散歩日記『曹源寺バザー』で特製Ｔシャツを・・

西日本屈指の臨済宗（禅宗）の大寺、曹源寺は元禄十一年(1691)に、岡山城主池田綱政が児島の郡村にあった永昌庵を当地へ移して菩提寺とした禅宗寺院です。綱政は同寺の境内に自分の寿蔵(墓)を造り、以降の岡山城主の墓も同寺の境内に営まれている。広大な境内は「岡山藩主池田家墓所」として国の史跡に指定されています。

パピー家から徒歩30分足らずの岡山市中区円山にあるこのお寺も散歩コースの一つです。今日（8月3日）はここでバザーが開催されていました。（先日散歩で訪れた時にこのお知らせで知りました）

 

大門脇のお堀には白い蓮の花が、、、もう少し早朝にこなければ・・・

大門（総門）を入ると広大な境内に踏み込みます。

神社仏閣特有の幽玄な空気が漂う中、今日はこんなものが・・・

バザー会場内の「かき氷」のお知らせでしょうか・・・

総門を入り、池をわたって進むと本堂正面に壮大な三門（山門）があります。

この山門は入母屋造、本瓦葺、五間三戸の楼門で、柱は礎盤のついた総円柱です。両側には山廊が付いています。上層の内部には仏壇を設け、中央に宝冠の釈迦と両脇侍を安置、その左右に十六羅漢の木造を並べています。寺創建時の建物だそうです。この山門内で子供お茶席が設けられていました。帰りに寄ろう。

護国山と書かれた山門をくぐると眼前に曹源寺本堂の壮大な建物が現れます。

 
　この本堂、安永九年(1780)に焼失し、現在の本堂は文政七年(1824)の再建だそうです。桁行七間、梁間六間、重層、入母屋造、本瓦葺です。上層正面中央には、綱政筆の「曹源寺」の額を掲げてあります。

内部は三室に区切り、中央の室中だけが格天井、ほかの二室は竿縁天井となっています。仏間の仏壇には、本尊十一面観音を祀り、代々の霊牌を安置してあります。この本堂ではちょうどお昼の読経が行われていました。

バザー会場は本堂脇の曹源寺方丈にて行われていました。

皆さんから持ち込まれたさまざまな品物が並んでいますが、やはりこのお寺のオリジナル品に目が行きます。

原田老師の書かれた色紙や短冊そして掛け軸は、お茶会の席などでよく目にするものです。

この書、表装して約5万円、東京のデパートでは20万円で売られているそうですが・・・。

ウムウム・・・

パピーが買ったのはこのＴシャツです。

胸元には「万古清風」と、そして背中には「和以為貴」と原田老師の筆で書かれたものです。

これを着れば少しは心清く穏やかな日々が送れそうかな・・・

　（曹源寺原田正道老師）

Ｔシャツを買ったパピーはバザー会場を後に、山門の子供お茶席へと行きました。

山門内に実に簡素に設えられたこのお茶席。風雅といえましょうか、実に素敵な茶席でした。

原田老師の短冊のついた七夕笹飾りも風情を一層盛りたててくれています。

（竹葉清風起）と書かれています。

小学校6年生のはなちゃんが今日のお点前さん、そしてその先生が半東さんを

務めていただいているようです。

 

いいですね。このお点前風景。 お菓子の饅頭を頂きます。

 

そしてお運びさんがお抹茶を持ってきてくれたのでカメラを向けると、横を向かれてしまいました。嫌われたのかな～

はなちゃんの点ててくれた美味しいお抹茶をいただきました。

この禅寺には世界各国から禅の修行に若者がやってきています。国際色豊かな禅寺です。今日のこのお茶席にも3人の米国人がやって来ました。

お茶の頂き方を、英単語のみで手ぶり身振りを交えお教えして来ました。

素敵なお茶会風景をララストシーンとして本日のブログは〆させて頂きます。

お立ち寄り頂きありがとうございます。記念にコメントなり、下記の置き手紙なり一筆頂ければ幸いです。

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