合衆国の片隅で新館 2006~

5人と4頭プラスαと2羽と1匹とその他大勢だったアメリカ暮らしは2人と1頭と1匹になりました。

ピアノあれこれ

2023-02-17 | バレエとかピアノとか

ピアノのこと。

去年の夏からショパンのエチュード10-1を始め、グランドピアノが欲しくなり、手に入れ、先生を探し、いろいろ失敗しながらついに理想の先生を見つけました。

ずっと昔、このブログを始めた頃、闇雲に目指していたバレエのレッスンピアニスト。そのプロの先生に巡り会えたのです。先生はヨーロッパの出身で、母国の国立大学でバレエレッスンピアニスト科を主席卒業され、今はこの町のバレエ団や大学で毎日レッスンやリハーサル、ウォームアップの伴奏をしていらっしゃるプロです。

先生には、「あなたならちょっと訓練すれば数ヶ月でデビューできる」などと恐ろしいことを言われていますが、そのレッスンがなかなか受けられません。今バレエのレッスンピアニストは本当に少なくて、ひとり休んでしまうと他の人達が穴埋めに駆り出されるのだそうです。キャンセルにキャンセル。なぜそんなに人手不足なのかと言えば、やはり条件が悪いから…。ヨーロッパでは事情は違うそうですが、アメリカのレッスンピアニストは仕事に見合う待遇を受けていない様子。

あんなに恋い焦がれた職業が、もしかしたら手の届くところに見えてきたところで知ってしまった衝撃の事実です。それでも今やっていること全部放り出して打ち込むべきなのか…。迷いながらピアノに向かってます。

【練習中 レッスン中】

ショパン エチュード 10-1 Waterfall

ショパン エチュード 25-2

ショパン バラード1番

モーツァルト 変奏曲 k331 

スケール ハ長調 3種、クロマティック、アルペジオ3種、属7のアルペジオ4種

即興 コードの基礎から学び直し中

【譜読み済 レッスン待ち】

ショパン エチュード 10-3 別れ

ショパン エチュード 10-4

ショパン エチュード 10-12 革命

ショパン エチュード 25-1 エオリアン・ハープ

ショパン エチュード 25-5

ショパン エチュード25-9 蝶々

ショパン ノクターン 20 遺作

ショパン 英雄ポロネーズ

リスト 愛の夢第3番

ベートーベン 悲愴ソナタ

ドビュッシー 月の光

 

錚々たる曲が並んでいるけど、知り合いの某先生の「楽譜を見てその通りになぞることなんてだれにでもできるの。それは弾けているとは言えない。」というお言葉が刺さります。いや、そもそも楽譜通りになぞれてさえいないんだけどね。

立春を過ぎたらなんとなくお雛様を出したくなりました。

珍しく固まる雪が降ったのでトトロを作った夜、鹿さんが見に来ましたよ。

 

 


ピアノ探しの旅 2

2022-12-01 | バレエとかピアノとか

息子に背中を押され

「グランドピアノ…そうか、今までがんばってきた。何の贅沢もしていないし、よく働いていると思う…いいのかな。」

「値段のチェックだけでもしてこようかな」

「中古が本当にピンキリだということはわかった。でも、例えばこれから1年間働いた分を全部つぎ込んだら?何が買える?」

「どうやって選んだらいいの?」

心はどんどん、手に入れる方向に傾いていきました。

まずはネットで基本的リサーチ。次によく知っているW楽器店に行ってみました。スタインウェイの代理店。中古ピアノは5000ドルのKnabiと14000ドルのBoston。しばらく弾かせてもらって「こんな感じ」を一生懸命掴みました。

次はそこから近いHピアノ社。私が20年前にペトロフアップライトを買った店の支店です。行ってみたら店は予約制で開けるとの張り紙。その後、いくつかの店で同じシステムを見かけました。コロナ以降厳しいのかも。とにかく予約を取って訪問。

この20年の私のパートナー

オーナーは楽器1台ずつ丁寧に説明してくれます。このKawaiにはduprex scaleが付いているからこんな柔らかい高音が出る、とか。このメーカーはああだ、これはこうだ、昔A社が経済的危機に陥った時、助けを求めたのがこのB社。その時B社は協力してくれなかった。そこで助けてくれたのがC社。だから今でもA社とC社は仲がいいんだよ、なんてね。何台も弾かせてもらってまた情報を頭に叩き込みました。

 

次はまた地元のピアノ専門店BaldwinとKawaiの代理店Sミュージック。ざっと20台ほど並んだ中古ピアノ。その並びに数台の新品。そこで出会ったのがEstonia というピアノ。バルト三国のエストニア。国名がブランド名になっている珍しいケースです。

まずは見た目の美しさ。オーナーによると現在、品質と値段の関係で一番コストパフォーマンスの良い優れたピアノメーカーとのこと。弾いてみたその感触、その音…20年前にPetrofのグランドピアノと出会ったときを思い出しました。それまでYAMAHA以外眼中になかった私が一瞬にしてペトロフと恋に落ちてしまった瞬間。当然ながらお値段折り合わず。

でもオーナーとはオットも交えて小一時間、またもや講釈を受けました。もう楽しくてたまらない。先方もある程度話が通じる客だと乗ってきてくれるみたいで歴史から技術的な話から、またピアノ社同士の関係まで(前回の店の話の裏付けが取れる取れる…)そして、店の奥で今オーナーが大事にオーバーホールをしている芸術的かつ歴史的なピアノを見せてくれました。もうこれは美術品。実際、全米の名だたる美術館から引き取りのオファーが来ているそうです。でも、美術館に行ったらこの楽器は楽器としての命を終えてしまう。飾られて終わりでは楽器が可哀想だ、なので彼は多くの人の目に触れつつ、楽器としても使命を全うできそうなところを探しているとか。

…この調子で1軒1軒紹介していたらとても終わらないのでこの辺に。なんたって、この後、地元であと2軒、近隣3州にわたって、3ヶ月で十数軒のピアノ屋巡りをしたのです。試弾も60台くらいほど真剣に。遊び弾きに至っては…。走行距離3000km超。中でもこのHピアノとSミュージックのオーナーたちには長きにわたってアドバイスをもらいました。結局買わない客になってしまいましたが、私が希望のピアノに巡り会えるまで、よく面倒みてくれました。こういう、ピアノそのものに情熱と愛を持っている職人気質の技術者たちの存在がピアノ界を支えているのですね。

各店での試弾記録をパワポに動画付きでまとめていたら重くて開かなくなりました。

この後、憧れのエストニアピアノの中古品を見つけて車を飛ばした先は隣州の大都市のPピアノ。でもエストニアは状態が好みではなかった。ところがその店は現在のペトロフの代理店ということで、何台かペトロフも弾かせてもらいました。さすが9フィートのフルコンサートグレードは最高。でも現実離れしすぎ。中国のHailunというピアノを勧められました。なんと新品でも十分に手の届くお値段。音も、低音を中心にしっかり響く。タッチも良いし、見た目も素晴らしい。一旦引き返して作戦会議。

リサーチやアドバイスの結果、Hailunには歴史がなさすぎて、現在は素晴らしくても10年後の耐久性を誰も知らない、ということでお流れとなりました。今後の評判に期待します。ただ、中国製のピアノは中古で売るときにあまり価値が出ないよ、という言い方をよくされました。うちの場合、たぶん売ることはないと思うのですが、ピアノを買う人にはそこもチェックポイントのようです。

次は更に遠くの大都市シカゴFピアノ社。中古のペトロフが格安で出ていたのではるばる見に行きましたが、うーん。かなり日焼けしているんですね。大屋根の半分くらいが色あせている。問題は色あせではなく、日焼けしている、ということは響板(ピアノの心臓部)への影響も少なからずあるだろう、と技術者に指摘されました。その店では、その日焼けのために格安で出していると説明していました。しかし店の保証はなし。ということで周り中から却下されてお仕舞い。(その後これを買って育ててみる(次々修理しながら)のも面白いかなーなんて思ったりも)

そうそう、上の2州では、州外の消費者に対して消費税を取らないらしいのです。大きい買い物ですから、この10%は大きかった!それもあって諦めるのに勇気が要りました。

結局最終的には、うちの州都にある老舗のGピアノで、私たちが見に行った時まさに「今入ったばかりだよ」と見せられたペトロフIV (5フィート8)と運命の出会いをしました。値段を巡って実はすったもんだがありましたが、終わりよければ…ということで、2回通ってこちらの希望金額を言い、その値段で売ってくれるなら今日決める!と賭けに出たところ、あっさりと「いいよ」って。…ああ、たぶん失敗。もっと強気に交渉するべきだったのです。でも仕方ない。勉強代。人はこうして強くなっていくのですね。

↑ 搬入動画

ともあれ、家にペトロフグランドが来て1ヶ月が経ち、まだまだ蜜月期間です。中古なのでいろいろと不具合も出つつ、その都度店に連絡して対応してもらっています。休みの日はずーっとピアノの前に座ってます。

現在の練習曲

ショパン エチュード10-1 (6月30日に譜読み開始5ヶ月経ってしまいました)

ショパン エチュード25-1 エオリアン・ハープ (何年もやってますが、新しい先生に見てもらってます)

ブラームス チェロ・ソナタ1番 (年末に息子ウーが帰って来るので)

サン・サーンス 白鳥 (上に同じ)

フォーレ エナジー (上に同じ) 他にいくつかチェロの伴奏。

ベートーベン 2台のピアノのためのソナタニ長調 (のだめが2小節で間違えたアレ。年末に娘婿の「け」君と弾く予定)

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次のプライオリティ

ショパン バラード1番 (これも何十年もやっている気がするけれど、今生で仕上げるつもりはなかった曲。某所にて「バラ部🌹」なる部活にサインアップしてしまったのでがんばります。)

英雄ポロネーズ (春頃?譜読みが楽しくて、譜読み終わったら放り出したまま)

ショパン ノクターン 20番 遺作 (最後の35連符が厳しくてなかなか仕上がらず)

ショパン エチュード10-4 (これも譜読み終わってから8年くらい…)

ショパン エチュード10-3 別れ (最難関のところがバタバタのガタガタ)

リスト 愛の夢第3番 (このあたりもいつか「仕上げた」という日が来るのかどうか不明)

ということで。昨今のピアノ事情。お付き合いいただきありがとうございました。このピアノ探しの旅に関して、ご質問等あればお聞かせください。わかる範囲でお答えします。我ながら、ピアノ事情にはわりと詳しくなったと思います。

 

あ!もう一つお知らせが!

実は、オットが五十の手習いというかアラカンの挑戦を始めました!

私から見るとキャプションその他にツッコミどころ多すぎ!なんですけど…生あたたかく見守っていきたいと思います。どうぞIppo Challengeもよろしく!

Happy Holidays!

 


グランドピアノ探しの旅 1

2022-11-20 | バレエとかピアノとか

今年は、ピアノを始めて50年、バレエを始めて30年という記念の年でした。(どれだけ生きてんだよ!と愕然)

5月にはバレエの発表会に。

この発表会直前のtech week、連日ティーンネイジャーたちと一緒のレッスンとリハーサル、さすがにジャンプの回数が多すぎて膝と足首に不調が。今も週に2~3回通っているバレエですが、今までのようにがむしゃらにはできないなと感じています。

 

一方ピアノ。去年はショパンコンペティションが開催されましたね。

 

このCMには泣かされました。そして刺激された私は、またもや無謀にもこの夏から、このショパンの練習曲(エチュード)10-1に挑戦中。テンポ四分音符=40からのスタートです。(推奨はまさかの170)

そんな中…グランドピアノがほしいなあ、という高校生時代からの夢がまたむくむくと大きくなってきました。職場のスタインウェイ1899年製を休み時間に弾いていますが、やはり古くてもボロくてもスタインウェイのグランドピアノ。アップライトとは違います。でも…あと何年弾けるかわからないしなあ、贅沢だよね…と悩んでいたら、遠く離れた大都市で暮らす息子のウーが「夢、叶えなよ」と言ってくれたんです。「もう25年くらいずっと言ってるよね。そんなにブレないって本物だから。」って。

え?25年?何その数字?と思ったけど、28歳の彼にとって物心ついてからの年数が25年。なるほど。実際には40年ほどになりますが、彼にとっては自分の人生全部の長さ。そうか、ブレてないのか。良いのかな、叶えても。

1年位そのために働く、と決めてしまえば買えるよね、とりあえず見に行くか…と出かけた1軒目はお手軽な楽器店。そこからピアノ探しの旅が始まりました。

続く…はず

 

ちなみに…いぬもねこ(注:あいかわらずわるい)も元気です。

 

  

え?アップで見たい?

 


苦節何年?

2019-02-18 | バレエとかピアノとか

覚書。
2019年2月12日
まぐれだけど、人生初のトウシューズでダブルピルエットに成功!しかも2回! 苦節…何年よ?
社宅の友人に教えてもらったバレエサークル時代は床がツルツルのワックス塗りだったこともあり、ピルエットの練習はなし、の10年を差し引いても、アメリカに来て以来17年ですか。。。トウシューズをちゃんと習い始めたのは2012年だったかな。。。それでも7年。やっぱり子どもの数倍かかるって感じなのですかね。

先月辺り、偶然にも週4回の4人の先生それぞれが私のピルエットを見てくださる機会が続き、4人目、4回連続のピルエットレッスンのときに初めて、それまでとは違う感覚がわかったんです。今まで、たまーにまぐれで3回転とかできてたときもあったんだけど、翌週にはガタガタ、また調子が良いときはいいけど、またガタガタで1回転で吹っ飛んでみたり。それが今回は「これから1回転で吹っ飛ぶ必要はないんじゃないか」と思える感覚、プリエのタイミングかな。それが少しわかった気がします。それでも、音楽が速かったりリズムが合わなかったり、プレパレーションが間に合わないと絶対に回れないので、安定にはまだまだなんだけど、今までのようにむやみに何百回回っても上達しない、というところからはようやく一歩抜け出た感じがしていました。

そこで1年ぶりにトウシューズのレッスンも復活。実は去年の冬は1レッスンごとにどこか傷めるというか、傷めなくても痛くてたまらない状態で、ああもうこれでバレエおしまいかな、とまで思いつめ、トウシューズを履く気にもなれずにいました。でも夏あたりから痛みが引き、今はまた調子がいいのでレッスンも辛くない。そこでまたタイミングよくたまたま先生方が私のピルエットを見かねて同時に手を出してくださったので、すべてが上手く行ったのかと。十数年前に通ったフィギュアスケートのクラスでも感じたように、トウシューズだと毎回「できるようになる」というのが実感できるんです。バレエそのものはなかなか上達しない、というか見えない。5年くらい続ければ初心者が初級に入れるかどうかっていうレベルにしか進んでいかない。でもトウシューズやスケートだと「ワザ」があるので一つずつクリアしていける。ゲームみたいに。そこが楽しい。

もっとも、これから安定してトウシューズでダブルが回れるようになるとはさすがに期待していないんだけど、今まで「ありえない」としか思えていなかったものが感覚として「ありえるんだ」とわかっただけで大収穫です。まあ、それにしても怖いです。バレエっていうのは。いつもいつ怪我してもおかしくないと思っているし、トウシューズ履いたらその危険度5割増。でも「できるようになる」感覚が嬉しすぎてやめられない。麻薬ですね。




先生だけがむやみに美しいアダルトクラスにて



あ、覚書ついでにピアノ。今年は年末までにくるみ割り人形全幕と悲愴ソナタ全楽章なんとか弾けるレベルにまではしたいです。
くるみ割りは一番むずかしいのが実はネズミとのバトルシーンとか、なんとなくそこらへんが報われなくて譜読みが進まないんですが。。。ぼつぼつがんばります。



6つめのスタジオへ

2018-07-19 | バレエとかピアノとか
夏がくるたびにバレエのスケジュールが狂って、体がボロボロになります(泣)。コンスタントに週4~5のペースだったものが、朝になったり夜になったり、あっちのスタジオこっちのスタジオ(それはいつもだけど普段以上に不規則になる)、しかもバレエ団がこの夏は午前中のアダルトクラスを全部キャンセルしやがりましたので、新しく別のスタジオを開拓する羽目になりました。

ところがこれが大当たり。ああ、この街の上級アダルトたちはみんなここに来てたのか!以前から名前は聞いていましたが、実際に行ってみたらハイウェイから近いし(ものすごく大事)先生もクラスの雰囲気も良い!窓のないスタジオはあまり好きじゃないけどこの際贅沢は言っていられず、ここにも通うことにしました。コンスタントに通うスタジオ6つめ。。。どこもそれぞれ好きな先生が教えていて絞れないんです。

ここはアダルトクラスとは言っても、夏休みだからだと思うけど、バリバリ現役のYAGPに出てるような子たちもゾロゾロ、クラスの半数近くは男性で跳ぶこと回ること!ここ5年でようやく培った私のかすかなプティ・アレグロへの自信もボロボロ。全然ついて行けませーん。そうでなくてもついに来ました更年期障害というか、ここ数ヶ月は今までのように動いちゃうとあとから痛みが来てどうしようもないので、100%のエナジー投入は不可能です。スモール・ジャンプは32回の2セットが限度。それを超えたら自主休憩w。そんな状態で紛れ込んでしまったクラスは毎回フェッテ付きのコンビネーションで締めるので刺激が強すぎて大変です。

25歳でかなり「なんちゃって」のバレエを始めてそのまま10年。なんちゃってのままアメリカに来て、初めて本格的な教室でレッスンを受け、ほぼやりなおし。10年くらい経ってからようやくあちこちのもっと本格的な先生たちのクラスを受けるようになって、今までなんとか進歩してきましたが、とうとう、進歩の上向きカーブと体力・体調の下降カーブが交差するときが来てしまったようです。もっと早くこの教室を知りたかったなー、とかいやいや、そうしたら激しすぎて続かなかったかも、とか悶々としております。回数減らすか、エナジー投入レベルを落とすか、両方か。。。とか言いながら先週、今週は別のスタジオで大人のインテンシブクラス。無理やりリクエストして「眠り」のサファイアとか教えてもらってこれがまた楽しくてたまらない。

もう少しだけがんばるかなー。



先生が隠し撮りしてた大人の初級・インテンシブのクラス。言ってくれたらその時だけがんばって膝伸ばしたのに~。自分の姿見ると海よりも深く落ち込みます。




「こうしてがんばって歩いてるボクの前でそーゆーこというでちかね。あ、犬はまた一回休みでちよ。」





ナットクラッカー2017

2018-02-10 | バレエとかピアノとか

クリスマスといえば!(2月ですけど)


今年もナットクラッカー(くるみ割り人形)に出演しました。



今年はテック・ウィーク(公演直前の週は、劇場に詰めて最終準備をする)に裏方のお手伝いもできました。


お菓子の国のセット


本番ではこうなりました


土台の状態から飾り付け楽しかった。


他はひたすら細々と縫い物・つくろい物です。


ドロッセルマイヤーさんのマントとか


細~~い子のサイズ合わせとか



大道具係さんには本当に頭が下がりました。






見事なクリスマスツリーに。


大人組


本番には職場からシスターも来てくださいました。



私の2017年ステージファミリー。5人の子持ちです。大人が足りないから~。



お花いっぱい!ありがとう~!

このスクールができて3回めのナットクラッカー。安定してきました。衣装も装置も年々ゴージャスに。そしてダンサーたちのレベルも上がるばかり。どこまで行くんだろう。目が離せません。


久しぶりに濃いバレエの話 なので興味がない人は飛ばしてね

2017-05-11 | バレエとかピアノとか

今日はバレエ団のアダルトクラス。やっぱりなんだかんだ、ここが一番レベルが高いんだなー。かつてセンターでついていけずに立ち尽くして泣きが入ったりしたこともあったっけ。当時と比べるとずいぶんメンバーのレベルが下がってるし、自分のレベルは(カメの歩みとはいえ)それなりに上がってきているから、中級クラスに付いていけないことはほぼなくなりました。石の上にも25年だよ!ちょっと長過ぎないか>自分 ともあれ、これからはどこか遠くない時点で必ず伸びが止まって停滞して、落ちていく瞬間を迎えるはず。その時どうするのかな、って日々考えてます。止めるのか続けるのか。とりあえず、体力的にも、技術的にも、回転もジャンプも、覚える力も、まだ上を向いているというのが自分を唯一褒められるところ。まあ、もとが低かったからなんだけど。。。


ともかく、今日は久しぶりに絶好調でした。センターでの結構速いコンビネーションの中でのダブルピルエット、グラリともせずにゆっくり余裕で降りられて、それが2回連続ブレなかった。先生から声が!
[TAMA, Your pirouette is GOOOOOOD ......... today! ]
最後に「today」が付いたのが正直すぎて、ものすごい笑いのツボにヒットしちゃったのだけども。

ここ数年(これも長いよ!)回転というか、ピルエットだけずっと調子悪かったのです。しかも、2カ月くらい前に未曾有の大スランプを迎え、何がなんだか自分でもわからないうちに「バレエなんてもちろんやったことないしこれからも一生無縁でしょう」という人よりもおそらく回れなくなっていました。ほんとに。よくコドモがふざけてクルッと回るあれもできなくなって。ギャグみたいだった。ほんとうにどうなっちゃってんの状態が2週間ほど続きました。そんなある日、鬼のロシア人教師(だったけど、最近すっかり心身ともに丸くなってる)S君のクラスで。回転を試みるたびにぶっ跳んでいく私を怪訝そうに見ていたS君、眉間にシワを寄せながら「何やってんだ、オマエ?」的に近づいてきたと思いきや、斜め左後ろから私の肩を前に向かってバシンっ! 「肩残ってる。ちゃんと一緒に持ってけ。」その瞬間、呪いが解けて、アラ不思議、ってちゃんとまた回れるようになったのでした。

右回りに左の肩が抵抗していたみたいで。。。それは確かに他の先生にも指摘されていたんだけど、それをどう直せるのかがよくわかっていなかったらしく…。スパルタすごい。体罰バンザイ(違)。すごいよワガノワ(泣)。それからしばらく付きっきりで直してくれたらほぼ「普通にできない人」レベルまで上昇しました。なんて嬉しい。もうすっかりかつての麗しい王子の面影なく、王子役で出てきても王様と見まごうばかりの貫禄を身に着けちゃってるS君だけど、尊敬してます。ちなみに、公演2ヶ月前に「衣装がきつくてさあ」なんて愚痴ってるS君にみんなで「今からアイスクリーム禁止ね!」とかイジったりできるくらいに仲良くもなりました。


そんなわけで、土曜日のS君は直しの天才、火曜日のTちゃんはもうもう、昔々書いたことがあるんだけどええ、そうなんです。あの時の超キュートで元気が良くて、的確でキビキビしたレッスンで憧れの先生に今毎週習えてるの!とにかくとにかく楽しすぎる。水曜日はI。彼女がまた筋肉質で美しくて音楽が踊っているようで、お手本見てるだけで吸い込まれそうで、またレッスンが充実してて、どこよりも長いロンデ・ジャンブ(片側7分ずつ!)に、グラン・バトマンが前横後ろ横各8回ずつという文字通り鬼のようなコンビネーションで毎度死にかけるのに死ぬほど楽しいという夢のレッスン。木曜日のHちゃんは娘みたいな年代なのに、知れば知る程尊敬に値する人物。週4回のレッスンはどの先生も素晴らしすぎて絶対に削れないここ2年です。本当はまだまだレッスン受けたい先生たちがいて、機会があれば飛び込むようにしているけれど、体と時間が足りなさすぎです。恵まれすぎて怖いわ~。


で、今日は右のダブルが調子よくて。それはたぶん、バレエ団のシニア・ソリストバレリーナで、たまにスクールで教えてくれることもあったCもクラスを受けていたおかげ。別のバレエ団からのバレリーナAちゃんも参加していました。やっぱり生で、しかも至近距離で見るとすごいんです、彼女たちって。あの、その、えーと、アナタの頭の上にある身体のパーツは本当に足ですか?手じゃなくて足ですよね?なんでそんなところに足があるんですか?みたいな。でもただ柔らかいだけなんかじゃない。もうなんというか、動きと動きの間の動きまでが美しすぎる。徹底的に筋肉でコントロールされた究極の動き。特に今期でこのバレエ団を離れて別のバレエ団のプリンシパルに迎えられるCの美しさが私にもちょっと魔法のおすそ分けをくれたんです。幸せなレッスンでした。いつかまたCのレッスンを受ける機会がありますように。




とあるクラスにて。かつて一緒にクラスを受けていたGちゃん。その後プロ養成のスクールへ巣立って、最近また町に帰ってきてたまに一緒にクラスを受けている。若い子たちは目の保養!しかしあまり励みにはならず、むしろ「ま、いっか」と諦めてしまう原因になりがちなので注意が必要な50代のワタクシ。



年度末でなんとバレエ団のTシャツが10ドルになっていたのを速攻getしてきました!最近とうとう着替えることもせず、この格好でダウンタウンから運転して帰ってきてしまうようになりました。アメリカ化進行中。日本ではあり得ないなあ。。。





くるみ割り人形

2017-02-08 | バレエとかピアノとか
年末のくるみ割り人形の公式写真が届きました。



夢のような4日間6回公演。ボールダンスは全くの初めてで、バランスの取り方とかバレエとは全く違い、パートナーに体重を預けなければいけないような場面でつい一人で立っちゃったり、思ったより大変で、思ったよりずっと楽しかったです。



”家族”の写真 もうみんな可愛くて、つい春のプロダクションまで「うちの子、いい役もらったかしら」なんて気になってしまうwww


まだ、創立2年経っていないとは思えないレベルです。うちの若い子たち、本当にすごいの。




子ネズミたちのカワイイこと。








ロシア



アラビア




花のワルツ



金平糖と王子


子どもの頃からバレエ習いたかったなー。ちゃんとした教室で。



忙しい理由

2016-12-10 | バレエとかピアノとか
更新思い切り滞っております。実は…



こんなことになっていまして。

ナットクラッカー(くるみ割り人形)のバレエ公演の1幕、パーティゲスト役を外部から呼ぶのですが、そのグループに急遽欠員が!ということでピンチヒッターに駆り出されました。6回公演の3回が終わったところ。去年と同じく、やっぱりどんなに準備してもアクシデントは防ぎきれないのね、と自分のドレスが破れたりしながらつぶやく今日このごろ。あと3回で舞台が終わるともう少し時間ができる…と思いきや、このタイミングで新しい仕事に採用されてしまったという嬉しいやら悲しいやら…。これで今続いてる仕事が3つ、年末お約束の毎日のクッキー作りと、さすがに目が回る忙しさ。

そんな中ですが、いっぽが新しいトレーニングのクラスにサインアップして、今週から本格的に始まります。私がこんな状況なのでオットが一人でがんばります。うぃるち、いっぽが持ってきたノミにかぶれて大変な状態が続き、なんとフロントラインプラスが全然効きません。今日とうとう強い獣医処方の薬に切り替えました。

今年は、何年ぶりかで娘2号フーも一緒に迎える年末年始です。当分忙しそう。
もしもこのままブログ更新ができないようでしたら…

みなさまも、良いお年をお迎えください。



「おむかえください。」


「んがんがんがんが」


(※またゴミコメントが付くようになったので、一時的にコメントを画面認証付きに変えました。お手数おかけします)



今はピアノphase

2016-06-19 | バレエとかピアノとか


バレエ教室があちこち夏のイレギュラーな時期に入ってしまい、週3がやっと。その分の情熱は今、ピアノです。あまりにキミウソにハマり過ぎて…


練習してます。ショパンのエチュード25-5 今まで全然気に留めていなかった曲だけど、主人公:有馬公生の弾く中間部が美しすぎて、俄然やる気に。でも、冒頭部と最後のところ、いまいちわからない~。不安定だし不協和音だし…。




そして今、ペダルが重いんです。。。



前回ピアノ熱が燃え上がったのはのだめで、今回は君嘘って、どうなの自分って感じではありますが、まあきっかけは何でもいいって公生くんも言ってますしね。そして今回はあまりにも大好きな曲が多すぎて何回でも見ちゃうのです。しかし同じショパンエチュードでも10-4、譜読みに1カ月かかってやっと弾き込めるかと思ったけどとんでもない。難しすぎです。一生弾けるようにならないかなー。やっぱりちゃんと習いたい。月に1度でもいいからちゃんとレッスン受けますかね。



全力で応援しちゃうよ

2016-06-02 | バレエとかピアノとか
可能性ってすごい。

古巣のスクールのアダルトクラスで去年の今頃、クラスの足手まといで正直「かんべんしてよー」って思っていた男の子、18ヶ月前に舞台のエキストラを頼まれてバレエを始めて、「自分のやりたいことはこれだったんだ」と気づいたという彼。出られる全てのクラスを受けまくり、半年を過ぎた頃からいきなり本当にに目覚ましい進歩をして、この週末の発表会では立ち居振る舞いから回転、跳躍と、王子そのものの美しいダンサーに成長。なんと名門バレエスクールの夏コースと来年1年間フルのスカラシップを受け、本格的にプロへの道を歩き始めました。

質問しまくってクラスの流れを止めていたのは一時期で、途中からは「とにかくわからなくても付いて行く」ということを自分から身に付けて、いつも真摯にバレエと向き合っていました。背も高く超イケメンで、おまけに生まれつき体が柔らかかったのもあると思います。もちろん初めガチガチだった体が、地道にストレッチをしたのでしょうが、あっという間に縦はもちろん横のスプリッツもできるようになったのはやはり才能に恵まれていたということなのかな。


可能性ってすごい。

若いってすごい。

やる気ってすごい。



涙出そうだったよ~


女の子たちの成長もめざましく、やはりこの古巣のスクールからも離れられない自分に気づきました。でもとうとう、ブーがいたころに幼児だった子たちが最上級になり、ここから下の子たちはほとんど知りません。みんな変わっていくなあ。



今のうちにサインももらっておくべきかしら。



この彼に、実はすごいこと言われちゃったんです。FBで私が「覚えてる?私は一番最初からあなたの成長を見ていたんだよ。だからものすごく感動してるよ。」って書いたら彼が「よく覚えてるよ!あなたと◯◯のいるクラスを初めて受けたとき、あなたたちがあまりに上手なのにびっくりして、きっと元プロのダンサーで引退してから時々クラスを受けてる人なんだろうなって思ったんだ」だって。 彼がどれだけバレエに関して無知だったのかがわかるエピソード。もう、このコメント他の人が見たらどうしようと思いました。

でもね、すぐに飽きてやめちゃうんじゃないかと思っていた自分が恥ずかしいです。無限の可能性を見せてもらいました。この子と一緒にレッスンが受けられて、その進歩を見守ることができて本当に幸いでした。17歳で始めたバレエ。きっと名門スクールでは挫折もあることと想像します。乗り越えて素敵なダンサーになってくれますように。




踊りを見せるということ

2016-01-05 | バレエとかピアノとか
年末から新年にかけての1週間、人生初の5回レッスンに挑戦しました。しかもそのうち4回は、プレ・プロフェッショナルのティーンネイジャーたちのクラスに潜入。アラフィフですよ、ワタシ。。。いやー、目の保養ができた。みんな美しくて❤。それに、めまぐるしいスピードの複雑なコンビネーションを一瞬で理解してプロセスして再現する、そのいかにも脳が活性化してるっぽい集中力限界の緊張感が心地よかったです。ついていけてなかったけどね。

そんな中で先生がちょっとかっこいいこと言っていたので記録。それはセンターでのタンジュが終わり、デガジェに入ったところでした。

「キミたちのデガジェはタンジェとちっとも区別がつかない。それが見えるのはオーケストラシートの観客たちだけだよ。」

オーケストラシートとは言わずと知れた1階の一番良い席です。120ドル?150ドル?

「キミたちが本当にアピールしなければならないのは誰かわかってる?それは4階席の人たちだ。オーケストラシートを買えるような人たちは放っておいたってまた来る。金が有り余っているんだからね。その人達に必死に媚びる必要はない。でも4階席はね、みんななけなしの25ドルを使って君たちの踊りをを見に来ているんだよ、わかる?その、上から見下ろす席に君たちの低いデガジェが見えると思う?デガジェの角度は45度。それ以下はデガジェじゃない。そんなの見せられたら4階席の客はもう戻ってきてくれないよ。4階席にアピールできないようじゃダメなんだ。

この先生はベルギー人。本人曰く、自分はテクニックはさほどではないけれど、観客に見せる力で這い上がったダンサーだと。熊川氏と同じ年にローザンヌに出ていたそうですよ。なるほどね。こういう育て方をしてくれるからこの子たちはこうやって伸びるわけだと感心しました。

去年、新しいアダルト専門のダンススタジオがオープンしたおかげで、アダルトバレエのクラスも毎日、選び放題になっています。本当に恵まれている。だけど、やはりアダルトのクラスはアダルトのクラス。まったりと笑いあり、いたわり合いありで楽しくて大好きでも、たまにプレ・プロフェッショナルたちの張り詰めた緊張感のあるクラスに出るのが少しでも上達していく秘訣かも。今年は、機会があればまた潜入レッスン受けることにします。



「ボクはでちね、ボクはでちね、9歳なんでち。アラフィフどころかアラカンじゃねーかと思うんでちよ。なんでこんなことさせられてんでちかね?」


がんばれよ、うぃるち。やればできる。がんばれ~!
「やでちよ。これ、キライでちよー。でもカステラくれるんならもう1回やってもいいでちよ。」


↑それにしても季節にこの芝生の色…ありえない中西部の異常暖冬。今朝はようやく氷点下になって何故か少しホッとしています。


The Nutcracker

2015-12-22 | バレエとかピアノとか
11月につづいて12月も風邪で寝込み、ようやく復活、気づいたらすっかり年末で、今年もくるみ割り人形三昧の季節。先週一週間は、異次元に吹っ飛ばされたように6日間劇場に詰めていました。
旧知のHちゃんが夫婦で設立して、正式オープンからまだ1年経っていない新しいスクール。かなりのチャレンジだけれど、全幕の伝統的くるみ割り人形公演をしよう! 結果は素晴らしいものでした。主役たちは13歳、14歳。去年の夏には私と一緒にレッスンしていた子たちです。若さもさることながら、週に3回しかレッスンを受けていない私の倍以上は軽く練習を積み重ねている彼らの伸びはめざましく、すでに国際コンクールも射程内…彼らの踊りはもちろんのこと、徹底したプロ意識、仲間意識、自分への厳しさにおばちゃんは涙がちょちょぎれてしまいました。

いやーそれにしてもアメリカだ!という事件が発生、5回公演の第一回め。唯一代役の効かない王子くるみ割り人形(プロ)が妻の出産立ち会いのため欠席という大ハプニング。いやいやいや。すでに予定日過ぎてるし、いつかこうなることはわかりきっていたはず…。とにかく、開演30分前に、スノーキング役にくるみ割り人形の振りをすべて降り写し。スノーのシーンはカット!もちろん2幕のパ・ドゥ・ドウもカット!…という異例の事態となりました。その後赤ちゃんは無事生まれて、王子は夜の部から復帰です。いやもうすごいね。それでもなんとか対応できて、事なきを得たのだからこれでいいのか。。。

それにしても、今回完全フルタイムで舞台袖にいて、緊急時対応と早替り手伝いの御役目をもらいましたが、衣装ってあんなに傷むのね!「不測の事態」ってあんなに起きるのね!念には念を入れて縫い付けた肩紐の、実は反対側が取れたりするのね!…5回めの公演になって突然小さい子のお着替え係が仕事忘れちゃったりするのね…それでもすべて滞りなく、なんとかまとめあげる力は素晴らしい。ダンサーたちの能力も、それを支える裏方たちも、ディレクターも、本当に有能な集団でした。


この集団の一部として働くことができてシアワセでした~

オマケ


超キュートなTiny mouse




発表会終了!

2015-05-19 | バレエとかピアノとか
今年も…いつもと違うスタジオだけど発表会が無事終了。

ティーンネイジャーたちと一緒のwarm upクラスが激しすぎてせっかく頑張った舞台用メイクアップは汗でほぼ流れてしまったりしましたが。



こういう楽屋の風景を



身近で楽しめるだけでも



発表会に出る価値あるな~


なんて思うのでした。過ぎてみれば「もっとがんばれたのでは」と思うのは毎回のことだけど、まあ、出ただけでよしとしましょう。曲は、図々しくもパキータのバリエーションNO.4でした。5人で踊ったので気楽…と思いきやテンポやタイミング、そして位置を揃えるのが難しいこと!!身体のそのものに集中する暇もなく、「合ってる?」「合ってる?」と思い続けて終わったような…


さて、ウェディング準備に専念!



レッスン日記

2015-04-12 | バレエとかピアノとか
どんなに忙しくても、疲れていても休めない、休んだら調子悪くなってしまうのがバレエのレッスン。すでに中毒な感じ。先日、初めて「3回連続でトリプルが回れる」という奇跡が起きまして。涙を流さんばかりに喜んだんだけど、やっぱりまぐれだった。なんだろうなあ。


・素早く立つ
・軸足の膝を完璧に伸ばす
・腕を完全に固定する
・肩甲骨をがっつり寄せる
・スポットしっかり
・首を伸ばす
・胴体ひねらない。軸足側の肩が残らないように。
・プレパレーションから回り始める瞬間、腕を完全に2番に伸ばす
・パッセの脚をちゃんとアンデオールにする
・胴体全体を「ゆでたまご」に

これが全部完璧に守れれば回れるyellow9

↑ここまではわかった

問題は「どうやって全部同時に気をつけることができるのかyellow15」ってことです。あちらを立てれば…じゃないけど、これ全部いっぺんに気をつけるのって本当に難しい。
最後の「ゆでたまご」っていうのは、要するに、生卵は回せないけど、固ゆでにした卵は中身がゆらゆらしないのでくるくると立ったまま回せる、同じ原理なんですね。胴体の筋肉はどこも緩めない。うーん、見てると確かにその通り。こーんなに簡単そうなのにね。。。

ところで最近、某スタジオには妙にやる気のある少年が入ってきて、クラスを質問の嵐にし、中断しまくり、先生つきっきり。ほとんど彼の個人レッスンと化しています。はっきり言っちゃうと、彼の質問は初歩的すぎてわかっていないのは彼だけだから、そのへんは自分で学ぶなり真似てついてくるなりしてほしいと思っちゃうけれど、これがアメリカ文化のすごいところ。「よく鳴くタイヤは油をもらえる」ということわざ通り、先生はとことん彼に付き合うのです。日本だったら「出る杭は打たれ」ちゃうところだけど…。当分なま温かく見守ってあげましょうyellow16。長続きするといいけどね。これでパタッと来なくなっちゃったらがっかりだな。



来月は2つのスタジオで発表会(と言っても小さいstudent showcase)があります。ちなみに発表会の曲は、片方がレ・シルフィードの華麗なる大円舞曲

もう片方のスタジオはパキータの第4バリエーションと白鳥の湖の4羽の白鳥のどちらか、間に合った方をやることになるみたい。。。すごいな。もう1ヶ月切ってるのに振り写し終わってないってとこが本当にすごい。

まあ、どっちにしても、懐かしの「木梨憲武バレエ団」に近いものがあると思うので見る方は楽しいことでしょう。