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朝の光(聖書の言葉)

ダニエル書3   8-9章 解説 2019-07-06


ダニエル8章


雄羊と御山羊の幻。


(ダニエル8:20口語訳) 

「あなたが見た,
あの二つの角のある雄羊は,
メデアとペルシャの王です。」


雄羊はメディアとペルシャの王,

雄山羊はギリシャの王を表わしています。


後者が勝つことが預言されています。




ダニエル9章


70年の預言


(ダニエル9:1-3口語訳)

「メデアびと
アハシュエロスの子ダリヨスが,
カルデヤびとの王となったその元年,
すなわちその治世の第一年に,
われダニエルは主が
預言者エレミヤに臨んで
告げられたその言葉により,
エルサレムの荒廃の終るまでに
経ねばならぬ年の数は
七十年であることを,
文書によって悟った。
それでわたしは,
わが顔を主なる神に向け,
断食をなし,荒布を着,
灰をかぶって祈り,
かつ願い求めた。」


この年,

神の歴史支配を意識したダニエルは,

「預言者エレミヤにあった主のことば」

(エレ25:11以下,29:10)により,

ユダヤ人のバビロン捕囚の期間が

70年であることを知り,

その預言がほとんど成就することを悟りました。


3節から,そこでダニエルは

イスラエルの民のために悔い改めの祈りをし,

嘆きとざんげをしています。




70週の幻


(ダニエル9;25-27)

「それゆえ,
エルサレムを建て直せという
命令が出てから,
メシヤなるひとりの君が来るまで,
七週と六十二週あることを知り,
かつ悟りなさい。
その間に,しかも不安な時代に,
エルサレムは広場と街路とをもって,
建て直されるでしょう。
その六十二週の後に
メシヤは断たれるでしょう。
ただし自分のためにではありません。
またきたるべき君の民は,
町と聖所とを滅ぼすでしょう。
その終りは洪水のように臨むでしょう。
そしてその終りまで戦争が続き,
荒廃は定められています。
彼は一週の間多くの者と,
堅く契約を結ぶでしょう。
そして彼はその週の半ばに,
犠牲と供え物とを廃するでしょう。
また荒す者が憎むべき者の翼に
乗って来るでしょう。
こうしてついにその定まった終りが,
その荒す者の上に注がれるのです」。


 ○


ダニエルの祈り


(ダニエル9:3-6 口語訳)

「それでわたしは,
わが顔を主なる神に向け,
断食をなし,荒布を着,
灰をかぶって祈り,
かつ願い求めた。
すなわちわたしは,
わが神,主に祈り,ざんげして言った,
『ああ,
大いなる恐るべき神,主,
おのれを愛し,
おのれの戒めを守る者のために
契約を保ち,
いつくしみを施される者よ,
われわれは罪を犯し,
悪をおこない,
よこしまなふるまいをなし,
そむいて,あなたの戒めと,
おきてを離れました。
われわれはまた,
あなたのしもべなる預言者たちが,
あなたの名をもって,
われわれの王たち,
君たち,先祖たち,
および国のすべての民に
告げた言葉に聞き従いませんでした。」


ダニエルは,

イスラエルの犯した罪を悔い改めます。




70週の幻


(ダニエル9;25-27)

「それゆえ,
エルサレムを建て直せという
命令が出てから,
メシヤなるひとりの君が来るまで,
七週と六十二週あることを知り,
かつ悟りなさい。
その間に,しかも不安な時代に,
エルサレムは広場と街路とをもって,
建て直されるでしょう。
その六十二週の後に
メシヤは断たれるでしょう。
ただし自分のためにではありません。
またきたるべき君の民は,
町と聖所とを滅ぼすでしょう。
その終りは洪水のように臨むでしょう。
そしてその終りまで戦争が続き,
荒廃は定められています。
彼は一週の間多くの者と,
堅く契約を結ぶでしょう。
そして彼はその週の半ばに,
犠牲と供え物とを廃するでしょう。
また荒す者が
憎むべき者の翼に乗って来るでしょう。
こうしてついにその定まった終りが,
その荒す者の上に注がれるのです」。



(ダニエル9:27)

「彼は一週の間,
多くの者と堅い契約を結び,
半週の間,
いけにえとささげ物とをやめさせる。
荒らす忌むべき者が翼に現れる。
ついに,定められた絶滅が,
荒らす者の上にふりかかる。」


次のような解釈があります。

62週の後に3つの出来事が起きます。


油注がれた者,

すなわちメシヤが断たれる。

イエスの十字架の死です。


次に,エルサレムと神殿が,

イエスの死後40年たって,

ローマの軍隊に破壊されます。


「その終わりまで戦いが続いて,

荒廃が定められている。」は,

イエスの時代以降今日にいたるまでの

長い教会時代です。


62週後最後の1週が教会の時代です。


(マタイ24:4-15 口語訳)

そこでイエスは答えて言われた,
「人に惑わされないように
気をつけなさい。
多くの者がわたしの名を名のって現れ,
自分がキリストだと言って,
多くの人を惑わすであろう。
また,戦争と戦争のうわさとを
聞くであろう。
注意していなさい,
あわててはいけない。
それは起らねばならないが,
まだ終りではない。
民は民に,国は国に敵対して
立ち上がるであろう。
またあちこちに,
ききんが起り,
また地震があるであろう。
しかし,すべてこれらは
産みの苦しみの初めである。
そのとき人々は,
あなたがたを苦しみにあわせ,
また殺すであろう。
またあなたがたは,
わたしの名のゆえに
すべての民に憎まれるであろう。
そのとき,多くの人がつまずき,
また互に裏切り,憎み合うであろう。
また多くのにせ預言者が起って,
多くの人を惑わすであろう。
また不法がはびこるので,
多くの人の愛が冷えるであろう。
しかし,最後まで耐え忍ぶ者は救われる。
そしてこの御国の福音は,
すべての民に対してあかしをするために,
全世界に宣べ伝えられるであろう。
そしてそれから最後が来るのである。



最後の1週がキリスト再臨直前の,

反キリストが起き聖徒を苦しめる,

患難時代です。


マタイ24;21,

黙示16;16-21


(マタイ24:21 口語訳)

「その時には,
世の初めから現在に至るまで,
かつてなく今後もないような
大きな患難が起るからである。」


(マタイ24:15)

「それゆえ,
預言者ダニエルによって語られたあの
『荒らす憎むべき者』が,
聖なる所に立つのを見たならば,
(読者はよく読み取るように。)」



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