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朝の光(聖書の言葉)

マラキ書 解説 2023.7.22

 マラキ


 口語訳 聖書引用

 

「マラキ」という名前は,

「わたしの使者」,

ないしは「ヤーウェーの使者」を

意味します。

 

マラキは,

旧約聖書における最後の預言者です。

 

マラキの預言は,

第2神殿の建設後,

民の信仰の衰えた時,

エズラとネヘミヤの改革の前,

前460-450年頃

ではないかとされています。

 

 

 

 

選びの愛 

 

(マラキ1:1-3 口語訳)

 

「マラキによって

イスラエルに臨んだ

主の言葉の託宣。

主は言われる,

「わたしはあなたがたを愛した」と。

ところがあなたがたは言う,

「あなたはどんなふうに,

われわれを愛されたか」。

主は言われる,

「エサウはヤコブの兄ではないか。

しかしわたしはヤコブを愛し,

エサウを憎んだ。

かつ,わたしは彼の山地を荒し,

その嗣業を荒野の山犬に与えた」。

 

 

神の愛は契約の愛,

また選びの愛です。

 (ローマ9:13)

「『わたしはヤコブを愛し,

エサウを憎んだ。』

と書いてあるとおりです。」


 ○

 

若いときの妻に対する背信


 (マラキ2:14 口語訳)


「『なぜ神は受けられないのか』

と尋ねる。

これは主があなたと,

あなたの若い時の妻との間の,

契約の証人だったからである。

彼女は,あなたの連れ合い,

契約によるあなたの妻であるのに,

あなたは彼女を裏切った。」

 

人と人の関係の基本になる結婚も,

 

契約だと聖書は教えています。

 

 

●●

 

 

主の道を備える

 

(マラキ3:1,2 口語訳)


「見よ,

わたしはわが使者をつかわす。

彼はわたしの前に道を備える。

またあなたがたが求める所の主は,

たちまちその宮に来る。

見よ,

あなたがたの喜ぶ契約の使者が来ると,

万軍の主が言われる。

その来る日には,

だれが耐え得よう。

そのあらわれる時には,

だれが立ち得よう。

彼は金をふきわける者の

火のようであり,

布さらしの灰汁のようである。」

 

主は裁くために来られます。

誰がその日に耐えられるでしょうか。

悔い改めて,

主の日に備えなさいと言います。

 

「わたしの使者を遣わす」,

この使者とは

バプテスマのヨハネのことです。


 彼こそがメシヤである

イエスキリストのための

道を整えるために

主が送られた使者なのです。

 

(参考 マタイ11:10)

 

ヨハネは悔い改めを語り,

主の名による

バプテスマを授ける事によって

イスラエルの民に,

イエスのための道を整えました。


 

(マタイ11:7-10)口語訳 

彼らが帰ってしまうと,
イエスはヨハネのことを
群衆に語りはじめられた,
「あなたがたは,
何を見に荒野に出てきたのか。
風に揺らぐ葦であるか。
では,何を見に出てきたのか。
柔らかい着物をまとった人か。
柔らかい着物をまとった人々なら,
王の家にいる。
では,なんのために出てきたのか。
預言者を見るためか。
そうだ,あなたがたに言うが,
預言者以上の者である。
『見よ,
わたしは使をあなたの先につかわし,
あなたの前に,
道を整えさせるであろう』
と書いてあるのは,この人のことである。


  ○


主に帰れ


(マラキ3:6,7)

「主なるわたしは変ることがない。
それゆえ,ヤコブの子らよ,
あなたがたは滅ぼされない。
あなたがたは,その先祖の日から,
わが定めを離れて,
これを守らなかった。
わたしに帰れ,
わたしはあなたがたに帰ろうと,
万軍の主は言われる。
ところが,あなたがたは
『われわれはどうして帰ろうか』
と尋ねる。」


主は,

イスラエルを滅ぼさないと言います。


主は,「わたしに帰れ」と言います。


 

 

主の日のさばきと救い

 

(マラキ4:2口語訳)


「わが名を恐れるあなたがたには,

義の太陽がのぼり,

その翼には,

いやす力を備えている。

あなたがたは牛舎から出る

子牛のように外に出て,

とびはねる。」

 

 

神の国(天国)の預言です。

 イエス・キリストが再び来られ

神の国を備えられます。

 

「永久の安き来たりて」

(新聖歌151)

1.

永遠(とわ)の安き来(きた)りて  

ああその朝

悩み多き夜は去る  ああその朝

(くり返し) 

ああその朝  ああその朝  

義の日は出でて輝かん

ああその朝  ああその朝  

救い主に我ら会わん


 

 ●●

 

 

バプテスマのヨハネの預言

 

(マラキ4:5,6) 口語訳


見よ,

主の大いなる恐るべき日が

来る前に,

わたしは預言者エリヤを

あなたがたにつかわす。

彼は父の心を

その子供たちに向けさせ,

子供たちの心を

その父に向けさせる。

これはわたしが来て,

のろいをもって

この国を撃つことのないように

するためである」。

 

主の来ることを,

初めのときとしています。

 

主は僕の姿と,

再臨のときの王としての

2度め現れます。

 

悔い改めて主を待ち望みなさい

というように言います。

 

「主の大いなる恐ろしい日」とは,

終末のさばきの日です。

 

この日が来る前に,

預言者エリヤを遣わすと預言します。

 

「主の日」が来る時

「父の心を子に,子の心を父に」

向けさせるために,

 

エリヤのような預言者が現れるという

預言をしました。

 

洗礼者ヨハネの誕生を

御使いは次のように言います。


 (ルカ1:17)

「彼こそ,

エリヤの霊と力で主の前ぶれをし,

父たちの心を子供たちに向けさせ,

逆らう者を義人の心に立ち戻らせ,

こうして,

整えられた民を主のために

用意するのです。」


イエスは,このエリヤを

バプテスマのヨハネであると言います。


 

(マタイ11:7-14 新改訳)


「この人たちが行ってしまうと,イエスは,

ヨハネについて群衆に話しだされた。

「あなたがたは,

何を見に荒野に出て行ったのですか。

風に揺れる葦ですか。

でなかったら,

何を見に行ったのですか。

柔らかい着物を着た人ですか。

柔らかい着物を着た人なら

王の宮殿にいます。

でなかったら,

なぜ行ったのですか。

預言者を見るためですか。

そのとおり。

だが,わたしが言いましょう。

預言者よりもすぐれた者をです。

 この人こそ,

『見よ,

わたしは使いをあなたの前に遣わし,

あなたの道を,

あなたの前に備えさせよう。』

と書かれているその人です。

まことに,あなたがたに告げます。

女から生まれた者の中で,

バプテスマのヨハネより

すぐれた人は出ませんでした。

しかも,天の御国の一番小さい者でも,

彼より偉大です。

バプテスマのヨハネの日以来今日まで,

天の御国は激しく攻められています。

そして,激しく攻める者たちが

それを奪い取っています。

ヨハネに至るまで,

すべての預言者たちと律法とが

預言をしたのです。

あなたがたが進んで受け入れるなら,

実はこの人こそ,

きたるべきエリヤなのです。」

 

 

 

 

 

 

マラキは主が2度来られることを

はきっりとは,

分かりませんでした。


旧約の預言者には,

まだ神が詳しくは

啓示しなかったようです。


新約聖書を与えられている私には,

もう少し詳しく理解することができます。

 

 


 

 

 


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