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朝の光(聖書の言葉)

テモテへの手紙 第2  解説 重要   2019-10-08

テモテへの手紙 第2 解説

 
パウロが,

テモテに2つの手紙を

書いています。

 
テモテは,

パウロによって,

信仰に導かれています。
 

初期の教会で,

指導者たちは指導書として

この手紙を用いていたと

思われます。




福音によるいのち


(2テモテ1:10)

「今や,
わたしたちの
救主キリスト・イエスの
出現によって明らかにされた
恵みによるのである。
キリストは死を滅ぼし,
福音によっていのちと不死とを
明らかに示されたのである。」



わたしたちは信仰が与えられると

(1:5,6),

聖霊が与えられ(1:7),

恵み,聖霊の実,賜物が

与えられます。


恵みには,

いのち(永遠のいのち)が

あります。


イエス・キリストが

十字架によって死に,

復活によって,

「死を滅ぼす」ことによっての

いのちが,

永遠の命です。(1:10)


永遠の命は,

信仰によって与えられます。





信仰, 聖霊, いのち


(2テモテ1:5-10)

「また,あなたがいだいている
偽りのない信仰を思い起している。
この信仰は,
まずあなたの祖母ロイスと
あなたの母ユニケとに
宿ったものであったが,
今あなたにも宿っていると,
わたしは確信している。 
こういうわけで,
あなたに注意したい。
わたしの按手によって
内にいただいた神の賜物を,
再び燃えたたせなさい。 
というのは,
神がわたしたちに下さったのは,
臆する霊ではなく,
力と愛と慎みとの霊なのである。 
だから,あなたは,
わたしたちの主の
あかしをすることや,
わたしが主の囚人であることを,
決して恥ずかしく
思ってはならない。
むしろ,神の力にささえられて,
福音のために,
わたしと苦しみを共にしてほしい。 
神はわたしたちを救い,
聖なる招きをもって
召して下さったのであるが,
それは,
わたしたちのわざに
よるのではなく,
神ご自身の計画に基き,
また,
永遠の昔に
キリスト・イエスにあって
わたしたちに賜わっていた恵み, 
そして今や,
わたしたちの救主
キリスト・イエスの出現によって
明らかにされた
恵みによるのである。
キリストは死を滅ぼし,
福音によっていのちと不死とを
明らかに示されたのである。」


わたしたちにあたえられた

信仰によって,

聖霊が与えられ,

恵みとして

永遠の命があたえられます。                                                






信仰


(2テモテ1:5)

「また,
あなたがいだいている
偽りのない信仰を思い起している。
この信仰は,
まずあなたの祖母ロイスと
あなたの母ユニケとに
宿ったものであったが,
今あなたにも宿っていると,
わたしは確信している。」


テモテは,

信仰を祖母,母から

与えられました。





力と愛と慎みとの霊


(2テモテ1:7)

「神が私たちに
与えてくださったものは,
おくびょうの霊ではなく,
力と愛と慎みとの霊です。」


神はわたしたちに聖霊を

与えてくださいます。




キリストの誕生


(2テモテ1:9,10)

「神は私たちを救い,
また,聖なる招きをもって
召してくださいましたが,
それは
私たちの働きによるのではなく,
ご自身の計画と
恵みとによるのです。
この恵みは,
キリスト・イエスにおいて,
私たちに永遠の昔に
与えられたものであって,
それが今,私たちの救い主
キリスト・イエスの現れによって
明らかにされたのです。
キリストは死を滅ぼし,
福音によって,
いのちと不滅を
明らかに示されました。」


わたしたちの福音は,

まずイエス・キリストの現れ,

キリストの誕生によって

明らかにされます。



(2テモテ1:10 新共同訳)

「今や,わたしたちの救い主
キリスト・イエスの出現によって
明らかにされたものです。
キリストは死を滅ぼし,
福音を通して
不滅の命を
現してくださいました。」




わたしたちの内なる聖霊


(2テモテ1:13,14)

「あなたは,
キリスト・イエスにある
信仰と愛をもって,
私から聞いた健全なことばを
手本にしなさい。
そして,
あなたにゆだねられた良いものを,
私たちのうちに宿る聖霊によって,
守りなさい。」



キリストを信じる者が

正しい道を歩むためには,

聖書の言葉と,

聖霊の働きが必要です。




パウロの福音  

(受肉,十字架,復活)


(2テモテ2:8-13)

「私の福音に言うとおり,
ダビデの子孫として生まれ,
死者の中からよみがえった
イエス・キリストを,
いつも思っていなさい。
私は,福音のために,
苦しみを受け,
犯罪者のようにつながれています。
しかし,神のことばは,
つながれてはいません。
ですから,
私は選ばれた人たちのために,
すべてのことを耐え忍びます。
それは,
彼らもまた
キリスト・イエスにある救いと,
それとともに,
とこしえの栄光を
受けるようになるためです。
次のことばは
信頼すべきことばです。
『もし私たちが,
彼とともに死んだのなら,
彼とともに生きるようになる。
もし耐え忍んでいるなら,
彼とともに治めるようになる。
もし彼を否んだなら,
彼もまた私たちを否まれる。
私たちは真実でなくても,
彼は常に真実である。
彼にはご自身を否むことが
できないからである。』」



ここでは,福音を

キリストの死,復活,栄光(再臨)

として現しています。


特にキリストの死と復活(1:8)

と,その恵み(1:11)が

語られています。


「次のことば」と言うのは,

当時の信仰告白か,

賛美歌の歌詞のようです。




主と共に死に、共に生きる


(2テモテ2:3-13)

「キリスト・イエスの
りっぱな兵士として,
私と苦しみをともにしてください。
兵役についていながら,
日常生活のことに
掛かり合っている者は
だれもありません。
それは徴募した者を
喜ばせるためです。
また,競技をするときも,
規定に従って競技をしなければ
栄冠を得ることはできません。
労苦した農夫こそ,
まず第一に収穫の分け前に
あずかるべきです。
私が言っていることを
よく考えなさい。
主はすべてのことについて,
理解する力を
あなたに必ず与えてくださいます。
私の福音に言うとおり,
ダビデの子孫として生まれ,
死者の中からよみがえった
イエス・キリストを,
いつも思っていなさい。
私は,福音のために,
苦しみを受け,
犯罪者のようにつながれています。
しかし,神のことばは,
つながれてはいません。
ですから,
私は選ばれた人たちのために,
すべてのことを耐え忍びます。
それは,彼らもまた
キリスト・イエスにある救いと,
それとともに,
とこしえの栄光を
受けるようになるためです。
次のことばは
信頼すべきことばです。
『もし私たちが,
彼とともに死んだのなら,
彼とともに生きるようになる。』」






福音


(2テモテ2:8-11)

「ダビデの子孫として生れ,
死人のうちから
よみがえったイエス・キリストを,
いつも思っていなさい。
これがわたしの福音である。 
この福音のために,
わたしは悪者のように苦しめられ,
ついに鎖につながれるに至った。
しかし,
神の言はつながれてはいない。 
それだから,
わたしは選ばれた人たちのために,
いっさいのことを
耐え忍ぶのである。
それは,
彼らもキリスト・イエスによる
救を受け,
また,それと共に永遠の栄光を
受けるためである。」




神の働き手


(2テモテ2:15-17)

「あなたは熟練した者、
すなわち、
真理のみことばを
まっすぐに説き明かす、
恥じることのない働き人として、
自分を神にささげるよう、
努め励みなさい。
俗悪なむだ話を避けなさい。
人々はそれによって
ますます不敬虔に深入りし、
彼らの話は
癌のように広がるのです。
ヒメナオとピレトは
その仲間です。」


再臨を待つ者は,

分別をなくすことなく,

良い働き手,

良い言葉を語る者と

なるべきだといいます。


この手紙での

中心のメッセージです。






義と信仰と愛と平和とを追い求める


(2テモテ2:22-25)

「そこで,
あなたは若い時の情欲を
避けなさい。
そして,きよい心をもって
主を呼び求める人々と共に,
義と信仰と愛と平和とを
追い求めなさい。
愚かで無知な論議をやめなさい。
それは,
あなたが知っているとおり,
ただ争いに終るだけである。 
主の僕たる者は争ってはならない。
だれに対しても親切であって,
よく教え,よく忍び, 
反対する者を柔和な心で
教え導くべきである。
おそらく神は,
彼らに悔改めの心を与えて,
真理を知らせ, 
一度は悪魔に捕えられて
その欲するままになっていても,
目ざめて彼のわなから
のがれさせて下さるであろう。」


情欲を避け,

義と信仰と愛と平和とを

追い求めなさい。


イエス・キリストを信じる者には,

聖霊が与えられます。


徳を求めるようにと言います。


聖霊を受けたものは,

御霊の賜物と実によって

生きるよう勧められます。




終わりのとき


(2テモテ3:1)

「終わりの日には
困難な時代がやって来ることを
よく承知しておきなさい。」


終末の前に困難な時代が来ます。


☆彡


(2テモテ3:1-5)

「しかし,
このことは
知っておかねばならない。
終りの時には,苦難の時代が来る。 
その時,人々は自分を愛する者,
金を愛する者,大言壮語する者,
高慢な者,神をそしる者,
親に逆らう者,恩を知らぬ者,
神聖を汚す者,無情な者,
融和しない者,そしる者,
無節制な者,粗暴な者,
善を好まない者,裏切り者,
乱暴者,高言をする者,
神よりも快楽を愛する者, 
信心深い様子をしながら
その実を捨てる者となるであろう。
こうした人々を避けなさい。」


この中で,パウロにならい,

信仰,寛容,愛,忍耐を持つなら,

この時代から

救い出してくださいます。




(2テモテ3:10,11)

「しかしあなたは,
わたしの教,歩み,こころざし,
信仰,寛容,愛,忍耐, 
それから,
わたしがアンテオケ,イコニオム,
ルステラで受けた数々の迫害,
苦難に,よくも続いてきてくれた。
そのひどい迫害に
わたしは耐えてきたが,
主はそれらいっさいのことから,
救い出して下さったのである。」




聖書に親しむ


(2テモテ3:15)口語訳 

「また幼い時から,聖書に親しみ,
それが,キリスト・イエスに対する
信仰によって救に至る知恵を,
あなたに与えうる
書物であることを知っている。」


テモテは幼い時から,

聖書の親しんでいました。


ここでは聖書は旧約聖書です。


旧約聖書,新約聖書共に

わたしたちに救いに与らせます。





聖書の霊感 


(2テモテ3:16,17)

「聖書はすべて,
神の霊感によるもので,
教えと戒めと矯正と
義の訓練とのために
有益です。
それは,神の人が,
すべての良い働きのために
ふさわしい十分に
整えられた者と
なるためです。」


ここでの「聖書」は

旧約聖書を指していますが,

わたしたちにとっては

聖書全体です。


聖書全体が

神の霊感によっていると

信じているからです。


「霊感による」は,

神の息によるという意味です。


神の息に吹き込まれることで,

人間が生命あるものになったように

(創世記2:7)

聖書は神の息,

すなわち聖霊に

動かされた人々によって

書かれました。

(2ペテロ1:21)



2テモテは,

パウロの最後の書簡です。

牧会者としてのテモテに対する

個人敵な励ましと

注意に対するために

書かれています。


☆彡


(2テモテ3:14-16)

「けれどもあなたは,
学んで確信したところに
とどまっていなさい。
あなたは自分が,
どの人たちから
それを学んだかを知っており,
また,幼いころから聖書に
親しんで来たことを
知っているからです。
聖書はあなたに知恵を
与えてキリスト・イエスに対する
信仰による救いを
受けさせることができるのです。
聖書はすべて,
神の霊感によるもので,
教えと戒めと矯正と
義の訓練とのために有益です。」





聖書は不思議な書物です。


神は,わたしたちに必要なすべてを

注ぎ込んでいます。


どんな状況にも

最も良い答えを与えています。


それは,ひとつの型があります。


イエス・キリストがそれです。


イスラエルの

エジプトからの救いは,

イエス・キリストの

わたしたちの救いを

示しています。


旧約聖書の人物は,

人としてのイエスを示し,

また私たちを示しています。


神は聖書を与えてくださいましたが,

わたしたちに

知識を与えるだけではありません。


そこには

わたしたちの

生まれたときから死ぬまで,

広くいえば天地創造から終末まで,

永遠から永遠まで支配し,

力と愛を注いで下さっています。





伝道者として働き


(2テモテ4:5)

「しかし,あなたは,
どのようなばあいにも慎み,
困難に耐え,
伝道者として働き,
自分の務めを
十分に果たしなさい。」
                           
                                  
パウロがテモテに命じている事柄


☆彡


自分の務めを十分に果たす

(2テモテ4:1-5) 

「神の御前で,
また,生きている人と死んだ人とを
さばかれる
キリスト・イエスの御前で,
その現われとその御国を思って,
私はおごそかに命じます。
みことばを宣べ伝えなさい。
時が良くても悪くても
しっかりやりなさい。
寛容を尽くし,絶えず教えながら,
責め,戒め,また勧めなさい。
というのは,
人々が健全な教えに
耳を貸そうとせず,
自分につごうの良いことを
言ってもらうために,
気ままな願いをもって,
次々に教師たちを
自分たちのために寄せ集め,
真理から耳をそむけ,
空想話にそれて行くような
時代になるからです。
しかし,あなたは,
どのようなばあいにも慎み,
困難に耐え,伝道者として働き,
自分の務めを
十分に果たしなさい。」


2テモテは,

パウロの,最後の書簡です。


牧会者としてのテモテに対する

個人的な励ましと注意があります。




主の現れを慕う (再臨)


(2テモテ4:1)

「神のみまえと,
生きている者と死んだ者とを
さばくべき
キリスト・イエスのみまえで,
キリストの出現と
その御国とを思い,
おごそかに命じる。」



(2テモテ4:6-8)

「私は今や
注ぎの供え物となります。
私が世を去る時はすでに来ました。
私は勇敢に戦い,
走るべき道のりを走り終え,
信仰を守り通しました。
今からは,
義の栄冠が私のために
用意されているだけです。
かの日には,
正しい審判者である主が,
それを私に授けてくださるのです。
私だけでなく,
主の現われを慕っている者には,
だれにでも
授けてくださるのです。」


「注ぎの供え者」とは

殉教の死です。


2テモテは,

パウロ最後の手紙だと

いわれています。


「主の現われ」とは

再臨のことです。


パウロは,

ここで主の再臨の

喜びを伝えています。


義の冠とは,

主の再臨のとき与えられます。


オリンピックでの優勝者への賞品の

オリーブの枝で作られた冠と

比べられています。


☆彡


(2テモテ4:6-8 新共同訳)

「わたし自身は,
既にいけにえとして
献げられています。
世を去る時が近づきました。
わたしは,戦いを立派に戦い抜き,
決められた道を走りとおし,
信仰を守り抜きました。
今や,
義の栄冠を受けるばかりです。
正しい審判者である主が,
かの日にそれをわたしに
授けてくださるのです。
しかし,わたしだけでなく,
主が来られるのを
ひたすら待ち望む人には,
だれにでも授けてくださいます。」


人生のゴールは

パウロは

別の個所でも宣べています。


(ピリピ3:12-14)

(2テモテ4:6-8)


(黙示3:11)

「わたしは,すぐに来る。
あなたの冠が
だれにも奪われないように,
自分の持っているものを
堅く守っていなさい。」



2019-10-08









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