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朝の光(聖書の言葉)

ハガイ書 解説  2018-08-26

ハガイ書 


 



(バビロン捕囚からの

帰還後の預言書は,

 ハガイ書,ゼカリヤ書,

マラキ書です。)

 

 

ハガイ書

 

 

ハガイの大事な預言は,

宮の再建を

優先せよというものです。

 

ハガイ1:1で

預言者ハガイが著者である事が

わかります。

 

ハガイ書が書かれたのは

紀元前520年頃です。

 

ハガイは神の民に

優先順位について

考えるよう勧めました。

 

彼は民に,

困難の中にあっても

神殿の再建を通して

神に栄光を帰するようにと

勧めます。

 

ハガイは,

再建された神殿が

ソロモンの時代のように

きらびやかでない様子を見ても,

失望しないようにと

民に教えました。

 

また汚れを取り除き

神のご支配に信頼するように

薦めました。

 

ハガイ書は

神の民が困難に直面した時に,

神が御自分に信頼した民の為に

備えてくださったかを

思い起こさせる書物です。

 

 

 

 

神殿の再建

 

(ハガイ1:4,5)


「この宮が廃墟となっているのに,

あなたがただけが

板張りの家に住むべき

時であろうか。

今,万軍の主はこう仰せられる。

あなたがたの現状をよく考えよ。」

 

紀元前587年に

イスラエルは

バビロンに捕囚されます。

 

その後ペルシャの時代になり,

 

クロス王の解放令によって

紀元前538年イスラエルの民は,

バビロンから解放されます。

 

預言者のハガイは

イスラエルの民を励まし,

自分の家よりまず神殿を

建てるように勧めます。

 

バビロンのから帰国した民は,

直ちに神殿の復興に着手しました。

 

 

神の霊


(ハガイ2:5 口語訳)


「これはあなたがたが

エジプトから出た時,

わたしがあなたがたに,

約束した言葉である。

わたしの霊が,

あなたがたのうちに宿っている。

恐れるな。」


 ○



栄光が家を満たす
 
(ハガイ2:6,7)

「万軍の主はこう言われる,
しばらくして,いま一度,
わたしは天と,地と,海と,
かわいた地とを震う。 
わたしはまた万国民を震う。
万国民の財宝は,はいって来て,
わたしは栄光をこの家に満たすと,
万軍の主は言われる。」

 
裁きの日を預言しています。

 



主の家の預言

(ハガイ2:9)


「主の家の後の栄光は,

前の栄光よりも大きいと,

万軍の主は言われる。

わたしはこの所に繁栄を与えると,

万軍の主は言われる」。


また,

再建される神殿への祝福の約束を

預言します。

 

 

ダビデの王位回復の約束

 

(ハガイ2:23)


「万軍の主は言われる,

シャルテルの子,

わがしもべゼルバベルよ,

主は言われる,

その日,わたしはあなたを立て,

あなたを印章のようにする。

わたしは

あなたを選んだからであると,

万軍の主は言われる」。

 

「印章」とは,王の印です。

 

ダビデ王の家来が回復され,

この家系から

メシヤが生まれるという預言です。

 

 

 

 



  他の小預言書と同じように,

ハガイも復興と恵みの約束で

終わります。


ハガイ書最後の節,2:23で

神はゼルバベルをメシヤ的呼び名、

「わたしのしもべ」

と呼んでいます。


参照

2サムエル3:18,

1 列王記11:34, 

イザヤ42:1-9,

エゼキエル37:24,25


神は彼を栄光,

権威と権力の象徴であり,

手紙や法律に印をするために

使われた王の杖と同様な

印形の様にすると語りました。


神の印形としてのゼルバベルは

捕囚によって中断されてしまった

ダビデの家とメシヤの系図を

表しています。


ゼルバベルは

ダビデの王の血筋を再建し,

それはやがてキリストの

統治に繋がっていきます。


ゼルバベルの名は

ヨセフ側のキリストの系図

(マタイ1:12)にも

マリア側の系図(ルカ3:27)にも

載っています。

 

 

2018-08-26



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