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朝の光(聖書の言葉)

民数記 解説 2022.11.28  重要

民数記 

解説 

2022.11.28




イスラエルの民を

約束の地に神の国を

設立する途中の記事です。


神の恵みによって、

イスラエルを約束の地に

入れてくださいます。




人口調査


(民数記1:1-3)

「イスラエルの人々が
エジプトの国を出た
翌年の第二の月の一日,
シナイの荒れ野にいたとき,
主は臨在の幕屋で
モーセに仰せになった。
イスラエルの人々の共同体全体の
人口調査をしなさい。
氏族ごとに,家系に従って,
男子全員を一人一人点呼し,
戸籍登録をしなさい。
あなたとアロンは,
イスラエルの中から
兵役に就くことのできる
二十歳以上の者を
部隊に組んで登録しなさい。」



民数記は,

ヘブル語聖書は「ベミドゥバル」

(「荒野にて」の意)

と呼んでいます。


ギリシャ語に翻訳されたとき

「数」と名づけられています。


民数記は,

出エジプトの最後の部分と

つながっています。


(出エジプト40:17)

「第二年目の第一月,

その月の第一日に

幕屋は建てられた。」


(民数記1:1)

「人々がエジプトの国を出て

二年目の第二月の一日に,

主はシナイの荒野の会見の天幕で

モーセに告げて仰せられた。」



民数記は,

シナイから

モアブの野に至るまでの,

約40年にわたる

イスラエルの民の記録が

記されています。


民数記に描かれるのは

荒野を旅する

イスラエルの民ですが,

それは約束の地へ戻っていく

神の民(わたしたち)の姿でも

あるのです。


民数記は全体として,

約束の途上にある

イスラエルの不信仰と

ぜい弱さに対する,

神の忍耐と忠実さを

縦糸としています。






宿営


(民数記2:1,2)


「主はモーセとアロンに言われた,

『イスラエルの人々は,

おのおのその部隊の旗のもとに,

その父祖の家の旗印にしたがって

宿営しなければならない。

また会見の幕屋のまわりに,

それに向かって

宿営しなければならない。』」


イスラエルの民が

幕屋の周りに宿営しました。


※ キリストが

ご自分の民の真ん中にいる型です。




神の御顔を仰ぐ


(民数記6:24-26)

「主があなたを祝福し,

あなたを守られますように。

主が御顔をあなたに照らし,

あなたを恵まれますように。

主が御顔をあなたに向け,

あなたに平安を

与えられますように。」


人生の目標とは,なんでしょうか。


 その答えは,

次のように言われることがあります。


 「わたしたちの人生の目標は

神の栄光を現し,

人生を喜ぶことである。」

 
それは,神の御顔を仰ぎ見ること

といえるかもしれません。

 
主の御顔を見るとき,

神の臨在があり,

神の栄光が現れるからです。

 
そして,

私たちは喜びに満たされます。




 

「主が御顔を照らす」

ことの神の目的は,

 わたしたちが

イエス・キリストの心を

知ることです。


 パウロは次のように言います。


(2コリント4:6)

「『光が,

やみの中から輝き出よ。』

と言われた神は,

私たちの心を照らし,

キリストの御顔にある

神の栄光を知る知識を

 輝かせてくださったのです。」





 (詩篇80:7)


「万軍の神よ。

私たちをもとに返し,

御顔を照り輝かせてください。

そうすれば,

私たちは救われます。」





 はじめは,

神の顔は人の比喩だと思います。

 しかし,聖書を読むと,

人が神に似せて造られたことが

わかります。

 ですから,

人の顔も「神の顔」に

似せて造られています。

 もちろん,目に見える,

物質的に

似せられているのではありません。

 
神は霊だからです。


 神に会うことは,

わたしたちの人生の目標であり,

日々の生き方の目標です。






賛美歌には,神の「御顔」について,

次ぎの聖歌があります。

 

 「主よわれらを祝し」

(新聖歌58)


「主よ われらを祝し 

われらに御顔を示し

安きを賜えや

主よ 御光を照らし 

われらを導きませ

豊かな恵みもて

 アーメン」




悩みの日の祈り


詩篇第6篇 (口語訳)

「主よ,あなたの怒りをもって,
わたしを責めず,
あなたの激しい怒りをもって,
わたしを懲らしめないでください。
主よ,わたしをあわれんでください。
わたしは弱り衰えています。
主よ,わたしをいやしてください。
わたしの骨は悩み苦しんでいます。
わたしの魂もまた
いたく悩み苦しんでいます。
主よ,
あなたはいつまで
お怒りになるのですか。
主よ,かえりみて,
わたしの命をお救いください。
あなたのいつくしみにより,
わたしをお助けください。
死においては,
あなたを覚えるものはなく,
陰府においては,
だれが
あなたをほめたたえることが
できましょうか。
わたしは嘆きによって疲れ,
夜ごとに涙をもって,
わたしのふしどをただよわせ,
わたしのしとねをぬらした。
わたしの目は憂いによって衰え,
もろもろのあだのゆえに弱くなった。
すべて悪を行う者よ,
わたしを離れ去れ。
主はわたしの泣く声を聞かれた。
主はわたしの願いを聞かれた。
主はわたしの祈をうけられる。
わたしの敵は恥じて,
いたく悩み苦しみ,
彼らは退いて,
たちどころに恥をうけるであろう。」





雲の柱,火の柱


(民数記9:15-18)

「幕屋を建てた日,
雲は掟の天幕である幕屋を覆った。
夕方になると,
それは幕屋の上にあって,
朝まで燃える火のように見えた。
いつもこのようであって,
雲は幕屋を覆い,
夜は燃える火のように見えた。
この雲が天幕を離れて昇ると,
それと共にイスラエルの人々は旅立ち,
雲が一つの場所にとどまると,
そこに宿営した。
イスラエルの人々は
主の命令によって旅立ち,
主の命令によって宿営した。
雲が幕屋の上にとどまっている間,
彼らは宿営していた。」


昼でも夜でも雲が止まったら,

イスラエルの民は止まります。


雲が昇ると前進します。




神が民を導かれることを表しています。




(ヨハネ8:12)

「イエスは,
また人々に語ってこう言われた,
『わたしは世の光である。
わたしに従って来る者は,
やみのうちを歩くことがなく,
命の光をもつであろう』」。




(ヘブル12:12)

「信仰の導き手であり,
またその完成者である
イエスを仰ぎ見つつ,
走ろうではないか。
彼は,
自分の前におかれている喜びのゆえに,
恥をもいとわないで十字架を忍び,
神の御座の右に座するに至ったのである。」


☆彡


雲が幕屋を覆う

(民数記9:15-23)

「幕屋を建てた日,
雲は掟の天幕である幕屋を覆った。
夕方になると,それは幕屋の上にあって,
朝まで燃える火のように見えた。
いつもこのようであって,雲は幕屋を覆い,
夜は燃える火のように見えた。
この雲が天幕を離れて昇ると,
それと共にイスラエルの人々は旅立ち,
雲が一つの場所にとどまると,
そこに宿営した。
イスラエルの人々は
主の命令によって旅立ち,
主の命令によって宿営した。
雲が幕屋の上にとどまっている間,
彼らは宿営していた。
雲が長い日数,
幕屋の上にとどまり続けることがあっても,
イスラエルの人々は主の言いつけを守り,
旅立つことをしなかった。
雲が幕屋の上にわずかな日数しか
とどまらないこともあったが,
そのときも彼らは主の命令によって宿営し,
主の命令によって旅立った。
雲が夕方から朝までしかとどまらず,
朝になって,雲が昇ると,彼らは旅立った。
昼であれ,夜であれ,
雲が昇れば,彼らは旅立った。
二日でも,一か月でも,何日でも,
雲が幕屋の上にとどまり続ける間,
イスラエルの人々はそこにとどまり,
旅立つことをしなかった。
そして雲が昇れば,彼らは旅立った。
彼らは主の命令によって宿営し,
主の命令によって旅立った。
彼らはモーセを通して
なされた主の命令に従い,
主の言いつけを守った。」




モーセ,長老たちに聖霊を与える


(民数記11:16,17 口語訳)

「主はモーセに仰せられた。
『イスラエルの長老たちのうちから,
あなたがよく知っている民の長老で,
そのつかさである者
七十人をわたしのために集め,
彼らを会見の天幕に連れて来て,
そこであなたのそばに立たせよ。
わたしは降りて行って,
その所であなたと語り,
あなたの上にある霊のいくらかを
取って彼らの上に置こう。
それで彼らも民の重荷を
あなたとともに負い,
あなたはただひとりで
負うことがないようになろう。』」


モーセが主の働きを

することができたのは,

主の御霊によりました。


主は,モーセの霊を取って,

七十人の長老にそれを分け与え,

ともに重荷を担うことが

できるようにされました。




ヨシュアとカレブ


(民数記13:30,31)


「そのとき,カレブがモーセの前で,

民を静めて言った。

『私たちはぜひとも,

上って行って,そこを占領しよう。

必ずそれができるから。』

しかし,彼といっしょに

上って行った者たちは言った。

『私たちはあの民のところに

攻め上れない。

あの民は私たちより強いから。』」



 ○



ヨシュアとカレブへの約束


(民数記14:29,30)


「この荒野であなたがたは

死体となって倒れる。

わたしにつぶやいた者で,

二十歳以上の登録され

数えられた者たちは

みな倒れて死ぬ。

ただエフネの子カレブと,

ヌンの子ヨシュアのほかは,

あなたがたを住まわせると

わたしが誓った地に,

だれも決してはいることはできない。」


ヨシュアとカレブは

約束の地に入ります。




12人の偵察


(民数記14:9)


「ただ,主にそむいてはならない。

その地の人々を恐れてはならない。

彼らは私たちのえじきとなるからだ。

彼らの守りは,

彼らから取り去られている。

しかし,

主が私たちとともにおられるのだ。

彼らを恐れてはならない。」


イスラエルの民が

エジプトから出てカナンに入る前に,

モーセが12人の偵察を送って

カナンの地を探らせました。


12人の中でヨシュアとカレブは

神の御言葉を信じました。


ヨシュアとカレブは

彼らと異なりました。


ヨシュアとカレブだけが

祝福の地であるカナンに入れました。


☆彡


(民数記14:5-9)新改訳

そこで、モーセとアロンは,
イスラエル人の会衆の
全集会の集まっている前で
ひれ伏した。
すると、
その地を探って来た者のうち,
ヌンの子ヨシュアと
エフネの子カレブとは
自分たちの着物を引き裂いて、
イスラエル人の全会衆に向かって
次のように言った。
「私たちが巡り歩いて探った地は、
すばらしく良い地だった。
もし,
私たちがの御心にかなえば,
私たちをあの地に導き入れ,
それを私たちに下さるだろう。
あの地には,乳と蜜とが流れている。
ただ,にそむいてはならない。
その地の人々を恐れてはならない。
彼らは私たちのえじきとなるからだ。
彼らの守りは,
彼らから取り去られている。
しかし
が私たちとともにおられるのだ。
彼らを恐れてはならない。」






きよめの水


(民数記19:9)


「身のきよい人がその雌牛の灰を集め,

宿営の外のきよい所に置き,

イスラエル人の会衆のため,

汚れをきよめる水を作るために,

それを保存しておく。

これは罪のきよめのためである。」


民が日常生活で

汚れた場合きよめるために

「きよめる水」を

浴びる必要がありました。



この後

「きよめる水」の作り方が

宣べられています。




「きよめる水」は,

イエス・キリストの血を

現わしています。


イエス・キリストの血は,

わたしたちのけがれを清めます。




(1ヨハネ1:7)

「神が光の中にいますように,
わたしたちも光の中を歩くならば,
わたしたちは互に交わりをもち,
そして,御子イエスの血が,
すべての罪から
わたしたちをきよめるのである。」




(ヨハネ3:5)

「イエスは答えられた,
『よくよくあなたに言っておく。
だれでも,水と霊とから生れなければ,
神の国にはいることはできない。』」



☆彡


きとめの水


(民数記19:2-9)

「主が命じて仰せられた
おしえの定めは,
こうである。
イスラエル人に言い,傷がなく,
まだくびきの置かれたことのない,
完全な赤い雌牛を
あなたのところに引いて来させよ。
あなたがたはそれを
祭司エルアザルに渡せ。
彼はそれを宿営の外に引き出し,
彼の前でほふれ。
祭司エルアザルは指でその血を取り,
会見の天幕の正面に向かって
この血を七たび振りかけよ。
その雌牛は彼の目の前で焼け。
その皮,肉,血をその汚物とともに
焼かなければならない。
祭司は杉の木と,ヒソプと,
緋色の糸を取り,
それを雌牛の焼けている中に
投げ入れる。
祭司は,その衣服を洗い,
そのからだに水を浴びよ。
その後,宿営に入ることができる。
しかしその祭司は夕方まで汚れる。
それを焼いた者も,
その衣服を水で洗い,
からだに水を浴びなければならない。
しかし彼も夕方まで汚れる。
身のきよい人がその雌牛の灰を集め,
宿営の外のきよい所に置き,
イスラエル人の会衆のため,
汚れをきよめる水を作るために,
それを保存しておく。
これは罪のきよめのためである。」




燃える蛇


(民数記21:7-9)

「民はモーセのもとに来て言った。

『わたしたちは主とあなたを非難して,

罪を犯しました。

主に祈って,

わたしたちから

蛇を取り除いてください。』

モーセは民のために主に祈った。

主はモーセに言われた。

『あなたは炎の蛇を造り,

旗竿の先に掲げよ。

蛇にかまれた者がそれを見上げれば,

命を得る。』

モーセは青銅で一つの蛇を造り,

旗竿の先に掲げた。

蛇が人をかんでも,

その人が青銅の蛇を仰ぐと,

命を得た。」


パレスチナには

今日でも多くの毒蛇が

生息しているそうです。


モーセは神に,

人々が仰ぎ見るべき対象として

「青銅の蛇」を

鋳造するように命じました。


それを仰ぎ見た者は死を免れるました。


聖書では神は,

「わたしは主,

あなたをいやす者である」

(ホセア6:1)と言います。


 ○


御子を信じる者


(ヨハネ3:14-16)

「モーセが荒野で蛇を上げたように,
人の子も
また上げられなければなりません。
それは,信じる者がみな,
人の子にあって
永遠のいのちを持つためです。」
神は,実に,
そのひとり子をお与えになったほどに,
世を愛された。
それは御子を信じる者が,
ひとりとして滅びることなく,
永遠のいのちを持つためである。」




バラムの預言


(民数記24:17-19)

「わたしには彼が見える。
しかし,今はいない。
彼を仰いでいる。
しかし,間近にではない。
ひとつの星がヤコブから進み出る。
ひとつの笏がイスラエルから立ち上がり
モアブのこめかみを打ち砕き
シェトのすべての子らの頭の頂を砕く。
エドムはその継ぐべき地となり
敵対するセイルは継ぐべき地となり
イスラエルは力を示す。
ヤコブから支配する者が出て
残ったものを町から絶やす。」


神の民を呪うために

招待された預言者バラムは,

イスラエルのために預言をしました。


「ひとつの星」とは,

ヤコブの星と呼ばれ,

イエス・キリストのことです。




(マタイ2:2)

「ユダヤ人の王として
お生れになったかたは,
どこにおられますか。
わたしたちは
東の方でその星を見たので,
そのかたを拝みにきました」。





(黙示22:16)

「わたしイエスは,
使をつかわして,
諸教会のために,
これらのことを
あなたがたにあかしした。
わたしは,
ダビデの若枝また子孫であり,
輝く明けの明星である」。




☆彡


ヤコブの星


(民数記24:17b 口語訳)

「ヤコブから一つの星が出,
イスラエルから一本のつえが起り,
モアブのこめかみと,
セツのすべての子らの脳天を
撃つであろう。」


※「ひとつの星」とは,

イエス・キリストです。


バラムは

キリストの正確な預言をしました。


しかし,残念なことに

バラムは自らの罪によって滅びます。


☆彡



バラムの預言


民数記24:15-20 (口語訳)


「そしてこの託宣を述べた。
『ベオルの子バラムの言葉,
目を閉じた人の言葉。
神の言葉を聞く者,
いと高き者の知識をもつ者,
全能者の幻を見,
倒れ伏して,
目の開かれた者の言葉。
わたしは彼を見る,
しかし今ではない。
わたしは彼を望み見る,
しかし近くではない。
ヤコブから一つの星が出,
イスラエルから一本のつえが起り,
モアブのこめかみと,
セツのすべての子らの脳天を
撃つであろう。
敵のエドムは領地となり,
セイルもまた領地となるであろう。
そしてイスラエルは
勝利を得るであろう。
権を執る者がヤコブから出,
生き残った者を
町から断ち滅ぼすであろう」。
バラムはまたアマレクを望み見て,
この託宣を述べた。
『アマレクは
諸国民のうちの最初のもの,
しかし,ついに滅び去るであろう』」。



2022.11.28

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