互いに人をすぐれた者と思いなさい
(ピリピ2:3)
「何事でも自己中心や
虚栄からすることなく,
へりくだって,
互いに人を自分よりも
すぐれた者と思いなさい。」
使徒のパウロの言葉です。
私たちがヘリくだることを
イエス・キリストが
示してくださいました。
この手本を
イエス・キリストは
受肉と十字架で現わしました。
イエス・キリストは,
正しく裁く方である
父なる神に委ねました。
ここにイエス・キリストの
へりくだる姿があります。
イエス・キリスト自身が
次のように
いっています。
(マルコ10:43-45)
「しかし,
あなたがたの間では,
そうでありません。
あなたがたの間で
偉くなりたいと思う者は,
みなに仕える者になりなさい。
あなたがたの間で
人の先に立ちたいと思う者は,
みなのしもべになりなさい。
人の子が来たのも,
仕えられるためではなく,
かえって仕えるためであり,
また,多くの人のための,
贖いの代価として,
自分のいのちを
与えるためなのです。」
使徒のペテロも
へりくだることの大切なことを
次のように言っています。
(1ペテロ5:5-7)
「同じように,若い人たちよ。
長老たちに従いなさい。
みな互いに謙遜を身に着けなさい。
神は高ぶる者に敵対し,
へりくだる者に
恵みを与えられるからです。
ですから,あなたがたは,
神の力強い御手の下に
へりくだりなさい。
神が,ちょうど良い時に,
あなたがたを
高くしてくださるためです。
あなたがたの思い煩いを,
いっさい神にゆだねなさい。
神があなたがたのことを
心配してくださるからです。」
(ピリピ2:5-11)
「あなたがたの間では,
そのような心構えでいなさい。
それはキリスト・イエスのうちにも
見られるものです。
キリストは,
神の御姿であられる方なのに,
神のあり方を捨てることが
できないとは考えないで,
ご自分を無にして,
仕える者の姿をとり,
人間と同じようになられたのです。
キリストは人としての
性質をもって現われ,
自分を卑しくし,
死にまで従い,
実に十字架の死にまでも
従われたのです。
それゆえ,
神は,キリストを高く上げて,
すべての名にまさる名を
お与えになりました。
それは,
イエスの御名によって,
天にあるもの,地にあるもの,
地の下にあるもののすべてが,
ひざをかがめ,
すべての口が,
『イエス・キリストは主である。』
と告白して,
父なる神が
ほめたたえられるためです。」