愛は死のように強い
(雅歌8:6,7)
「私を封印のように
あなたの心臓の上に,
封印のように
あなたの腕につけてください。
愛は死のように強く,
ねたみは
よみのように激しいからです。
その炎は火の炎,
すさまじい炎です。
大水もその愛を
消すことができません。
洪水も押し流すことができません。
もし,人が愛を得ようとして,
自分の財産をことごとく与えても,
ただのさげすみしか
得られません。」
雅歌は,もともとは「伝道の書」と
対照的な恋愛の歌です。
しかし,
単に恋愛を謳歌(おうか)するもの
としてではなく,
神と人との交わりを
歌ったものとして
受け取られています。
神が人を創造したのには,
神の愛がありました。
(エペソ1:5,6)
「神は,ただみこころのままに,
私たちをイエス・キリストによって
ご自分の子にしようと,
愛をもってあらかじめ
定めておられたのです。
それは,
神がその愛する方によって
私たちに与えてくださった
恵みの栄光が,
ほめたたえられるためです。」
わたしたちが人々を愛するのは,
そのもとが神の愛にあるからです。
ここに神の教え,
聖書の本質があるのです。
(エペソ5:22-25)
「妻たちよ。
あなたがたは,
主に従うように,
自分の夫に従いなさい。
なぜなら,
キリストは教会のかしらであって,
ご自身がそのからだの
救い主であられるように,
夫は妻のかしらであるからです。
教会がキリストに従うように,
妻も,すべてのことにおいて,
夫に従うべきです。
夫たちよ。
キリストが教会を愛し,
教会のために
ご自身をささげられたように,
あなたがたも,
自分の妻を愛しなさい。」
神の愛は,
親子,夫と妻の愛の根源,
本質です。
ここを理解しないで,
神に喜ばれる家族を
築くことはできません。
新約聖書の時代に生きる
私たちにとっては,
雅歌の愛は人と人の間の愛と
とらえると同時に,
神と人との愛と
とらえることができます。
2015-06-09