アブラハムがイサクをささげる。
(創世記22:10-13)
「アブラハムは手を伸ばし,
刀を取って自分の子をほふろうとした。
そのとき,主の使いが天から彼を呼び,
『アブラハム。アブラハム。』
と仰せられた。
彼は答えた。
『はい。ここにおります。』
御使いは仰せられた。
『あなたの手を,
その子に下してはならない。
その子に何もしてはならない。
今,わたしは,
あなたが神を恐れることがよくわかった。
あなたは,自分の子,
自分のひとり子さえ惜しまないで
わたしにささげた。』
アブラハムが目を上げて見ると,
見よ,角をやぶに引っかけている
一頭の雄羊がいた。
アブラハムは行って,その雄羊を取り,
それを自分の子の代わりに,
全焼のいけにえとしてささげた。」
この箇所は,
新約聖書では次のように言っています。
「アブラハムから出たからといって,
すべてが子どもなのではなく,
『イサクから出る者が
あなたの子孫と呼ばれる。』
のだからです。」
「神には約束されたことを
成就する力があることを
堅く信じました。」
アブラハムは,
神が代わりのいけにえを
備えてくださるか,
イサクを生き返らせてくださると
信じていました。
(ヘブル11:17-19)
「信仰によって,アブラハムは,
試みられたときイサクをささげました。
彼は約束を与えられていましたが,
自分のただひとりの子をささげたのです。
神はアブラハムに対して,
『イサクから出る者が
あなたの子孫と呼ばれる。』
と言われたのですが,
彼は,神には人を死者の中から
よみがえらせることもできる,
と考えました。
それで彼は,
死者の中からイサクを取り戻したのです。
これは型です。」
この後,
イサク,ヤコブ,ヨセフの話が続き,
イスラエルの民は,エジプトに行きます。
2019-02-17