今回は国土交通省のオルソ化空中写真ダウンロードシステムから空中写真をダウンロードして、QGISで読み込んでみます。
オルソ化空中写真とは、写真画像のレンズのゆがみを補正して、位置データを持たせた空中写真のデータです。
ここでは昭和47年ごろの写真を見ることができるので存知の方も多いはず。
http://orthophoto.mlit.go.jp/
初めての方は規約等をよく読んでダウンロード画面に入ります。
アイコン操作等により、見たい場所を探して拡大して行き、下の写真のように ダウンロード のタグがはっきり見えるようになるまで拡大します。
もしこの例と同じくダウンロードする場合は、左の選択画面で
福島県
いわき市
好間町上好間字空山 (18番目)
16
と選択してみてください。
ダウンロードタブを押すと、ダウンロードできる写真一覧が表示されますが、実際には画面上でダウンロードするほうが直感的でわかり易いと思います。
ダウンロードしたい写真をクリックすると、薄いピンク表示になります。これが選択された状態で、右ボタンを押しますとポップアップメニューが出てきますので、
ダウンロード → 平面直角座標系
と選択してください。(もし測地座標系で作業を行おうという方は 緯度経度座標系(高解像度)という方をダウンロードしてください。)
C05-75-09-11181089.zip というファイルをダウンロードしました。
私の環境(ADSL 8M)ですと、約1分ほどでダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイルの中から、TIF という拡張子のイメージファイルと TFW という拡張子のワールドファイル(座標設定ファイル)のみを解凍すればオーケーです。
それぞれのファイルはフォルダに分類して管理するとあとで判りやすくなります。
それではQGISで読み込んでみます。
前回までのおさらい
1.プロジェクションの設定。
JGD2000 平面直角座標系 第9系にする。EPSG ID=2451
2.WMSの、基盤地図情報の設定を行う。
ここでプロジェクトを保存しておくと、別のプロジェクトを作成する場合の雛形となります。
ファイル → プロジェクトを別名で保存
ツールバーの左から 7番目 Add_Raster_Layer を押します。
オープンを押します。
左、凡例の中に読み込んだデータが表示されます。読み込んだデータを選択(反転表示)し、右ポップアップメニュー より、
Zoom_to_layer_extent を選択します。
オルソデータが表示されました。
同じ処理で右隣のオルソデータ C05-75-09-11181088.zip をダウンロードし、表示してみてください。
凡例内で右ポップアップ
Add_Group グループを作成し、作成したグループを選択して
Rename で、わかりやすい名前をつけてください。
それぞれのレイヤをドラッグして移動すると、上の図のような階層を作成できます。
上図の 好間地区 グループの脇にある バツマーク をクリックすることでオルソデータを一括で非表示にできます。
ちなみに
WMSの基盤地図情報は画像データです。凡例内でこのレイヤが一番上になっているとオルソデータは表示されなくなりますので、基盤地図情報レイヤは常に一番下に設定してください。
以上で今回は終了! オルソ空中写真は場所によっては廃線跡がくっきりと写っていたりしてそのままトレースできるものもあります。
次回は今回作成したデータをもとに廃線をトレースしてみたいと思います。
題材は、いわき市好間地区にあった隅田川炭鉱専用軌道です。
おっと! プロジェクトに名前をつけて保存してくださいね。
オルソ化空中写真とは、写真画像のレンズのゆがみを補正して、位置データを持たせた空中写真のデータです。
ここでは昭和47年ごろの写真を見ることができるので存知の方も多いはず。
http://orthophoto.mlit.go.jp/
初めての方は規約等をよく読んでダウンロード画面に入ります。
アイコン操作等により、見たい場所を探して拡大して行き、下の写真のように ダウンロード のタグがはっきり見えるようになるまで拡大します。
もしこの例と同じくダウンロードする場合は、左の選択画面で
福島県
いわき市
好間町上好間字空山 (18番目)
16
と選択してみてください。
ダウンロードタブを押すと、ダウンロードできる写真一覧が表示されますが、実際には画面上でダウンロードするほうが直感的でわかり易いと思います。
ダウンロードしたい写真をクリックすると、薄いピンク表示になります。これが選択された状態で、右ボタンを押しますとポップアップメニューが出てきますので、
ダウンロード → 平面直角座標系
と選択してください。(もし測地座標系で作業を行おうという方は 緯度経度座標系(高解像度)という方をダウンロードしてください。)
C05-75-09-11181089.zip というファイルをダウンロードしました。
私の環境(ADSL 8M)ですと、約1分ほどでダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイルの中から、TIF という拡張子のイメージファイルと TFW という拡張子のワールドファイル(座標設定ファイル)のみを解凍すればオーケーです。
それぞれのファイルはフォルダに分類して管理するとあとで判りやすくなります。
それではQGISで読み込んでみます。
前回までのおさらい
1.プロジェクションの設定。
JGD2000 平面直角座標系 第9系にする。EPSG ID=2451
2.WMSの、基盤地図情報の設定を行う。
ここでプロジェクトを保存しておくと、別のプロジェクトを作成する場合の雛形となります。
ファイル → プロジェクトを別名で保存
ツールバーの左から 7番目 Add_Raster_Layer を押します。
オープンを押します。
左、凡例の中に読み込んだデータが表示されます。読み込んだデータを選択(反転表示)し、右ポップアップメニュー より、
Zoom_to_layer_extent を選択します。
オルソデータが表示されました。
同じ処理で右隣のオルソデータ C05-75-09-11181088.zip をダウンロードし、表示してみてください。
凡例内で右ポップアップ
Add_Group グループを作成し、作成したグループを選択して
Rename で、わかりやすい名前をつけてください。
それぞれのレイヤをドラッグして移動すると、上の図のような階層を作成できます。
上図の 好間地区 グループの脇にある バツマーク をクリックすることでオルソデータを一括で非表示にできます。
ちなみに
WMSの基盤地図情報は画像データです。凡例内でこのレイヤが一番上になっているとオルソデータは表示されなくなりますので、基盤地図情報レイヤは常に一番下に設定してください。
以上で今回は終了! オルソ空中写真は場所によっては廃線跡がくっきりと写っていたりしてそのままトレースできるものもあります。
次回は今回作成したデータをもとに廃線をトレースしてみたいと思います。
題材は、いわき市好間地区にあった隅田川炭鉱専用軌道です。
おっと! プロジェクトに名前をつけて保存してくださいね。
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