自公による長い間の 都市化政策は 金満国日本を世界に紹介する大きな役割を
果たした。まるであめりか波に方々に拠点都市を配置し さらにそれを中心とした
知勇規模も都市化していこうというわけだ。
先祖代々の土地を守ってきたカントリーのひとたちは 土地を離して より暮らしの便利な
都市に流れていった。豪華華麗な華都市化に若者たちが歓喜するのも無理はなかろうが
都市化が進んでいくそこは歓楽のるつぼとなって しまう。確かに田舎より暮らしが楽なのである。
豊富に物資 完備した福祉 病院 学校 公共の充実 図書館だったり美術館だったり
しかし、と私は思う。人智の及ばない 災害にみんなおびえている。
鉄とコンクリーで固められた地表は保水力を失ってしまった。伐採された林間には
新しい集落ができた。
世界的規模で行われる開発という近代化は 自然を壊し 生態系を変えていった。
ほんのわずかな時間で変貌していく地球を見るとき いつかは人間に大きな反省を求められる時が
来るはずである。原発などという危険なものも 視んなのんきに 将来の技術開発に
期待しているようだが 果たしてそれでいいのだろうか。すべての技術が完全に
制御されるものだろうか。氷河の溶解が何をもたらすのか。
技術は答えていない。異常気象も技術は正確に答えていない。
21世紀後半には答えが出るの手だろうか。人々の不安は尽きない。