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朝の光(聖書の言葉)

ハバクク書 解説  2023.8.2

 ハバクク書 解説  


口語訳聖書引用   



ハバククは

「義人は信仰によって生きます

と神の言葉を語ります。


ハバククの預言活動は,

エレミヤと同じく,カルデア人

(バビロニア人)が

南ユダ王国をおびやかしていた

国家存亡の危機の時代と思われます。

(紀元前627~586年)


○  


ハバククは,

ユダの暴行などの罪を

なぜ赦しているのかと問います。

(ハバクク1:1-4)

 

神は,カルデヤ人(バビロンの王)

を遣わして

ユダを裁くと答えます。

(ハバクク1:5-11)

 

裁きに用いたバビロンをも

神が裁くと啓示します。 

(ハバクク2:5-20)

 

 

 

 

南王国ユダの罪

 

(ハバクク1:2-4)口語訳


「主よ,わたしが呼んでいるのに,

いつまであなたは

聞きいれて下さらないのか。

わたしはあなたに

『暴虐がある』と訴えたが,

あなたは助けて下さらないのか。

あなたは何ゆえ,

わたしによこしまを見せ,

何ゆえ,

わたしに災を見せられるのか。

略奪と暴虐がわたしの前にあり,

また論争があり,

闘争も起っている。

それゆえ,

律法はゆるみ,

公義は行われず,

悪人は義人を囲み,

公義は曲げて行われている。」

 

 何故,悪が義に勝のか,

どうして神は黙っているのか,

と神に問います。

 

それに対し神は,

バビロンを遣わして

南ユダを裁くと言います。


(ハバクク1:5-11)

 

 

 

 

カルデヤ(バビロン)人が

ユダを裁く

 

(ハバクク1:6)


「見よ。

わたしはカルデヤ人を起こす。

強暴で激しい国民だ。

これは,

自分のものでない住まいを

占領しようと,

地を広く行き巡る。」

 

神に,正しい者が苦しみ,

悪しきものが栄えるのは

何かを問いました。


(ハバクク1:1-4)

 

カルデヤ人(バビロン)によって

ユダを裁くと答えました。

 

 

 

 義人は信仰によって生きる

 

 (ハバクク2:4)

 口語訳


「見よ,

その魂の正しくない者は衰える。

しかし

義人はその信仰によって生きる。」

 

 主とその民との生きた関係は

信仰にあることを示しています。

 

この言葉は

ローマ1:17に

引用されています。

 

 

(ローマ1:17)


「なぜなら,

福音のうちには

神の義が啓示されていて,

その義は,

信仰に始まり

信仰に進ませるからです。

『義人は信仰によって生きる。』

と書いてあるとおりです。」


 パウロは,

信仰はキリストの贖罪の福音を

信じる「信仰」と説明します。

(ガラテヤ3:1)


(へブル10:38)では,

神の約束への

信仰となっています。


 

カルデヤ人(バビロン)は

ペルシャによって滅ぼされます

 

 (ハバクク2:5-6)


「また,酒は欺くものだ。

高ぶる者は定まりがない。

彼の欲は陰府のように広い。

彼は死のようであって,

飽くことなく,

万国をおのれに集め,

万民を

おのれのものとしてつどわせる」。

これらは皆ことわざをもって

彼をあざけり,

あざけりのなぞをもって

彼をあざ笑わないだろうか。

すなわち言う,

『わざわいなるかな,

おのれに属さないものを

増し加える者よ。

いつまでこのようであろうか。

質物でおのれを重くする者よ』」。

 

神に対して逆らい,

高ぶり,

他人の財産を

奪って私腹を肥やす者,

暴力を振う者,

不正な者,

あわれみのない者,

偶像礼拝者である

カルデヤの王に対する

さばきの宣告がなされます。

 

裁きのために用いた

カルデヤ(バビロン)

をも滅ぼす預言をします。

 


神のみわざ

(ハバクク3:2)


「主よ,

わたしはあなたのことを

聞きました。

主よ,

わたしはあなたのみわざを

見て恐れます。

この年のうちにこれを新たにし、

この年のうちに

これを知らせてください。

怒る時にも

あわれみを

思いおこしてください。」


「みわざ」とは,

エルサレムもバビロンも

滅ばされるというものです。


 

 

讃美と祈り

 

(ハバクク3:18,19)

口語訳


「わたしは主によって楽しみ,

わが救の神によって喜ぶ。

主なる神はわたしの力であって,

わたしの足を

雌じかの足のようにし,

わたしに高い所を歩ませられる。

これを琴に合わせ,

聖歌隊の指揮者によって

歌わせる。」


神は私たちを

この世から取り分けて,

高い所に導いてくださいます。


再びハバククに

神は救い主だという信仰が

与えられます。



『慕いまつる主なるイエスよ』

(新聖歌191)

 
1 慕いまつる 主なるイェスよ
 
 捕え給え我を 道に迷い

 疲れ果てし 弱き僕しもべ我を 


2 風はつのり 夜は迫る

 されど光見えず 御手を伸べて

 助け給え 恵み深きイェスよ 


3 胸の内に 安きあらず

 今か息も絶えなん 近くまして

 聞かせ給え 愛の御声我に 


4 こたえ給え 主なるイェスよ

 叫び祈る声に 起こし給え

 立たせ給え 倒れ沈む我を 


 

 

 


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