【ネタバレ2幕】道化の瞳@4/14

それでは引き続きネタバレです。
ネタバレNGは方は今日はご遠慮ください。
また遊びに来てくださいね










道化の瞳
2012年4月14日(13時)　シアタークリエ


【2幕】

白いシャツ、茶系のベスト、赤いスカーフを胸元で結んでサスペンダー付きの7分丈の茶系のパンツ。そして足首よりちょっと長めの靴下と、頭にはキャスケットを被った屋良さん演じるクーガン。

　　キャーーーーーーッ

SHOCKの時の膝小僧出しの衣装より全然足を出してる面積が広い
か、可愛すぎる
1幕ではニット帽で髪を全部隠していたから気付かなかったけど、
ちょっと明るめの茶髪で前髪も最近ではちょっと長め。
屋良さん、一昨年の髪型を×だとすれば去年は○、今年ははなまるッス

健一が冒頭で言ってた様にクーガンは元気な男の子。
♪おいらは靴磨きのクーガン
おいらは靴磨きの達人・クーガン様さ　って部分でお客さんが靴をのせる台座に昇って親指で鼻をチョンってこすったり、
靴磨きの自分を知らないヤツはもぐりだとかやんちゃ感たっぷりに歌い上げる。
しかもタップを踏みながら（拍手っ）

クーガンは目が見えないチェリル（お母さん）に仕事をもらいに通っていた。
自分は元気な男の子にキャラ設定したくせにお母さんは目が見えないままなんて
健ちゃんそれってお母さん可哀相じゃない・・って思ったのは私だけ？

チェリルは今夜の舞踏会に履いていくとシルバーのハイヒールをクーガンに渡す。
『キレーなハイヒール』『舞踏会かー・・美味いものたくさんあるんだろうな～』
って想像しながらハイヒールを両頬にピタってくっつけてキャッキャするクーガン
『いつも元気ね』
『元気じゃなかったらおいらじゃないさ』

『おいらじゃないってばよ！』って言えばもうNARUTOそのもの
屋良さんはクーガンをナルトと同じくらい元気に演じてました

クーガンがチェリルにお礼のチョコクッキーをいただくため家に招かれたところで場面は変わる。

道化の一座・アルバート（安藤先生）、カール（鈴木先生）、フラット（高橋先生）、チャーリー（玉野さん）が路上で芸を始める。
カールとフラット・・・。
まさか鈴木先生がお菓子のカールをいつも持ってるから？
そして高橋先生はと血を見ると貧血を起こすから？ふらっとする＝フラット

　　健ちゃんの人間観察すごいッ

♪俺たち道化
ここでクーガンも参加。
それぞれのタップソロがあって、屋良さんはアクロバットもミックスしたりして
『飛び入りが一番すごいじゃないか』ってアルバートｗｗｗ
♪道化のABC
シガーボックス、ボールを使ったジャグリングだったり、帽子を使ったり、
ココはガチで全員がパフォーマンスしてます。
もっと盛り立てるように拍手したり手拍子したりしていいんじゃないかと思ったんだけど
周りが静かに見守ってたので自粛しました

屋良さんが横っ飛びして屋良さんの体をチャーリーたちが抱きかかえて受け止めたり、
下手に向かってコロンって前転して床にペタンって足をついて広げて座り込む。
その後に続いて順々に同じ様にペタン、ペタンって・・
そしてもぞもぞって全員が密着したらせーのって合図で体をよつんばにするようにくるっと回転
息が合わないと出来ない様なこの技は1回目は途中でバラバラになっちゃって失敗。
『もう1度チャンスをくださいッ』って全員で泣きの1回
その技からするのかな・・って思ったら

♪歩いてぶつかってA.B.Cって曲の頭から再スタート
これにはちょっとビックリしました
けど、この泣きの1回で客席も応援する気持ちにスイッチが入ったみたいで手拍子が起こって素敵な空間になってました
失敗した技の続きはクルっと回転して、手だけつかってダンゴ虫みたいに連結して移動。
下手からセンターに移動したあと、順番にまた前転して立ち上がってポーズ
成功したらみんながハイタッチ
全員に対して見上げてる屋良さん、可愛すぎるッ


最後の団体技は輪投げ。
アルバートが同時になげるリングを水族館のアシカのショーみたいに全員が頭を通してキャッチ。

他の方のネタバレも見てみたけど、なかなか成功しないみたいで
泣きの1回どころじゃすまなかった公演もあったみたい。
それでも成功するまでやってるみたいだからカンパニーの団結力も強まるみたいｗ
屋良さんがムードメーカーになって盛り立ててる様なネタバレを見ると
座長さんなんだなー・・ってほっこり

ちなみに私が入ったこの回。
この輪投げ。


　　　1発で成功ッ


1回で成功したのってひょっとして初めて？
全員がっちり抱き合ったり、屋良さんガッツポーズとか素で喜んでたからそうなのかなって。
その後のおどけたダンスでいいのになんかテンションがすごいあがってて
さながらパフォーマンスに成功した後のひげダンスのよう・・
（この説明で理解出来る人って結構な年齢の方ですよね）


話は戻って屋良さんのジャグリング、確か上手よりでしてたと思うんだけど、
ボールの色は赤と黄色と緑。
一人でやってる時は途中でリフティングする様に太ももにボールをワンバウンドさせてやったり、
2人で向かい合ってする時も『いち、に、さん』って率先してカウント取ってたり
上手にしてるのもすごいって思ったけど、
なによりそれを必死そうな表情でしていなかったのがすごいって思いました
タップもそうなんだけど、なんか練習の成果を披露出来るステージがあるコトがとっても楽しそうでした
1幕のミッキーのマネはご愛嬌だったけどね（苦笑）


パフォーマンスの最後は帽子を取って最前列のお客様にチップをいただくの。
♪お代はみなさまのお心次第　って歌いながら。
最前列の方の座席にはあらかじめそういう説明書きを添えてコインが置かれてるそうです。
屋良さんは下手側でチップをいただいてすっごい大満足そう

クーガンはチェリルにもらったチョコクッキーをみんなに分けてあげた。
チェリルはお金持ちなのに気取ってなくて自分たち庶民にも普通に接してくれると、
みんなチェリルが大好きだった。

場面変わってチェリルのお家。
一人の紳士が訪れた。
彼はハリー（里見先生）、クーガンに綺麗にしてもらったハイヒールで出かけた舞踏会で出逢った男性。

　なんで里見先生の名前がハリーなのか、今も分かりません

ハリーはチェリルに一目惚れ。
でもチェリルを想う人がもう1人いた。
チェリルの家の窓が開いていたらそこへバラを投げ入れているチェリルも知らないその人。
秘かにチェリルを想う人・・それはチャーリー。
しゃべれないチャーリーなりの意思表示だった。

そんな事とは思わないクーガンたち。
ここで下手の客席通路を通ってステージに戻るんだけど、その時にそんな話題をする。
『お金持ちかな？』『カッコイー人かな？』
『バラをあげるなんてキザなやつ』『そんな事するなんてキモイやつだよ』
最後尾を歩くチャーリーは悪く言われて当たりまえだが不機嫌そうｗ
思わずカールのお尻を蹴り飛ばす
そしてそれを座ってるお客さんになすりつけるチャーリー（爆）

『蹴ったの？』『なんで？』『何もしてないのに？』
お客さんに問い詰めるアルバート。
クーガンもちょっと不機嫌そうにその人を見つめるの

　　　キャーーーー私も睨まれ・・・（あ、私はガチで睨まれそう。。自制します）

罪をなすりつけられたお客さまにはチェリルのチョコクッキーをあげてお詫びｗ
クーガンたちはクッキーのお礼にチェリルの家に向かった。
ここでチェリルはクーガンたちにハリーを紹介した。

アルバートたちはクッキーのお礼に芸を披露することにした。
下手の隅でタップシューズに履き替えてる屋良さんがちっちゃく丸まっててキャワ
アルバートたちは目が見えないチェリルの為にタップを基盤に芸を披露。

そしてハリーはアルバートに馴染みのバーで仕事が出来る様にお店を紹介する。
『チェリル。君はすばらしい人だ、ますます惹かれてしまった』
『でも彼らはふさわしくない友達だ』


場面変わってハリーが紹介してくれたバーのステージに立つダンサー・ローガン（五十嵐先生）
・・と、取り巻きダンサー3人（看護師2人とナチュラルキラーマン）
ナチュラルキラーマンはパンフには黒崎って看護師だって描いてたけど、
看護師の姿の彼を見ていないのでここではナチュラルキラーマンで通しますｗ


♪金がすべて
歌詞は世の中金だ、金が全てだ、金さえあればなんでも出来るみたいな
ちょっと『んー・・』って内容だったけど、ダンスと歌は抜群にカッコよかったです

私、前々から思ってますけど宝塚を観劇したら絶対ハマると思う
ところで、このローガンの髪がかなりハードな感じなんですが、
健一が『こいつはこんな頭にしてー・・』ってぐちゃぐちゃに描かれてたのは・・

　　　これ

アルバートたちはローガンの前でとりあえず芸を見せるように言われて歌いだす。
ここではクーガンは見てるだけ。
でも座ってる上半身をリズムに合わせながら左右に揺らして
♪観て行って～、とか一緒に歌うの。
もうねー・・超カワイーよマジで

彼らのショーはチャーリーのソロタップダンスで始まる。
アルバートからチャーリーの名前がコールされてタップを踏むチャーリー。
だがその名前を聞いたローガンの顔色が豹変。すぐに芸を止めさせる。

チャーリーがローガンと同じダンサー仲間の女が産んだ子供であること、
その母親がお金に困ってローガンからお金を借りたまま街から逃げ出そうとしたこと、
そして頭にきたローガンが当時まだ赤ちゃんだったチャーリーから言葉を奪ったこと、
結果、傷害罪で刑務所に入っていた事をローガンは告白した。

『母親に代わってお金を返しておくれ』と迫るローガンにクーガンは怒りをあらわにする
『罪を償ったって、チャーリーの声を奪った罪が消えるわけにないじゃないかッ』
クーガンはチャーリーを追って店を飛び出した。
でもさらにクーガンを追いかけようとアルバートたちがクーガンの名前を叫んで店を出た事で
ローガンは取り巻きの3人にクーガンの肩にあざがないか見てきて欲しいと頼む。
『理由を話せばやってくれるかい？』
ローガンは教会に捨てた子どもの名前がクーガンである事を話す。


　　世の中狭すぎ


もし自分の子どもであれば左の肩に魚のあざがあるはずだからと話すローガン。
『大丈夫だよ、クーガンが自分の子どもだとしてもお前たちも可愛い子どもだよ』


知らなくてもいい事まで知ったチャーリーはチェリルの家の前でハリーと会う。
2人は互いに謝罪をして仲直りをした。
♪ハリーの報告
ハリーはチェリルの目を治せる名医が見つかった事をチャーリーに伝える。
『あとは目の提供者が現れればチェリルの目は見えるようになるんだ』
『お金があっても名医がいても目の提供者がいなければ仕方がない』
『目さえあれば必ず治るんだ』

一方、ローガンの取り巻きに付きまとわれるクーガン。
3人にとってはローガンをクーガンに取られるのは嫌だ。
アザの有無を知りたがっている3人をクーガンは逆にからかって遊ぶ（ステージ下手）
『あるかなー？』『なかったかなー？』『あったかも、なかったかも』
なんだかこのあまのじゃくっぽいところ、屋良さんのリアルな表情っぽくて
可愛いけど憎たらしいｗｗｗ
『なんでそんなに知りたいのか理由を教えてくれたら答えてもいいよ』

　　なんだかこのやり取りっていうか駆け引きが、ローガンと親子っぽいｗ

3人から事実を聞いたクーガンの表情は固まる。
そしてクーガンは3人に言う『あざはあるよ。でも僕のアザは夜空に輝く星の形なんだ』

アルバートたちの下へチャーリーが戻って来た。
芸の稽古を始めるカールたち。

屋良さんも一緒になって練習をするんだけど、それを小堺さんがちょっかいだしたりして
舞台の道化グループとこのカンパニーのいい雰囲気感がすごく伝わってきてほっこりします。（ステージ上手寄り）

でもこの時すでにチャーリーは決心していた。
スケッチブックにタップの振り付けを描き、そしてクーガンに靴をみがいてもらい身構えた。

カツカツカツ・・。

仲間に何かメッセージを残すようにタップを踏んだチャーリーは
目に余計な傷を与えないように、目を押さえながら光の中へ走り去って行った。
（そして救急車のサイレン音が響く）




それから1週間。
アルバートたちはちっとも仕事をする気分になれない。
元気を出すように、もう1週間も経ったって励ましにきたクーガンにフラットが言う
『まだ1週間しか経ってないよ・・』

　　　もうねー、私のハンカチよれよれなんですが

クーガンは仕事道具を置いて荷物の整理を始める。
すると仕事道具を入れていたカバンの中にチャーリーが残した手紙に気付く（ステージ上手）
この手紙を読む屋良さんの声が優しくて切なくてもう・・
『この手紙を読んでいる頃、僕はいません・・』
チャーリーは手紙でチェリルの目になることの決意を告げた。
そして手紙の最後をこう綴って仲間にお願いをした。

　僕は幸せだった、チェリルの目になれて幸せだ。





　・・だからチェリルにはどうか言わないで。



そこへハリーがチェリルの手を引いてやってきた。
1週間前に急に目の提供者が現れたこと、そしてもうすぐ包帯が取れること
チェリルはもうすぐみんなの顔が、花の色が、世界が見えると報告して喜び踊る。

そしてアルバートは立ち上がって歌いだす
♪道化のショーの始まり　お代はいらない（チェリルの）目のお祝い
アルバートはついいつもの様にトップバッターのチャーリーの名前を呼んでしまう。
しばらく起きる沈黙。

みんなはチャーリーの代わりにタップを踊ってチェリルに聞かせた。


・・・鳴り響くタップの音、そして鳴り響く心拍モニターのアラーム音。





健一は天国へ旅立った。
最後に健一は枕元に手紙を残していた。安藤はそれを明子に読んで聞かせた。
『この手紙を読んでいる頃、僕はいません・・』

チャーリーが残した手紙とリンクする健一の手紙

もうねー・・
こうして思い出してても涙出るんですけど、いやマジで

健一はこの手紙で先生全員にメッセージを残した。
五十嵐先生には絵本で悪い人に描いた事を詫びた、
鈴木先生と高橋先生には優しい言葉を残した。
そして安藤先生には男の約束をして欲しいとお願いを残した。

　　僕の目をお母さんに・・

健一はチャーリーの元へ向かった。
2人は手をつないで光の方へ消えて行く。そして緞帳が閉じる・・



五十嵐先生はこの絵本を読んでどう思っただろう。
安藤先生に比べれば確かに嫌な先生だったかもしれないけど、
自分の子どもである事を拒否されるって女性としてはキツクない
つか、なんでそんなに嫌だった五十嵐先生を自分のお母さんの設定にしたんだろう。
まあお母さんに捧げる絵本だから、最終的にチェリルが幸せならよかったんだろうけどさー・・

優しくて、温かくて、切なくて、でも悲しくて、
そして今年は母の日には家にいようかな、って考えさせられました
屋良さんも初主演で何か変わったかなー・・。

カーテンコールは2回？3回だったかな？
なんか泣きすぎて記憶があいまい
屋良さんがセンターにいて『あぁホントに主演なんだなー・・』って思ってまた涙
なのにあの野郎、3回目に出て来て『なにか？』だって

全然変わってない！猫そのもの、やっぱりあまのじゃくだーーーーーッ