ハンナの祈り
(1サムエル1:20)
「日が改まって,
ハンナはみごもり,男の子を産んだ。
そして『私がこの子を主に願ったから。』
と言って,
その名をサムエルと呼んだ。」
ハンナは,現実のつらさのために,
祈りました。
○
わたしたちが置かれている人生を,
主の前にひざまずき,
みことばを開き,祈り,進む道を示され,
従がうことが最も大切なことだと
この箇所はおしえています。
ハンナは,神への信仰と祈りによって,
素晴らしい生涯を送りました。
☆彡
ハンナのいのり
(1サムエル1:1-20)
「ハンナの心は痛んでいた。
彼女は主に祈って,激しく泣いた。
そして誓願を立てて言った。
『万軍の主よ。
もし,あなたが,
はしための悩みを顧みて,
私を心に留め,
このはしためを忘れず,
このはしために男の子を
授けてくださいますなら,
私はその子の一生を主におささげします。
そして,その子の頭に,
かみそりを当てません。』
ハンナが主の前で長く祈っている間,
エリはその口もとを見守っていた。
ハンナは心のうちで祈っていたので,
くちびるが動くだけで,
その声は聞こえなかった。
それでエリは彼女が
酔っているのではないかと思った。
エリは彼女に言った。
『いつまで酔っているのか。
酔いをさましなさい。』
ハンナは答えて言った。
『いいえ,祭司さま。
私は心に悩みのある女でございます。
ぶどう酒も,
お酒も飲んではおりません。
私は主の前に,
私の心を注ぎ出していたのです。
このはしためを,
よこしまな女と思わないでください。
私はつのる憂いといらだちのため,
今まで祈っていたのです。』
エリは答えて言った。
『安心して行きなさい。
イスラエルの神が,
あなたの願ったその願いを
かなえてくださるように。』
彼女は,
『はしためが,
あなたのご好意に
あずかることができますように。』
と言った。
それからこの女は帰って食事をした。
彼女の顔は,
もはや以前のようではなかった。
翌朝早く,
彼らは主の前で礼拝をし,
ラマにある自分たちの家へ帰って行った。
エルカナは自分の妻ハンナを知った。
主は彼女を心に留められた。
日が改まって,ハンナはみごもり,
男の子を産んだ。
そして
『私がこの子を主に願ったから。』と言って,
その名をサムエルと呼んだ。」
2020-05-09