バビロン宮廷でのダニエル
(ダニエル1:1-6)
「ユダの王エホヤキムの治世の第三年に,
バビロンの王ネブカデネザルが
エルサレムに来て,
これを包囲した。
主がユダの王エホヤキムと
神の宮の器具の一部とを
彼の手に渡されたので,
彼はそれをシヌアルの地にある
彼の神の宮に持ち帰り,
その器具を彼の神の宝物倉に納めた。
王は宦官の長アシュペナズに命じて,
イスラエル人の中から,
王族か貴族を数人選んで連れて来させた。
その少年たちは,身に何の欠陥もなく,
容姿は美しく,あらゆる知恵に秀で,
知識に富み,思慮深く,
王の宮廷に仕えるにふさわしい者であり,
また,カルデヤ人の文学とことばとを
教えるにふさわしい者であった。
王は,王の食べるごちそうと
王の飲むぶどう酒から,
毎日の分を彼らに割り当て,
三年間,彼らを養育することにし,
そのあとで彼らが王に仕えるようにした。
彼らのうちには,ユダ部族のダニエル,
ハナヌヤ,ミシャエル,アザルヤがいた。」
ダニエル書は,
預言者ダニエルによって書かれました。
ダニエルはユダ族出身で,
王族の一人であったようです。
前606年にバビロンの王ネブカデネザルが
エルサレムを侵略した際,
すなわち第一次バビロン捕囚の際に,
ダニエルはバビロンに連れて行かれました。
その時,彼はまだ少年でした。
その後ダニエルは,
バビロンの宮廷で仕えます。
2020-11-24