聖霊が注がれるとき
聖書の教理は,
パウロの信仰によるところが大きいです。
しかし,使徒行伝を書いたルカの教理を
軽視して信仰生活をあゆむことは,
大きな恵みを失うことになります。
次のルカの書いた使徒行伝の3か所は,
ローマ書と同じように
大切な個所ではないでしょうか。
何度も読み返す必要が
あるようにおもいます。
パウロは十字架と復活を
聖書の中心に持っていきました。
ルカは次の箇所では,
聖霊降臨(ペンテコステ)を中心に
宣べています。
(使徒2:1-4)
「五旬節の日になって,
みなが一つ所に集まっていた。
すると突然,天から,
激しい風が吹いてくるような響きが起こり,
彼らのいた家全体に響き渡った。
また,炎のような分かれた舌が現われて,
ひとりひとりの上にとどまった。
すると,みなが聖霊に満たされ,
御霊が話させてくださるとおりに,
他国のことばで話しだした。」
(使徒10:44-47)
「ペテロがなおもこれらのことばを
話し続けているとき,
みことばに耳を傾けていたすべての人々に,
聖霊がお下りになった。
割礼を受けている信者で,
ペテロといっしょに来た人たちは,
異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので驚いた。
彼らが異言を話し,
神を賛美するのを聞いたからである。
そこでペテロはこう言った。
『この人たちは,
私たちと同じように,
聖霊を受けたのですから,
いったいだれが,
水をさし止めて,
この人たちにバプテスマを
受けさせないようにすることが
できましょうか。』」
(使徒19:2-6)
「信じたとき,
聖霊を受けましたか。」と尋ねると,
彼らは,
「いいえ,聖霊の与えられることは,
聞きもしませんでした。」と答えた。
「では,
どんなバプテスマを受けたのですか。」
と言うと,
「ヨハネのバプテスマです。」と答えた。
そこで,パウロは,
「ヨハネは,
自分のあとに来られるイエスを
信じるように人々に告げて,
悔い改めのバプテスマを授けたのです。」
と言った。
これを聞いたその人々は,
主イエスの御名によって
バプテスマを受けた。
パウロが彼らの上に手を置いたとき,
聖霊が彼らに臨まれ,
彼らは異言を語ったり,
預言をしたりした。」
2015.11.8