カンマネの安心したいブログ

人に伝えることの難しさ

今朝の産経新聞朝刊の総合面に小泉首相の『ワンフレーズ』での演説がなぜ国民をあのように騙せたのかの分析が載っていました。

メディア学では、情報量が多岐にわたる『ホットメディア(新聞型)』と、量は劣るが重要と思える情報を選び出して手短に伝える『クールメディア(テレビ型)』と言う分類があるそうです。まさに小泉首相は完全なるテレビ型でその演説がいわゆる「一般大衆」に分かりやすかっただけだということ。さらにニュースやワイドショーなどに引用される数十秒にはまるフレーズだけを語っていたことが結果として大衆を誘導することが出来た。それは彼の演説の能力が「非凡である」からだと。

この後、民主党の前原氏の話なども続くのですがその辺は割愛して、この記事の要(かなめ)は聞き手の「質」を見極めて話し方を変えないと結局何にも伝わらないんだよと言うことなんでしょう。

これを当社の毎日の長い朝礼が結果的に何も伝わってないことに考えを及ばせますと、まさに論者が相手の「質」を見極めてない話し方だからだと思うのです。大変失礼な言い方ですが朝礼に並んでいる100名以上の方々はいろいろな意味でのレベル差や温度差があって、いわば小泉首相が相手にした「一般大衆」なんです。

そんな「大衆」に対して『ホットメディア型』の話は根本的に適していない。共通のトピックがある10人位ならそんな手法でも伝わるんですが、こんな人数では後ろのほうでは鼻くそほじくってるか、思考停止状態でただ立ってるだけになっているわけです。要は論者の自己満足だけで単なる無駄な時間だと言うこと。

この辺を分からないと、「   あぼーん  」も「  あぼーん  」もバカにされるだけでっせ。それより、そのうち貧血で倒れる人がでないか心配です。小学校の時の朝礼のようにね・・・
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