ある日、SNSで知り合った人にビジネスを紹介したいと言われた。この人をAとしとこう。
ちょうど就活を控えており、学生生活で特に頑張ったこともない僕は、「何かしなければ...」と焦っていた。
そんな時に、「自分を変えてみないか?」と言う言葉に見事に感化せれ、話だけでも聞くことになった。
ビジネスの内容は旅行アフィリエイトなるもので、後で知ったが、噂の『ワールド〇ンチャーズ・MLM』の事らしかった(MLMはマルチ商法のこと)。
アフィリエイトとは成果報酬型の広告のことで、自分が載せた広告で誰かが商品を購入したら、自分にも利益が入るって仕組みらしい。
Aは、「格安で海外旅行!」「権利収入!」「誰でも頑張れば成功できる!」などの調子の良い話や、「一生サラリーマンでいいのか!」とか熱弁してくれるが、一向にビジネスの概要は教えてくれない。
そしたら、詳しい話は成功した人(Bとする)から聞いて欲しいと言われた。
「まぁ、話だけなら...」と承諾したが、後で気づく。これってマルチ商法の典型らしい。
『調子の良い話だけして、詳しい事は「成功した人」から聞いて欲しいと言ってくる。』
これがあったら、マルチ商法を疑って欲しい(必ずしも、マルチ商法とは限らないが)。
まぁ、実際にマルチ商法だったのだが、広告ビジネスと言いながら、web上の広告や集客の知識がない人は、手当たり次第にSNSで人に近づき、LINE交換してから、電話で勧誘しているようだ。
非常に勧誘を急いでいる感じだし、やり口も効率悪くね?何でやろう?と思って後で調べた。
ワールド〇ンチャーズ(次からWVにする)に登録するには、まず6万円程の入会費を払い、その後、1万円以上の月会費が毎月かかる。
だが、その月会費は直紹介した4人がWVに登録するとタダになるのだ。
だから、逆を返せば4人以上の紹介ができないと、毎月1万円以上の出費になるわけだ。
ビジネスとしてWVに登録した人にとっては、まず広告で集めるより先に、通話で信頼を深めて、確実に4人を勧誘しようとしてるっぽい。
あんなに熱心に語って誘っていたのは、完全に自分の利益のためだったわけだ。
まあ、そういうもんだろうが、不快には変わりない。
この時点ではかなり怪しいという印象しかなかった。
しかし、後日Bと話すと、「以外と悪くないかも」と思っちゃったりもする。
続きはまた今後。以上ぉぉぉ。