わたしの前に主を置いた
(詩編16:8)
「私はいつも,
私の前に主を置いた。
主が私の右におられるので,
私はゆるぐことがない。」
ペテロはペンテコステの日に
詩編16:8を引用して説教しました。
聖霊は,
キリストの臨在を現してくださいます。
たましいの奥ににまで
キリストの霊が届いています。
「神の臨在」は,
私たちには聖霊の降臨の後,
聖霊のバプテスマを受けることによって
得られることをペテロは明らかにしました。
ペテロは11人とともに立って,
声を張り上げ,
人々にはっきりとこう言った。
(使徒2:14,25)
「ユダヤの人々,
ならびにエルサレムに住むすべての人々。
あなたがたに
知っていただきたいことがあります。
どうか,私のことばに耳を貸してください。
「…ダビデはこの方について,
こう言っています。
『私はいつも,
自分の目の前に主を見ていた。
主は,私が動かされないように,
私の右におられるからである。』」
○
主はわたしの嗣業
詩編16 口語訳
「神よ,わたしをお守りください。
わたしはあなたに寄り頼みます。
わたしは主に言う,
『あなたはわたしの主,
あなたのほかにわたしの幸はない』と。
地にある聖徒は,
すべてわたしの喜ぶすぐれた人々である。
おおよそ,
ほかの神を選ぶ者は悲しみを増す。
わたしは彼らのささげる血の灌祭を注がず,
その名を口にとなえることをしない。
主はわたしの嗣業,
またわたしの杯にうくべきもの。
あなたはわたしの分け前を守られる。
測りなわは,
わたしのために好ましい所に落ちた。
まことにわたしは良い嗣業を得た。
わたしにさとしを
さずけられる主をほめまつる。
夜はまた,
わたしの心がわたしを教える。
わたしは常に主をわたしの前に置く。
主がわたしの右にいますゆえ,
わたしは動かされることはない。
このゆえに,わたしの心は楽しみ,
わたしの魂は喜ぶ。
わたしの身もまた安らかである。
あなたはわたしを陰府に捨ておかれず,
あなたの聖者に
墓を見させられないからである。
あなたはいのちの道をわたしに示される。
あなたの前には満ちあふれる喜びがあり,
あなたの右には,
とこしえにもろもろの楽しみがある。」
2015-12-31