国土地理院の地理空間情報ライブラリー、空中写真閲覧サービスで、いわき地方の炭鉱のある場所の古い空中写真を物色していたところ、1961年の写真にちょっと気になるものを見つけました。
上の画像は空中写真閲覧サービスより1961年撮影の磐越東線赤井駅付近をダウンロードして、QGISに読み込んだ画面コピーです。
気になる物件は画像中心あたりのくねくね曲がった林道のようなところ。これってもしかして 鈴木炭鉱軌道 の跡じゃね?
おやけこういち著、常磐地方の鉄道 によれば。
32P 5 鈴木炭鉱軌道
大倉地区の炭鉱は明治30年ごろから開発されていたが、道路が整備されていないため、送炭に不便を来たした。
そこで、鈴木炭鉱(合) の、萩原申八が、明治40年ごろ軌道を敷設。
操縦者のブレーキ操作で下り、上りは馬で引き上げる。
廃止は大正末期か昭和初期。
現在、軌道は森林に埋もれほとんど形跡をたどれない。大倉地区の隧道跡が見つかった程度。
と、こんな感じ。とても気になるので、この位置をQGISを使って再現してみることにしました。
・地理院地図(電子国土WEB)の地図と、1961年撮影の空中写真を比較して、変化のない道路の交差点2カ所を決める。
・地理院地図の作図機能を使ってこの2点を結ぶ線を引き、KML出力。
・QGISにKMLファイルを読み込み、この2点を利用して1961年撮影の空中写真をジオリファレンサーにて座標付け。
・線形状のシェープファイルを作成し、軌道跡と思われる場所をトレース。
トレースしたのがこれ。
Finds.jpの基盤地図に重ねてみると、なるほど等高線に沿うように上っていることが分かります。
ではこのシェープデータをKMLに変換して、いよいよ地理院地図の東日本大震災オルソ画像2011年5月~2012年4月に重ねてみると。
読み込んだ線に沿って、林にスジが入っているのが確認できます。まだ少し軌道の形跡が残っていることに間違いなさそう。しかも北の方からのアクセスがかなり楽のようです。
小川方面に用事があったので途中立ち寄ってみると・・
山のくぼみに道型? 下っているようです。これは行ってみたい! でも今は装備があまりにも貧弱!
後でまた行ってみようかなぁ? だれか一緒に行きます?
上の画像は空中写真閲覧サービスより1961年撮影の磐越東線赤井駅付近をダウンロードして、QGISに読み込んだ画面コピーです。
気になる物件は画像中心あたりのくねくね曲がった林道のようなところ。これってもしかして 鈴木炭鉱軌道 の跡じゃね?
おやけこういち著、常磐地方の鉄道 によれば。
32P 5 鈴木炭鉱軌道
大倉地区の炭鉱は明治30年ごろから開発されていたが、道路が整備されていないため、送炭に不便を来たした。
そこで、鈴木炭鉱(合) の、萩原申八が、明治40年ごろ軌道を敷設。
操縦者のブレーキ操作で下り、上りは馬で引き上げる。
廃止は大正末期か昭和初期。
現在、軌道は森林に埋もれほとんど形跡をたどれない。大倉地区の隧道跡が見つかった程度。
と、こんな感じ。とても気になるので、この位置をQGISを使って再現してみることにしました。
・地理院地図(電子国土WEB)の地図と、1961年撮影の空中写真を比較して、変化のない道路の交差点2カ所を決める。
・地理院地図の作図機能を使ってこの2点を結ぶ線を引き、KML出力。
・QGISにKMLファイルを読み込み、この2点を利用して1961年撮影の空中写真をジオリファレンサーにて座標付け。
・線形状のシェープファイルを作成し、軌道跡と思われる場所をトレース。
トレースしたのがこれ。
Finds.jpの基盤地図に重ねてみると、なるほど等高線に沿うように上っていることが分かります。
ではこのシェープデータをKMLに変換して、いよいよ地理院地図の東日本大震災オルソ画像2011年5月~2012年4月に重ねてみると。
読み込んだ線に沿って、林にスジが入っているのが確認できます。まだ少し軌道の形跡が残っていることに間違いなさそう。しかも北の方からのアクセスがかなり楽のようです。
小川方面に用事があったので途中立ち寄ってみると・・
山のくぼみに道型? 下っているようです。これは行ってみたい! でも今は装備があまりにも貧弱!
後でまた行ってみようかなぁ? だれか一緒に行きます?
私も行ってみたいです。
あぶなく年を越すところでした申し訳ございません。
山を歩ける靴があれば大丈夫だと思います。激藪に突撃する気はありませんので。
ちなみに写真の入り口部はとても歩きやすそうなところでした。下はまったく解りませんけれど。
平機関区様。
面白そうですよね。新年落ち着いたころ行って見ましょうか。できれば新芽が出ないうちがよさそうです。