後悔
キャンドルの炎の揺らめきが 僕の心に問いかける
本当にこれで良かったのかと 安堵と後悔の繰り返し
正解なんてないのかも知れない なんて事を考えてしまう
結局 僕はずるいのかも知れない 過去を切り捨て
思い出と名前を付けて 心の奥底に封印する
そしてまた新しい日常に 安堵と後悔を繰り返す日々
子供の頃は毎日を一生懸命 生きていた気がする
諦めるもんかと歯を食いしばり 涙を拭いながら
大人になるにつれ消えて行く 無邪気な心も欲望も
毎日をただ平穏に生きていく 失敗しない様に
誰からも恨まれない様に 誰にも迷惑かけない様に
いつしかそれが幸せな事だと 自分に言い訳しながら
差し伸べられた君の手を 取ったら何か変わるかな
わくわくする様な冒険や 叶えたかった夢を
もう一度手に入れられるかな 胸の奥に閉じ込めた想い
あの日の僕が問いかける 本当にそれで良いの?と
気づけば走り出していた スマホを片手に君のもとへ
間に合わないかも知れない それでも もう一度逢いたい
もう時間が無いとでも言いたげに 夕日は海に沈み始める
もう間に合わないとでも言いたげに 人の波が僕を阻む
構わない 例え笑われても 例えかっこ悪くても
もう一度 君と逢って話をしたいんだ
これ以上自分に嘘をつきたくないから 後悔したくないから
駆け上がる駅の階段 一番星が 頑張れと言ってる気がした