「彼らをお赦しください。」
(ルカ23:34)
「父よ。
彼らをお赦しください。
彼らは,
何をしているのか
自分でわからないのです。」
聖書は,
赦しがどこから来るかをのべています。
それは,イエス・キリストが
罪人を赦すところからきています。
イエス・キリストが
人々の罪の身代わりとなって,
十字架につけられているときの言葉です。
イエス・キリストは
自分を殺そうとしている人々を赦し,
とりなしの祈りをしています。
イエス・キリストを
十字架につけたのは民衆でした。
イエス・キリストはその人々を赦し,
神に赦されることを祈られました。
死刑の宣告
(ルカ23:13-19)
「ピラトは祭司長たちと
指導者たちと民衆とを呼び集め,
こう言った。
『あなたがたは,
この人を,民衆を惑わす者として,
私のところに連れて来たけれども,
私があなたがたの前で取り調べたところ,
あなたがたが訴えているような罪は
別に何も見つかりません。
ヘロデとても同じです。
彼は私たちにこの人を送り返しました。
見なさい。
この人は,死罪に当たることは,
何一つしていません。
だから私は,
懲らしめたうえで,釈放します。』
しかし彼らは,声をそろえて叫んだ。
『この人を除け。
バラバを釈放しろ。』
バラバとは,
都に起こった暴動と人殺しのかどで,
牢にはいっていた者である。」
○
「この人は,死罪に当たることは,
何一つしていません。」
民衆は
イエスを十字架につけるように叫びます。
☆彡
十字架につけられる
(ルカ23:32-35)
「ほかにもふたりの犯罪人が,
イエスとともに死刑にされるために,
引かれて行った。
『どくろ』と呼ばれている所に来ると,
そこで彼らは,
イエスと犯罪人とを十字架につけた。
犯罪人のひとりは右に,ひとりは左に。
そのとき,イエスはこう言われた。
『父よ。彼らをお赦しください。
彼らは,何をしているのか
自分でわからないのです。』
彼らは,くじを引いて,
イエスの着物を分けた。
民衆はそばに立ってながめていた。
指導者たちもあざ笑って言った。
『あれは他人を救った。
もし,神のキリストで,
選ばれた者なら,自分を救ってみろ。』」
2014-02-27