ガラテヤ書 解説
○
ガラテヤ1章
「キリストの僕」
(ガラテヤ1:10)口語訳
「今わたしは,
人に喜ばれようとしているのか,
それとも,
神に喜ばれようとしているのか。
あるいは,
人の歓心を買おうと
努めているのか。
もし,
今もなお人の歓心を
買おうとしているとすれば,
わたしは
キリストの僕ではあるまい。」
私たちの行動は,
「神に喜ばれる」ことです。
○
ガラテヤ2章
「キリストと共に生きる」
(ガラテヤ2:20)
「私はキリストとともに
十字架につけられました。
もはや私が
生きているのではなく,
キリストが私のうちに
生きておられるのです。
いま私が肉にあって
生きているのは,
私を愛し私のために
ご自身をお捨てになった
神の御子を信じる
信仰によっているのです。」
イエス・キリストを信じる者は,
キリストと共に死に,
キリストと共に生きています。
○
ガラテヤ3章
「大きな経験」
(ガラテヤ3:4)
「あれほどの
大きな経験をしたことは,
むだであったのか。
まさか,むだではあるまい。」
「大きな経験」とは,
イエス・キリストに会い,
イエス・キリストを
信じたことです。
○
ガラテヤ4章
「神に知られている」
(ガラテヤ4:9)
「しかし,
今では神を知っているのに,
否,むしろ神に知られているのに,
どうして,あの無力で貧弱な,
もろもろの霊力に逆もどりして,
またもや,
新たにその奴隷に
なろうとするのか。」
イエス・キリストの僕と
なっているのですから,
もろもろの霊力の奴隷と
なってはいけません。
○
(ガラテヤ4:19)
「私の子どもたちよ。
あなたがたのうちに
キリストが形造られるまで,
私は再びあなたがたのために
産みの苦しみをしています。」
イエス・キリストを信じる者には,
うちにキリストが形作られます。
○
ガラテヤ5章
「キリスト者の自由」
(ガラテヤ5:13)
「兄弟たちよ。
あなたがたが召されたのは,
実に,自由を得るためである。
ただ,その自由を,
肉の働く機会としないで,
愛をもって互に仕えなさい。」
イエス・キリストを
信じると自由にされます。
自由にされるものには,
「愛をもって互いに仕えなさい」
と言われたいます。
☆
(ガラテヤ5:16)口語訳
「わたしは命じる,
御霊によって歩きなさい。
そうすれば,
決して肉の欲を
満たすことはない。」
自由にされたわたしたちは,
「御霊によって歩きなさい」
と言われます。
御霊はわたしたちに
「御霊の実」を与えます。
(ガラテヤ5:22,23)口語訳
「御霊の実は,愛,喜び,平和,
寛容,慈愛,善意,
忠実,柔和,自制であって,
これらを否定する律法はない。」
○
ガラテヤ6章
「自分自身の重荷」
(ガラテヤ6:5)
「人はそれぞれ,
自分自身の重荷を
負うべきである。」
自分にあたえられた重荷は,
自分にあたえられた
賜物でもあります。
この重荷,また賜物を
いかしたいものです。