつつあるという。今月初めの月曜朝に奈良で用事があったので、せっかく前泊するならと新幹線を名古屋で降りて、乗りに行ってみた。






 大垣で待っていたのは、元東急の車両。これはこれで年代物で味があるのだが正直がっかり。でも気を取り直して、まずは揖斐まで。2両編成ならではの走行音を耳に窓外を眺める。良い天気で、電車に手を振る幼子がそこここに。






 揖斐の駅前は広々としていた。ここで昼飯でもと思っていたが、めぼしい店は見当たらない。コンビニもない。乗ってきた電車で引き返す。


 大垣までの戻りでも、行きと同様、途中で元近鉄の車両とすれ違う。まだ全部置き換わってしまったわけではないらしい。ぜひあれに乗りたいものなのだが、大垣から先に期待しよう。
 大垣に戻り今度は桑名方面へ。ようやく近鉄マルーンの車体が入ってきた。腹ペコだが途中下車予定の養老に期待して、これに乗り込む。揖斐方面もそうだったが、フィリピン人ぽい若者グループがちらほら。工場勤めなんだろうか。










 立派な駅舎をゆっくり眺めてみたくて養老で下車。天命反転地が歩いて行ける距離だったことに軽く驚きつつ、10年ほど前の真夏に行って、ひっくり返りそうになったことを思い出す。しかし今は腹を満たすことが先決。ところが!。駅前に土産物屋があるだけで、めし屋もコンビニもない。一番近いコンビニまで往復すると次の電車がヤバそうなので、自販機のスープで虫抑えをしてぶらぶら散歩。もしかみさんが一緒だったら怒り狂ってただろうな。




 残念ながら、揖斐まで往復した元東急の電車が再び現れ、桑名まで。
 東京ではまだイチョウは半分以上青いが、こちらは見事に黄葉している。




 閑散とした車内がだんだんと混み合ってきて桑名に到着。もともと同じ近鉄だったのを、ホームに柵をして分けてある。よくある光景だが、桑名駅自体が大改装中のようで、なんだかカオスな感じになっていた。そういえば、自転車持込客が一つ手前の駅で降りて行ったが、ここで自転車を下ろすとしたらどうするんだろう。桑名までは持ち込めないのかしら。


 桑名駅こ線橋上の、おそらく日本一幅の広い自動改札w。養老鉄道はホームに改札を設けてしっかり分離してあるのに、JRと近鉄は行き来自由。いろいろと経緯があるんだろう。ところで、IC乗車券をここでタッチしておかないとどういう不具合があるんだろうか。ちょっと考えてみたが、めんどくさくなってしまったw。まあいいや。
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