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朝の光(聖書の言葉)

バプテスマのヨハネ (マタイ3:11)から聖霊の降臨(使徒2:1-4)

福音書と使徒行伝は

聖霊を次のように宣べています。



バプテスマのヨハネ

(マタイ3:11)


「私は,

あなたがたが悔い改めるために,

水のバプテスマを授けていますが,

私のあとから来られる方は,

私よりもさらに力のある方です。

私はその方のはきものを

脱がせてあげる値うちもありません。

その方は,

あなたがたに聖霊と火との

バプテスマをお授けになります。」


バプテスマのヨハネの言葉です。

バプテスマのヨハネは,

救い主が,聖霊によってバプテスマを

授けると預言します。

この救い主とは,イエス・キリストです。


「あなたがたに聖霊と火とのバプテスマを

お授けになります」とは,

預言者ヨエルの預言の成就です。


この出来事は,聖霊降臨の日に成就します。




イエス,洗礼を受ける


 (マタイ3:16)

 「イエスは洗礼を受けると,

 すぐ水の中から上がられた。

 そのとき,

 天がイエスに向かって開いた。

 イエスは,

 神の霊が鳩のように

 御自分の上に降って来るのを

 御覧になった。」






父と子ともう一人の助け主

(パラクレトース)


聖霊

(ヨハネ14:16)

「わたしは父にお願いします。

そうすれば,父はもうひとりの助け主を

あなたがたにお与えになります。

その助け主がいつまでもあなたがたと,

ともにおられるためにです。



イエスは聖霊を送り,

私たちを慰め,助けてくださいます。


イエス・キリストを信じる者のうちには

聖霊が宿ります。



そして,聖霊によって,

わたしたちは神と交わることができます。







助け主を遣わす


(ヨハネ16:7,8)

「わたしは真実を言います。

わたしが去って行くことは,

あなたがたにとって益なのです。

それは,

もしわたしが去って行かなければ,

助け主があなたがたのところに

来ないからです。

しかし,もし行けば,

わたしは助け主をあなたがたのところに

遣わします。

その方が来ると,

罪について,

義について,

さばきについて,

世にその誤りを認めさせます。」


イエスが十字架に架かり死に,

復活し,昇天し,聖霊が降ります。


聖霊は人格を持っています。

聖霊は神です。


聖霊は私たちに真理を知らせます。




真理の御霊

(ヨハネ16:13)

「その方,

すなわち真理の御霊が来ると,

あなたがたをすべての真理に

導き入れます。

御霊は自分から語るのではなく,

聞くままを話し,

また,

やがて起ころうとしていることを

あなたがたに示すからです。」


聖霊は真理を教えます。








弟子たちを派遣する


(マタイ28:16-20)

「十一人の弟子たちは,

ガリラヤに行って,

イエスの指示された山に登った。

そして,イエスにお会いしたとき,

彼らは礼拝した。

しかし,ある者は疑った。

イエスは近づいて来て,

彼らにこう言われた。

『わたしには天においても,

地においても,

いっさいの権威が与えられています。

それゆえ,

あなたがたは行って,

あらゆる国の人々を弟子としなさい。

そして,父,子,

聖霊の御名によってバプテスマを授け,

また,わたしがあなたがたに命じておいた

すべてのことを守るように,

彼らを教えなさい。

見よ。

わたしは,

世の終わりまで,

いつも,あなたがたとともにいます。』」




マタイの福音書における

復活したイエスの最後の言葉です。


イエスは弟子たちに,

「あらゆる国の人々を弟子としなさい」

また

「父,子,

聖霊の御名によってバプテスマを授け,」

と言います。


聖霊のバプテスマを,

弟子たちが授けるようにと言っています。





聖霊降臨の約束


(使徒1:8)

「イエスは言われた。

『 ...

聖霊があなたがたの上に臨まれるとき,

あなたがたは力を受けます。

そして,エルサレム,

ユダヤとサマリヤの全土,

および地の果てにまで,

わたしの証人となります。』」


イエスが復活後,

昇天の前のイエスの言葉です。


聖霊は信じる者に力を与え,

信じる者を証人にします。




聖霊が降る

(使徒2:1-4)

「五旬節の日になって,

みなが一つ所に集まっていた。

すると突然,天から,激しい風が

吹いてくるような響きが起こり,

彼らのいた家全体に響き渡った。

また,炎のような分かれた舌が現われて,

ひとりひとりの上にとどまった。

すると,みなが聖霊に満たされ,

御霊が話させてくださるとおりに,

他国のことばで話しだした。」


この出来事は,聖霊降臨または,

ペンテコステといわれます。


昇天前のイエスの約束が,

このとき起きました。


ペンテコステの日に聖霊を受けると,

弟子たちが主イエスの復活を確信し,

復活の証人として立ち上がりました。


イースターから50日目に,

キリストの弟子たちの上に

天から聖霊がくだり,

教会が誕生した日を

ペンテコステ(聖霊降臨日)と言います。


ユダヤ教では七週の祭り,

あるいは 刈り入れの祭りと呼びます。


この時期は過ぎ越しから,

50日目であるため,

50をさすギリシャ語の

ペンテコステと言う呼び名を用います。



「風」は霊の活動をあらわし,

「天からの響き」とは

神の直接的な働きを示しています。


「炎」は神の臨在を示しています。


聖霊に満たされて,

「他国のことば」

(異言)を語り出しました。


このとき(ペンテコステ)の

聖霊の降臨には,

風,炎,が伴った異言があらわれました。


ペンテコステ派は,

このとき以降,聖霊のバプテスマには

異言が必ず現れると考えます。


イエス・キリストを信じる者は,

イエスの十字架,

復活を通して下る聖霊によって,

聖霊による恵みを受けます。




ペテロの説教

(使徒2:14-21)

『ユダヤの人々,

ならびにエルサレムに住むすべての人々。

あなたがたに

知っていただきたいことがあります。

どうか,私のことばに耳を貸してください。

今は朝の九時ですから,

あなたがたの思っているようにこの人たちは

酔っているのではありません。

これは,

預言者ヨエルによって語られた事です。

 『神は言われる。

終わりの日に,

わたしの霊をすべての人に注ぐ。

すると,あなたがたの息子や娘は預言し,

青年は幻を見,老人は夢を見る。

その日,わたしのしもべにも,

はしためにも,わたしの霊を注ぐ。

すると,彼らは預言する。

また,わたしは,

上は天に不思議なわざを示し,

下は地にしるしを示す。

それは,血と火と立ち上る煙である。

主の大いなる輝かしい日が来る前に,

太陽はやみとなり,

月は血に変わる。

しかし,主の名を呼ぶ者は,

みな救われる。』」



ペンテコステの出来事を,

ユダヤ人は,

あの人たちは酔っているのではないかと

言います。


ペテロは,

この聖霊のバプテスマの説明をし,

説教をし,どうしたらよいかを宣べます。


この聖霊のバプテスマを

旧約聖書のヨエル書を使って説明します。


旧約聖書の時代では,

聖霊のバプテスマは,

選ばれた一部の人だけでした。


「わたしの霊をすべての人に注ぐ」

(2:17)とは,

このペンテコステ以降は,

イエス・キリストを信じる人は

すべて聖霊のバプテスマを

受けるということです。





ペテロの説教は,

五旬節(ペンテコステ)の出来事の

意味を解き明かし,

初代教会の福音宣教の核心を

提示しました。




(ヨエル2:28)

「その後,

わたしは,

わたしの霊をすべての人に注ぐ。

あなたがたの息子や娘は預言し,

年寄りは夢を見,

若い男は幻を見る。」


ペテロの引用したヨエルの預言です。


 

2021-07-18


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