カタスミ

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』J.K.ローリング著

はい、ハリポタ第三弾です!
実はシリーズで一番好きな話ですが
再読の結果いろいろと印象が変わる…
以下ネタバレあり。































今回から登場のルーピン先生、
実は結構好きなんですけど
今読んでみると、最後の最後で詰めが甘すぎて
おいおい…ってなりますね^^;
同じく今回から登場のシリウス・ブラック、
なんで悪人っぽく振舞っちゃうんでしょうか…
無実なら無実で最初からもっとアピールする訳にはいかなかったんか…

魔法界っていつも思うけど
思いこみが激しすぎる気がするんだよなぁ…
シリウスがハリー狙ってるって
ひと言も言ってないのに
いつの間にかハリーが狙われてる事になってたり、
ハリーが狙われてる事になってるから
シリウスが学校に忍び込んだ後も
ホグズミード行きが中止されなかったり…
どっちかって言うと狙われてるのロンやーん!

クルックシャンクスがスキャバーズ狙うの、
蓋を開けてみたらクルックシャンクスが正義、なんですが
それまでは誰もそんな事知らないんだから
やっぱりハーマイオニーの態度に問題があると思うなぁ。
ちょっと放置しすぎというか、無頓着と言うか…
それでいてその事を全然謝らないのはそりゃロンも怒るよ。
互いに意地の張り合いもあるんだろうけど。

後ハリーの頭に血が上ると何も見えなくなる所
なんとかならんかねぇ…
人の話聞けってのに全然聞かないし、
ちらっと聞いただけの話をそれが真実と疑わないし、
もうちょっと多角的に物が見れるようにならんと…と思ってしまう。
ハリーの1の情報で100知った気になってるのがめっちゃ鼻につくわぁ~www

今回はそれ以上にスネイプ先生が激おこだった訳ですが
一応ハリーの前では自分が殺されかけたからって事にしてましたが
これってやっぱりシリウスのせいでリリーが死んだって思ってるからですかね…?
真相知りながら読むとまた見方が変わってくる…

ハリーの手のひら返しもなかなかひどかった…
シリウスでなく、ピーターが両親を殺したのが分かってから
散々罵声を浴びせていたシリウスに対し
一緒に住んでもいいと思える心境の変化がちょっとどうなん…って思ってしまった…
それだけダーズリーと住みたくないんでしょうが
一応シリウスは冤罪とはいえ今回ロンの足の骨は折ってるからな…?
そこはええんか…?
シリウスに対してはあっという間に手のひら返したのに
スネイプに対しては命助けてもらった事実があるのに
そこ全部なかった事になってるのが不思議で仕方ない…
(まぁ、スネイプ先生もめっちゃ意地悪してるけど…^^;)

今回話にタイムリープ絡んでくるので
時間もの大好きな私には美味しい展開でした。
助けられないと思っていた命を
タイムリープで上手い事助ける辺りは爽快でした。

やっぱりハリポタは伏線の貼り方が自然で上手いなぁ…と思う訳で、
ロン達がたまたま日刊予言者新聞に載って、それを見たシリウスが
スキャバーズに気づくって流れとか上手いなぁ…って思いますわ。
どの辺からスキャバーズが実は…って考えて書かれてたのですかね?
最初からだったらなかなかの策士だと思う…

やっぱりシリーズで一番良い時期って言うのでしょうか、
味方で死人がでない爽快な終わり方が出来る最後のパートなので
この話が一番好きかなぁ…
ただ昔よりハリーの短気にイラっと来る…
こんな所でイラっと来てたらこの後もっとイラっと来そうだわ^^;
後、ジェームズ側の大人達に対しての見方が
昔に比べると完全に変わってますね…
ハリーに感情移入が出来なくなってきているあたり
ああ、年食ったなぁ…って思いますわ^^;
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「小説感想」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事