エペソ1 1章 まとめ
2022.12.31
- 挨拶,祝福と祈り
○
神の永遠の計画
(エペソ1:1-14)
「神のみこころによる
キリスト・イエスの使徒パウロから,
キリスト・イエスにある忠実な
エペソの聖徒たちへ。
私たちの父なる神と
主イエス・キリストから,
恵みと平安が
あなたがたの上にありますように。
私たちの主イエス・キリストの
父なる神が
ほめたたえられますように。
神はキリストにおいて,
天にあるすべての霊的祝福をもって
私たちを祝福してくださいました。
すなわち,
神は私たちを世界の基の置かれる前から
キリストのうちに選び,
御前で聖く,
傷のない者にしようとされました。
神は,ただみこころのままに,
私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもって
あらかじめ定めておられたのです。
それは,神がその愛する方によって
私たちに与えてくださった
恵みの栄光が,
ほめたたえられるためです。
私たちは,この御子のうちにあって,
御子の血による贖い,
すなわち罪の赦しを受けているのです。
これは神の豊かな恵みによることです。
神はこの恵みを
私たちの上にあふれさせ,
あらゆる知恵と思慮深さをもって,
みこころの奥義を
私たちに知らせてくださいました。
それは,神が御子においてあらかじめ
お立てになった
ご計画によることであって,
時がついに満ちて,
この時のためのみこころが
実行に移され,
天にあるものも地にあるものも,
いっさいのものが,
キリストにあって
一つに集められることなのです。
このキリストにあって,
私たちは彼にあって
御国を受け継ぐ者ともなったのです。
私たちは,
みこころによりご計画のままを
みな実現される方の目的に従って,
このように
あらかじめ定められていたのです。
それは,
前からキリストに
望みをおいていた私たちが,
神の栄光を
ほめたたえる者となるためです。
またあなたがたも,
キリストにあって,
真理のことば,
すなわち
あなたがたの救いの福音を聞き,
またそれを信じたことによって,
約束の聖霊をもって
証印を押されました。
聖霊は私たちが
御国を受け継ぐことの
保証であられます。
これは神の民の贖いのためであり,
神の栄光が
ほめたたえられるためです。」
○
選び
(エペソ1:3-5)
「私たちの主イエス・キリストの
父なる神が
ほめたたえられますように。
神はキリストにおいて,
天にあるすべての霊的祝福をもって
私たちを祝福してくださいました。
すなわち,
神は私たちを世界の基の置かれる前から
キリストのうちに選び,
御前で聖く,
傷のない者にしようとされました。
神は,ただみこころのままに,
私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもって
あらかじめ定めておられたのです。」
私たちは,
イエス・キリストを信じることによって
救われます。
しかし,私たちが信じたのは,
神の選びによっています。
神の選びは,
信仰がわたしたちの業でないことを
示しています。
救いは,
神の一方的な
恵みによっているからです。
わたしたちが救いは,
神の「神の選び」であります。
このことは,信じる者に,
こころに揺らぐことのない平安が
与えられます。
○
イエスは次のように言いました。
(ヨハネ15:16)
「あなたがたが
わたしを選んだのではありません。
わたしがあなたがたを選び,
あなたがたを任命したのです。
それは,あなたがたが行って実を結び,
そのあなたがたの実が残るためであり,
また,あなたがたがわたしの名によって
父に求めるものは何でも,
父があなたがたに
お与えになるためです。」
○
同じ著者のパウロは,
私たちは信仰によって救われると
書いています。
(ローマ1:16,17)
「私は福音を恥とは思いません。
福音は,
ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも,
信じるすべての人にとって,
救いを得させる神の力です。
なぜなら,
福音のうちには
神の義が啓示されていて,
その義は,
信仰に始まり信仰に進ませるからです。
『義人は信仰によって生きる。』
と書いてあるとおりです。」
○
贖(あがな)う
(エペソ1:7)
「 私たちは,
この御子のうちにあって,
御子の血による贖い,
すなわち罪の赦しを受けているのです。
これは
神の豊かな恵みによることです。」
聖書の最も重要な言葉の一つが
「贖(あがな)う」です。
このことばは,わかりにくいです。
原語のギリシャ語では,
アポリューローシスであり,
アポ「~から」と
リューオー「解く」からなっています。
ですから,
「解き離す」とも訳せます。
言語の意味は,
「身代金の支払いによる
解放・釈放,
また捕虜・奴隷の買戻し」です。
新約聖書での「贖い」とは,
神が罪人を罪と死の中から
イエス・キリストの
十字架の血によって救い出し,
神との,正しい関係になることです。
「贖い」は神の子
イエス・キリストの業です。
「救い」は,贖いを信じる人が
受けることが出来ます。
☆彡
子なる神による贖い
(エペソ1:5-12)
「神は,みむねとみこころのままに,
私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもって
あらかじめ定めておられました。
それは,神がその愛する方にあって
私たちに与えてくださった
恵みの栄光が,
ほめたたえられるためです。
この方にあって私たちは,
その血による贖い,
罪の赦しを受けています。
これは神の豊かな恵みによることです。
この恵みを,
神は私たちの上にあふれさせ,
あらゆる知恵と思慮深さをもって,
みこころの奥義を私たちに
知らせてくださいました。
それは,
この方にあって
神があらかじめお立てになった
みむねによることであり,
時がついに満ちて,実現します。
いっさいのものがキリストにあって,
天にあるもの地にあるものが
この方にあって,
一つに集められるのです。
この方にあって私たちは
御国を受け継ぐ者ともなりました。
みこころにより
ご計画のままを
みな行う方の目的に従って,
私たちはあらかじめ
このように定められていたのです。
それは,前からキリストに
望みを置いていた私たちが,
神の栄光をほめたたえるためです。
○
神の知恵
(エペソ1:17)
「どうか,
私たちの主イエス・キリストの神,
すなわち栄光の父が,
神を知るための知恵と啓示の御霊を,
あなたがたに
与えてくださいますように。」
パウロのエペソの手紙の一節にある,
信徒のための祈です。
この中に,
私たちは人生の目標を
見出すことが出来ます。
それは,わたしたちが
「神を知るための知恵と啓示の御霊を」
得ることです。
神の知恵を知ることは,
人生の出発点であり目標であり,
いつも必要で
追い求めて行くものです。
そして,「神の知恵」を見出すことは,
喜びでもあります。
そして,次に
「神の召しによって与えられる望みが
どのようなものか」
(エペソ1:19)
ということを知ることです。
☆彡
(エペソ1:16-19)
「あなたがたのために
絶えず感謝をささげ,
あなたがたのことを
覚えて祈っています。
どうか,
私たちの主イエス・キリストの神,
すなわち栄光の父が,
神を知るための知恵と啓示の御霊を,
あなたがたに
与えてくださいますように。
また,
あなたがたの心の目が
はっきり見えるようになって,
神の召しによって与えられる望みが
どのようなものか,
聖徒の受け継ぐものが
どのように栄光に富んだものか,
また,
神の全能の力の働きによって
私たち信じる者に働く
神のすぐれた力が
どのように偉大なものであるかを,
あなたがたが
知ることができますように。」
○
神の右の座
(エペソ1:20口語訳)
「神はその力を
キリストのうちに働かせて,
彼を死人の中からよみがえらせ,
天上において
ご自分の右に座せしめ,…」
パウロの手紙の1節です。
イエス・キリストは,
十字架にかけられ,
復活し,天に昇ります。
今は,神の右の座にいます。
☆彡
パウロは,
イエスが天に上げられた
経験をしています。
第三の天に引き上げられたという
驚きの体験です。
(2コリント12:2-4口語訳)
「わたしは誇らざるを得ないので,
無益ではあろうが,
主のまぼろしと啓示とについて語ろう。
わたしはキリストにある
ひとりの人を知っている。
この人は十四年前に
第三の天にまで引き上げられた
―それが,からだのままであったか,
わたしは知らない。
からだを離れてであったか,
それも知らない。
神がご存じである。
この人が
―それが,からだのままであったか,
からだを離れてであったか,
わたしは知らない。
神がご存じである―
パラダイスに引き上げられ,
そして口に言い表わせない,
人間が語ってはならない
言葉を聞いたのを,
わたしは知っている。」
○
わたしたちもまた,
キリストと共に
天上の座に着いています。
(エペソ2:5,6)
「罪過によって
死んでいたわたしたちを,
キリストと共に生かし
―あなたがたの救われたのは,
恵みによるのである―
キリスト・イエスにあって,
共によみがえらせ,
共に天上で座につかせて
下さったのである。」
2022.12.31