
かなり遅れてイースター(復活祭)の話題。今年のイースターは4月16日ということで、かなり遅かったわけですが、もうそろそろ1カ月になるんですね。時間が飛ぶように過ぎていく~。

イースターってなんかもう可愛いもの満載のホリデーで、ああ、みんな春に飢えてたんだなあって毎年感じます。

いつもは四角いバターまでこんなになっちゃう。(よく見ると左のウサギに尻尾がない!シスターたちも頭から削るのが忍びなくて遠慮がちに目立たたないところを使ったのだろうなあ。。。)




修道院のイースターはさすがにお客さんも多く、キッチンもそれなりに忙しくて記憶は飛んでるし、写真撮ってる暇もあまりなく、というかタイミング難しいんですよね。テーブルが揃うのはゲストやシスターたちが着席する直前で余裕なくて。

メインはラム脚とこの 雌鶏さんたちだった模様。

西洋料理って肉と果物合わせるの好きよねー。

行事の時だけ白いテーブルクロスが出て来るのですが、そこで現れたこの本格的なアンティーク。なんだかわかりますか。
これ、テーブルクロスからパンくずやらを取り去るための、なんというのか「ほうき(じゃないけど)とちり取り」みたいなもの。いつからここにあるんでしょう。シスターが言うには「私がここに来た1963年にはもう今と同じ姿だったわねえ。ホッホッホ」こういう古いものが普通にゴロゴロあるのが築200年の歴史。壁に並んだ歴代シスターたちの集合写真とかもなんかもう映画みたいで素敵なんです。
何しろ古いものがたくさん。。。
そんな中、最近の私の休み時間は…

こんなお楽しみになってます。

見えるかな?

スタインウェイ!しかも!鍵盤が象牙ですよ。
さすがに、音もタッチもパーフェクトとはいかないけれど、最近ようやくこのピアノとのお付き合いに慣れてきたところ。これからもっと仲良くしてもらえればいいんだけど。どうかなあ。気難しそうだなあ。
実は、100%アメリカンな環境で周りが全員アメリカ人という職場はこれが初めてなワタクシ。日々カルチャーショックの嵐。食べ物から習慣から、人間関係まで。例えば、休日明けに「休みはどうだった?」って聞かないと失礼なんだとか、今まで知らなかったよ!!!自分から聞いたことなんかなかったよ!聞かれたらまあ適当に応えるものだとしか思ってなかったし。ある日ボスが、私の出勤後しばらくしてから「あら!ごめんなさい、あなたの休日がどうだったかも聞かないで失礼だと思った?忘れてただけなのよ。ごめんなさいね」みたいなことを言ってきたので初めてハッとして今での十数年を振り返ると、たしかにそうです。休日に限らず、会ったら必ず「◯◯はどうだった?」って相手を気遣う文化かも!
・・・勉強になります。今まで失礼してきてごめんなさい、私の知り合いのみなさま…って反省しました。
こんなんばっかり。上司のカガミのようなボスに恵まれていますが、私の後に入ってきた新人のオバチャンにめちゃくちゃマウンティングされるとか、これまた新鮮な経験もいたしました。それもボスがうまく収めてくれて感謝です。文化って後から馴染むの本当に大変。とりあえず学んだのは、理不尽な目に遭ったら絶対に泣き寝入りしちゃいけない。すぐ上司に報告すること。日本だったら我慢もしないで上司に報告とかありえない気がするんだけど、ここでは先手必勝。そこで黙っておくとどんどん自分が不利な立場に立たされて、最悪の場合は職場を追い出されるようなケースも有り得る。そうして真実が明るみに出るのは大抵被害者の方が辞めてしまってから、ということになっているらしい。
アメリカの職場、仕事自体はユルいなあ、と感じることしきりなのですが、文化に基づいた仕事のやり方とか、やっぱり厳しいものがあります。とにかく自分を強く持たなくちゃダメ、ということね。控えめにしておくと誰かが気付いてくれて評価される、なんてことはあり得ない。ものすごい勢いでガンガン自己主張する人の方が一目置かれる。『私、これもできるのよ、それも私がやりますわ、シスター。私に◯◯作らせて。すっごく美味しいのよ。』みたいな。うわー、さすがの私もそこまで強くなれない…と思ったけど…がんばらないと。
ともあれ、まあ頑張ってます。

別の意味でのチャレンジ。手書きの数字と筆記体に苦労中。

これくらいなら読めるんですけど、書き置きノートとかもう(泣)

開き直るワタクシ。精進せねば。。。
フランス人の手書文字ってかなり独特で、かなり馴れないと読めないんですが、この手書文字が読めないと、レストランの前の黒板に書かれている「今日のお勧め定食」が読めないのでありました。←多分「メニューが読めない!?それは大変だ!」とばかりにフランス人にとっては大問題だと感じるのでしょうね。(だからかなり早い段階で手書文字を読む勉強をする)
cursive自体はこちらでも小学校で習ってますね。未だに手書きのカードとかは半泣きで読んでいるワタクシです。