処女による,イエスの降誕
胎内に宿っているものは,
聖霊によるのです。
(マタイ1:19-21)
「夫ヨセフは
正しい人であったので,
彼女のことが
公けになることを好まず,
ひそかに離縁しようと決心した。
彼がこのことを
思いめぐらしていたとき,
主の使が夢に現れて言った,
『ダビデの子ヨセフよ,
心配しないでマリヤを
妻として迎えるがよい。
その胎内に宿っているものは
聖霊によるのである。
彼女は男の子を産むであろう。
その名をイエスと名づけなさい。
彼は,おのれの民を
そのもろもろの罪から
救う者となるからである』」。
イエス・キリストを信じる者は
マリヤと同じく,
うちに聖霊とイエスを受けるという
共通点があります。
神だけが
人の罪を救うことができます。
そして,
人の罪の責任を
取ることのできるのは,
人だけです。
この2つをなしとげるために,
神が人となり救いをなしました。
「まぶねのかたえに」
(讃美歌21 256)
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まぶねのかたえに
われは立(た)ちて、
受(う)けたるたまもの
受(う)けたるたまもの
ささげまつる。
いのちの主(しゅ)イェスよ、
いのちの主(しゅ)イェスよ、
わが身(み)も 心(こころ)も
とりて祝(しゅく)したまえ。
とりて祝(しゅく)したまえ。
2
くらき死(し)の夜(よる)に
われは伏(ふ)して、
輝(かがや)く太陽(たいよう)
輝(かがや)く太陽(たいよう)
今(いま)ぞ仰(あお)ぐ。
主(しゅ)こそうるわしき
主(しゅ)こそうるわしき
いのち輝(かがや)き、
つきぬ喜(よろこ)びなり。
つきぬ喜(よろこ)びなり。
3
救(すく)いのみ恵(めぐ)み
わが 身(み)に 満(み)ち、
かがやくみ姿(すがた)
かがやくみ姿(すがた)
こころに映(は)ゆ。
貴(とうと)きわが主(しゅ)よ、
貴(とうと)きわが主(しゅ)よ、
みもとを離(はな)れて
われはいずこに 行(ゆ)かん。
われはいずこに 行(ゆ)かん。
4
きらめく明(あ)か星(ほし)
うまやに照(て)り
わびしき乾草(ほしくさ)
わびしき乾草(ほしくさ)
まぶねに散(ち)る。
こがねのゆりかご
こがねのゆりかご
錦(にしき)のうぶぎぞ
きみにふさわしきを。
きみにふさわしきを。
5
この世(よ)の栄(さか)えを
望(のぞ)みまさず
われらに代(か)わりて
われらに代(か)わりて
悩(なや)みたもう。
とうとき貧(まず)しさ
とうとき貧(まず)しさ
知(し)りえしわが 身(み)は
いかにたたえまつらん。
いかにたたえまつらん。
6
愛(あい)する主(しゅ)イェスよ、
今(いま)ささぐる
ひとつの願(ねが)いを
ひとつの願(ねが)いを
聞(き)きたまえや。
この 身(み)と 心(こころ)を
この 身(み)と 心(こころ)を
主(しゅ)のまぶねとなし、
とわに宿(やど)りたまえ。
とわに宿(やど)りたまえ。
ジョルジュ・ドゥ・ラトゥール
「ヨセフの夢」1640年頃
2019-03-31