2年前の昨日、東日本で大震災がおきた。
もう、なのか、ようやくなのか、あれから2年が経った。
ジムの引き取りを決めたのもその頃。
日本中が混乱し、人々が悲しみと、不安に包まれている中、ジムの再建計画は進んでいた。
家族や親せき、友人、恋人、財産や職、生きる糧を失った人たちが大勢いる中で、遊ぶための施設を作っているとは何事か?
葛藤はあったが、自分たちの選んだ道を途中でやめることもできなかった。
今は、
「会社帰りによると、嫌なことを忘れられる。」
「今まで特に趣味はなかったが、これなら続けられそう。」
「うちの子運動が苦手だけど、遊びながら体力がつきそう。」
と、利用者から様々な声が聞こえる。
ジムを残したことをよかったと思う。
最近は、土日を中心に新規の利用者が多い。
天気に関係なく、室内で遊べる施設が少ない新潟で、
これからもより多くの人に支持され、愛される場所でありたい、と切に願う。
(ゆ)