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朝の光(聖書の言葉)

エリヤとバアルの預言者との戦い(1列王記18:20,21)2020.10.9

エリヤとバアルの預言者との戦い


アハブ王とエリヤ


(1列王記18:20,21口語訳)

「そこでアハブは
イスラエルのすべての人に人をつかわして,
預言者たちをカルメル山に集めた。
そのときエリヤは
すべての民に近づいて言った,
『あなたがたはいつまで
二つのものの間に迷っているのですか。
主が神ならばそれに従いなさい。
しかしバアルが神ならば,
それに従いなさい』。
民はひと言も彼に答えなかった。」


北イスラエルのアハブ王が

バアル礼拝を導入したころ,

神はエリヤを遣わして,

北イスラエルを真の神に

立ち帰えらそうとします。


アハブ王はバアル信仰を容認します。


このアハブ王に

預言者エリヤは対立します。


カルメル山上でエリヤは

バアルの預言者450人に対決します。


エリヤの祈りに神は答えてくださり,

エリヤは勝ちます。


この後,エリヤはバアルの預言者を

皆殺しにしました。





(1列王記18:37,38口語訳)

「『主よ,わたしに答えてください,
わたしに答えてください。
主よ,この民にあなたが神であること,
またあなたが彼らの心を
翻されたのであることを
知らせてください』。
そのとき主の火が下って燔祭と,
たきぎと,石と,ちりとを焼きつくし,
またみぞの水をなめつくした。」




エリヤのうつ

(1列王記19:4口語訳)

「自分は一日の道のりほど
荒野にはいって行って,
れだまの木の下に座し,
自分の死を求めて言った,
『主よ,もはや,じゅうぶんです。
今わたしの命を取ってください。
わたしは先祖にまさる者では
ありません』」。


エリヤはバアルの預言者と対決し,

勝利を得ますが,

イゼベルに命を狙われます。


すると,

エリヤは燃え尽きたかのようになります。


うつとなり,

そして,自分の死さえ願います。

現代人の精神的な病を思い出させます。



エリヤは

天使の導きで神の声を聞くことによって,

再び力を得ます。


旧約聖書の偉大な預言者にも

弱いところがありました。


神の声は,そこに現れました。





(列王記19:8 口語訳)

「彼は起きて食べ,かつ飲み,
その食物で力づいて四十日四十夜行って,
神の山ホレブに着いた。」


アハブ王からカルメル山での出来事を

聞いたイゼベルは烈火のごとく怒り,

エリヤを殺すと,エリヤに告げます。


するとエリヤはイゼベルを恐れて逃亡し,

40日40夜歩いて,

シナイ半島のかつてモーセが

十戒を授かった神の山 ホレブにまで

やってきました。





かすかな細い声


(1列王記19:11,12)

「主は仰せられた。
『外に出て,山の上で主の前に立て。』
すると,そのとき,主が通り過ぎられ,
主の前で,
激しい大風が山々を裂き,岩々を砕いた。
しかし,風の中に主はおられなかった。
風のあとに地震が起こったが,
地震の中にも主はおられなかった。
地震のあとに火があったが,
火の中にも主はおられなかった。
火のあとに,かすかな細い声があった。」


この惚れ部の山で

神はエリヤに声をかけます。


「主が通り過ぎられ」とは,

神の特別な顕現を表します。


「火」とは稲妻を表していると

考えられています。


神の声は,

エリヤには,このとき,

静かに聞こえて来ました。


2020-10-08




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