3月に突然日本語を教える話が来て以来、アップアップと授業の準備に追われて、ずっと
例の英語クラスにご無沙汰しちゃってました。
やっとサバイバルコースもひとり終わって一安心、これからはまた真面目に英語も勉強しようと思います。
なにしろこの1ヶ月間、ものすごく集中して日本語のことだけ考え、授業中は意識して返事や相づちも極力日本語に、と努力していたのですが(これがまたすごく難しい!)日に日に、英語がどんどん壊れていくのがわかりました。思考回路が完全に日本語に戻ってしまって、語順がおかしくなってしまうのです。その上、そうでなくても出てこない単語や言い回しが思い出せないこと!
日本に一時帰国した後だってここまでひどいことにはならなかったので、やはり日本語を教える、ということはそれだけエネルギーの要る作業なのだと思います。英語力の低下はひしひしと感じていたので、極力、夜や空き時間はTVドラマを見るように心がけてはいたけれど、それでは全く追いつかない状態まで落ちていたようです。
と言うのも…今日の英語クラスで。
久しぶりに聞く、何度も復習したはずのイディオムの意味が…思い出せないのです。いつものように先生がイディオムを言っては一人ひとりに当てていくのだけれど…
私に当たったのは
odds and ends というイディオム。
「ああ、知ってるはず、何度もここで教わった、そのたびにノートも取ったはず。思い出せない、なんだっけ…」
答えは、「売れ残り」なのですが、これが思い出せなくて、「散らかっていること」(それはsixes and sevens)なんて答えてしまいました。次に当たったのは、
under the weather
これは「病気、体調が悪い」という意味なのですが、私はまたもや思い出せなくて当てずっぽうの答えを言ってしまいました。moodyとかね。
でもでも、私、本当に今日は運が悪くて、この自分に当たった2つ以外はみんなわかったのです(休んでいる間に習った[on the spur of moment]を除いて)。でも更に運が悪いことに、他の人たちも今日は間が悪かったらしく…
wishy-washy
煮え切らない態度
white lie
お世辞、または相手を傷つけないためにつく嘘
wet blanket
自分で楽しもうとせず他人に頼るヤツ
the tip of iceburg
氷山の一角
the last straw
堪忍袋の緒が切れる
throw in the towel
諦める、負けを認める
take turns
順番に
take it easy
心配しないで、お気楽に
sixth sense
第六感
see eye to eye
合意すること
second nature
天性の才能
run in the family
家族に受け継がれる特徴
red tape
お役所仕事の煩雑な手続き
potluck
持ち寄って分け合うこと
pain in the neck
煩わされること
out of the blue
青天の霹靂
once in a while
たまーに
on the house
タダ!
on purpose
わざと
no wonder
無理もない
make big mountain from a mole hill
物事を大袈裟にする
lemon
ポンコツ
それぞれのイディオムの後ろに白文字で答えを書いておきましたので気になる人は反転して読んでね。
どういうわけか、今まで何ヶ月も繰り返し教わってきたこれらのイディオムを覚えていなかったり、間違えてしまったりする人が続出で。
いつになく厳しい表情でこれだけのイディオムを息つく間もなく質問しまくった先生は、パタンと本を閉じて言いました。非常に穏やかに、でもハッキリと。
「正直に言って、今日私はあなたたちにガッカリしたと言わなくてはいけません。私が今まで長いことずっと教えてきた、繰り返し教えてきた基本的なイディオムをどうしてみんなこんなに覚えないの?
どんな言い訳もできませんよ。これくらいのものが覚えられないようなら、下のクラスに行ってもらうべきかもしれない。ここはビギナーのクラスではないのよ。」
返す言葉もありませんでした。いくら運が悪かったと言っても、私たち全員、これらのイディオムは100%わかって、使いこなせていなければ彼女が教えてくれている意味がないんです。私だって自分の教えた生徒さんがこんなに覚えてくれなかったらどれだけガッカリすることか。
続いて「意味を二つ以上言いなさい」と言われて出された単語。
fresh, kind, last, like, match, lean, left, loaf, mean, pen, box, present, pupil rare, rest, ring, arms...
どれもこれも意味は知っていても、瞬間的に言い換える単語が出てきません。私に当たったのはlike。一つは「positive feeling, pleasent」でももう一つが出てきません。もちろん「~みたいな」という日本語は浮かぶのだけど、英語で何て言ったらいいのか、それこそ「like...」と口走ってしまいます(涙)。そこでは先生が「誰か、彼女が探している単語を手伝ってあげて」と言ってくれて、クラスメートが「similar」と助け船を出してくれました。情けなや…。
先生は、
「こういうときには短い言葉で、よりspecificな言い方をしてちょうだい」と言いました。例えば、何にでもthingとかstuffとかを使うのではなく、キッチン用具だとか、工具だとか、体の一部だとか、そういう
限定された言葉を使って言い換えて欲しい、と。
boxという言葉が当たったとして、「四角い[もの]で…中に何かを入れることができて…」というよりも「四角い入れ物」というビシッとした答えを先生は期待しているわけです。
今日は生徒一同、大きく先生の期待を裏切ってしまいました。クラスの雰囲気がしょぼーんとしてしまいました。
今日の前半は、先生が詩の朗読をして、その内容や作者が伝えたいことを汲み、自分の言葉でレポートする、という課題でした。そのときは、「これは確実に大学レベルの課題だけれど、本当にみんなよくできているわ」とご機嫌だった先生ですが、それだけに後半、簡単なはずのイディオムや単語の定義でコケたので先生も思わず疲れちゃったんでしょうね。
宿題は
1.好きな本の紹介文を、自分とその本との関わりを交えてエッセイにまとめてくる。
2.perfect[a], perfect[v], evil, complain, whine, discuss, disgust (disgusting), helpfull, describe の単語を全部使ったショート・ストーリーを書いてくる。この2つ。(しかし、この一連の単語、今までで一番厄介です。全く繋げようがない…しかも、授業中も宿題のエッセイも辞書の使用は一切禁止)
すっかりヘタレな私の英語も、もっとがんばらなくちゃ!
ジョゼフィーヌのゴージャスなベッドをすっかり我が物にして
くつろぐHopeさん
わたしなんてかんたんにばいりんがるよー。
いばらきべんもはなせてとりりんがるなのよー。
「どうでもいいけど、はみ出てるわよ>Hopeちゃん」
今日もどらどらよろしくお願いします!