神を渇望する歌
(詩篇42:1,2)
「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように,
神よ。
私のたましいは
あなたを慕いあえぎます。
私のたましいは,
神を,
生ける神を求めて渇いています。
いつ,私は行って,
神の御前に出ましょうか。」
ヨルダン東のヘルモン地方
(42:6)にいる
放浪者コラの詩です。
この詩を書いたコラには
いくつかの詩があります。
○
ワーシップ(新しい賛美歌)では,
「鹿のように」です。
「谷川の流れを慕う鹿のように
主よ我が魂(たましい)あなたを慕う
あなたこそ我が盾
あなたこそ我が力
あなたこそ我が望み
われは主をあおぐ」
☆彡
詩篇42編
「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように,
神よ。
私のたましいはあなたを慕いあえぎます。
私のたましいは,
神を,生ける神を求めて渇いています。
いつ,私は行って,
神の御前に出ましょうか。
私の涙は,
昼も夜も,私の食べ物でした。
人が一日中
『おまえの神はどこにいるのか。』
と私に言う間。
私はあの事などを思い起こし,
御前に私の心を注ぎ出しています。
私があの群れといっしょに行き巡り,
喜びと感謝の声をあげて,
祭りを祝う群集とともに
神の家へと
ゆっくり歩いて行ったことなどを。
わがたましいよ。
なぜ,おまえは絶望しているのか。
御前で思い乱れているのか。
神を待ち望め。
私はなおも神をほめたたえる。
御顔の救いを。
私の神よ。
私のたましいは御前に絶望しています。
それゆえ,ヨルダンとヘルモンの地から,
またミツァルの山から
私はあなたを思い起こします。
あなたの大滝のとどろきに,
淵が淵を呼び起こし,
あなたの波,あなたの大波は,
みな私の上を越えて行きました。
昼には,主が恵みを施し,
夜には,その歌が私とともにあります。
私のいのち,神への,祈りが。
私は,わが巌の神に申し上げます。
『なぜ,あなたは
私をお忘れになったのですか。
なぜ私は敵のしいたげに,
嘆いて歩くのですか。』
私に敵対する者どもは,
私の骨々が打ち砕かれるほど,
私をそしり,一日中,
『おまえの神はどこにいるか。』
と私に言っています。
わがたましいよ。
なぜ,おまえは絶望しているのか。
なぜ,御前で思い乱れているのか。
神を待ち望め。
私はなおも神をほめたたえる。
私の救い,私の神を。」
2016-04-10