いよいよ夏ですね、朝目が覚めて窓を開けるとミンミンゼミがうるさいです。
短い命を精一杯生きている証の鳴き声でしょうか。
さて、今回は読書日記です。
“「散歩」という字が表題にある本“をテーマにした読書日記5作目です。
今回は小川洋子さんの「とにかく散歩いたしましょう」です。
そこでこの本を手にとりました。
(2016年2月12日読了)
まずは手抜きで「読書メーター」にUPした255文字以内に収めた感想文をコピペします。
* * *
小川さんの46編という多くのエッセーが収録された本。例えば親子関係、
ハダカデバネズミの生態、本の背表紙、旅行、奇妙な職業・・・バラエテイ豊かな
内容。多くは小川さんの豊富な読書体験から出てきたものだろう。一番
興味を持ったのは作家が作品を作り出す動機(スタート地点)が本書の中に
チラチラと散りばめられているところ。例えば『物語は作家が自分の頭で生み
出すのではなく、現実世界に張り巡らされた、理屈を超えた計らいの中に
既に潜んでいるものなのだ・・・』等々。既読作品のスタート地点が見え隠れ
したのが楽しかった。
* * *
小川さんの作品に共通している特徴として彼女の視点や発想の興味深さがまずあります。
そして読み始めると小川ワールドに取り込まれてしまって超満喫!
この本はエッセー集で彼女の物事への独特の視点やこだわりが少しづつ出てきて
気楽な形でその世界を往来できるようですね。特に印象に残ったのは
「ハダカデバネズミ」に関する一連の文章でした。はじめて聞いた名前
早速検索してみました。http://www.alpacapacas.com/archives/260
こんな珍獣、彼女は何時何処で知ったのだろうか、でも彼女は実際に
実物と対面するんですよね、そのお話がまた興味深いものがありました。
いまひとつ興味を引いたのは小川さんのご両親や旦那さん、息子さん、飼い犬
ラブラドール犬のラブ、文鳥のブンちゃんといったプライベートな一面も
垣間見えて作品発想の起点らしきところがチラホラが素敵だった。
特に、痴呆になったお父さんに著書を渡すと「こんなに書いたら、
死んでしまう」という反応をされるという一節は強く印象に残っている。
この本のどこを開いても小川さんが傍らにいて、そっと話かけてくれる
ような気がしたので今もベッドサイドのテーブルの上に置いてます。
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前回のハンギングポット園芸のその後を少し報告しておきますね。
一昨日新しい仲間が一つ加わりました。
赤と白の「ガーベラ」です。
昔、花壇に地植えしたことがあるので懐かしく思って買いました。
ふた株で248円でした、お手軽園芸ですね(^^♪
このポットにふた株植えるのはちょっときついような感じですが・・・
赤と白のツートンカラーが素敵でした。
それから以前に植えた日日草、元気いっぱいたくさんの花を楽しませてくれてます。
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□こう暑くては散歩がむつかしいですね、早めに夕食を終えて日が陰ってから
5000歩程度の散歩を心がけていますよ。昨日の散歩歩数:5244歩。
□今日の独り言:先日は障碍者施設で悲惨な事件が起こりましたね。この施設で障碍者のお世話をしていた
元従業員が犯人だったなんて・・・26歳だったかな未だ若者ですよね、少し精神的に異常なようだけど
若者の短絡的な思考と行動は時にみられる現象のようですね。極悪非道な犯人だけど、ここで障碍者の
お世話をずっとしていて特に重症な障害を持った人たちはこうして生きている(生かされている)のは
本当にこの方々にとって幸せなんだろうか・・・という疑問がフト浮かぶこともあったのでしょうね。
彼が「安楽死」を求めているというような報道もあったようですが、そろそろ我が国でも「安楽死」や
「尊厳死」の問題を検討してみることも必要ではないのかな~
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※ ご訪問ありがとうございます。どうぞ素敵な週末をお楽しみlくださいませ。