(THE STUDY BIBLE)
マタイによる福音書、マルコによる福音書に引き続き今回は、ルカによる福音書を読了しました。
先日、ある雑誌を眺めていたら下記のような記述を見つけました。
『日本人のなかに占めるキリスト教信者の割合は、全人口の1パーセントにも満たないと言われています。しかし、毎年、聖書は何十万部と売れている。やはり、信仰から離れたところでも聖書は熱心に読まれているようです。あるいは読まれることのないまま、書棚で眠っているのか・・・。』
ちなみに、本屋さんの聖書関係書籍コーナーには実に沢山の本が並んでいます。
信仰をもたない者が、ある宗教の聖典を読み、その聖典について考えたりこうしてブログにUPすることは、どこか落ち着かないところがてあります。しかし、キリスト教における聖書については、信仰をもたないパピーがそれを読み、語ることを、とがめたてられる気配を感じないのはなぜでしょうか・・・
そんなことを思いながら、今回は共観福音書三冊最後の『ルカの福音書』を音読しました。
以前のマタイは取税人であり、マルコは少し問題をふくんだ人間だったが、このルカは聖書の中に「愛する医者ルカ」と書かれているとおり、人々に愛された存在だったようです。また共観福音書三冊の中では最も長編です。そしてこのルカ伝には続編があり、使徒行伝という原始キリスト教の成り立ちのような物語が次に出てくるようです。
先ず、この福音書は、他の福音書と少し違った冒頭句になっています。
マタイのそれは、 から始まる、あの無味乾燥な書き出しでした。
マルコの福音書は、 という簡潔な冒頭句で始まっていました。
今回、ルカの福音書は、 のようにテオピオ閣下への献辞から始まっています。問題はこのテオピオ閣下なる人物ですが、ユダヤ人ではなかったようです。ここにきて初めて福音書がユダヤ人以外の、異邦の人々を意識して作られたようです。これは将来の世界宗教となるキリスト教の小さな萌芽だったようです。
ここで、福音書という物語をパピー流に非常に解り易くお話しましょう。
マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネの四つの福音書は全て同じ物語です。作者がそれぞれ異なっていますから、内容も少しずつ異なる部分がありますが、聖書学を学ぶつもりは全くないし、信仰をもっているわけでもないので、実に大雑把な捉え方ですが、物語はイエスの20歳過ぎから30歳後半位までの意外に短い生涯を描いた物語です。
この『ルカによる福音書』の概要は、
◆イエスのために道を備える(イエスは神の子であることを物語る)
◆イエスは、ガリラヤで教えを説き、いやしをする(多くの人を癒し、弟子たちを選ぶ。そしてイエスとは誰であり、どんな使命があるのかを物語る)
◆イエスは、エルサレムに行く(イエスに従う者たちと信じない者たちを語り、多くの教えや神の国についての教えを語ることで、忠実な僕たちの姿を物語る)
◆エルサレムでのイエスの最後の一週間(イエスの教えと最後の日々の様子、そして裁判と死刑の執行を物語る)
◆イエスは、死からよみがえり、弟子たちの前に現れる(使徒行伝へと続く原始キリスト教の芽生えを物語る)
同じ物語をこれで三作目だからストーリーとしては、パピーもだいたい理解出来たように思っています。
次に、最後四作目の『ヨハネの福音書』音読を開始します。これが終われば、いよいよキリスト教発祥のお話『使徒行伝』へと進みます。とっても愉しみですが、先は随分長いです。命懸けの「聖書音読」になりそうです。
仏教徒でもクリスマスは盛り上がるし、
結婚式も教会式でやったり・・・・
キリスト教は何かと魅力的ですね。
そして、イエス様は「あんたは仏教徒だから聖書読まないで」なんて意地悪も言わず、
皆が幸せな気持ちになるならいいじゃないという感じで広い心で受け入れてくれているのかな~
命懸けだなんて言わずに、次のステップ楽しみながら読んでくださいね。
そして、またブログに載せないと
「聖書」というのはホント、素晴しい「小説」だと思うよ
とりあえず最終の「ヨハネによる福音書」を音読して、福音書の纏めを、遠藤周作氏の「イエスの生涯」で締めたいと思ってます
キリスト教はなんと言っても現在では世界で最も多くの信者をもっている宗教だからね。
知っておいて損はないと思います。
仏教の本はもう沢山読んで今はちょっと休憩です
結婚式は教会、葬式はお寺、愉しいな日本人だね
ピアノ毎日練習してますか
バビさんの感想文をよんで、自分も読んだ
旧約聖書は難解だと思いますよ。
パピーも何度挑戦したことか・・・惨敗でした。
それに比べて新約聖書はマタイのによる福音書から始まってますが、まだ読みやすいです。
もし、ご興味お持ちでしたら
阿刀田高氏の「新約聖書を知ってますか」
が文庫本で面白く読めますよ。
「愛」の尊さを唄いあげた「新約聖書」をどうぞ・・・
早速、このブログを見つけて喜んでます。
はい。永遠の命にかかわる大切な書物ですから、『命懸け』て‥読み進めて下さい。
次回の聖書音読日記を楽しみにしています。
コメント
仏教徒の日本人が聖書を読むとどんなに
なるのか・・・壮大(?)な実験に取り組んで
います。
ところで、ヨハネはこれまでの3冊とは少し
文体が違うようですね。なんだか難しそう。
意味などそんなに気にしないで完読目指します。